同期のN氏のVAIO type S(VGN-SZ80PS)がWindowsの起動中にBSoDするっていうんで、見に行きました。とりあえずmemtest86を一周させてメモリのチェックと、Knoppixを起動させてハード故障などがなさそうなことを確認。
どうやらレジストリが吹っ飛んだようなので、自分の部屋からWindows XPのCDを持ってきて修復インストールしたら直りました。めでたしめでたし。
Windowsの復旧自体は、特にトラブルもなく無事に修復できたのですが、実は本来の作業と関係のない場所でやや苦戦しました。
上記の作業はUSB接続のポータブルDVD-Multiドライブ(Panasonic LF-P967C)でやったわけですが、どうにも起動時にドライブを認識しない。BIOSの起動順序を変更してUSB Optical Driveをトップにしても、完全無視して内蔵IDE HDDから起動してしまいます。
ならば、と内蔵IDEを起動順序から外すも、虚しくOperation System Not Foundと出るだけ。何が何でも無視したいらしい。試行錯誤の結果、電源投入の瞬間にリカバリモードに入るキー(F9かF10だったはず)を押せば良いことがわかりました。
流れとしては、以下のような感じです。
正確には謎の再起動後、変なウェイト時間があって、突如USB DVDドライブを認識し始めます。ESCキーを押してBIOSの出力するメッセージを見るとわかりやすいです。うーん…それにしても変な挙動。
Windowsも直したし、USB DVDドライブの起動順序を戻そうとしたら、なんと戻せない。起動順序からデバイスを外して再起動すると、外した数だけ起動順序のリストが短くなってしまい、戻せなくなります。もー、なんだよこれ、Phoenix BIOSさん頼むよぉ。
初めがこんな状態だとします。
1. USB CD 2. USB FDD 3. Internal IDE HDD 4. Network Excluded Device None
3. にカーソルを合わせてxキーを押します。すると内蔵IDE HDD(Internal IDE HDD)が起動順序リストから外れ、下にいたデバイスは上に繰り上げられます。内蔵IDE HDDは下部(起動順序から除外する欄)に移動され、起動順序リストの最後の番号(4番)は空白になります。
この状態ならばもう一度内蔵IDE HDDにカーソルを合わせてxキーを押せば、起動順序リスト内に戻すことができます。
1. USB CD 2. USB FDD 3. Network 4. Excluded Device Internal IDE HDD
しかし、再起動してしまうと下記のように起動順序リストが一つ短くなります。こうなるともう内蔵IDE HDDにカーソルを合わせてxキーを押しても、起動順序リスト内に戻りません。なんという悲劇でしょうか。
1. USB CD 2. USB FDD 3. Network Excluded Device Internal IDE HDD
起動順序リストを復旧させるにはExitタブにあるLoad Default Settingsで工場出荷時の設定に戻すしかありませんが、当然ながら、今まで頑張った設定は全て消えます。悲しい…。
ノートPCといえばPhoenix BIOSというほど普及しているくせに、なんてひどい作りだ!と憤慨しつつ自分のVAIO type G(VGN-G1)で確かめてみました。我が家のtype GもPhoenix BIOSなのです。
ところが上記の現象は全く発生しません。とんだ肩すかしでした。もしかしてtype S固有のバグ?
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