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2004年3月11日

情報学類工場見学に参加しNHKを見学してきました。放送センターと放送技術研究所を見学(NHKに工場はありません)しました。とても面白かったので、書き留めておきます。
放送センターでは、どの映像を電波に乗せるか制御する放送管理室を見学しました。デジタル地上波放送が始まれば、番組表や補足情報なども電波に乗ります。すると野球延長でドラマの結末が切れた、超ウゼー。なんてこともなくなり、皆幸せ…はさておき。個人的にはビデオテープをビデオデッキに突っ込む機械(アクセッサ)が面白かったです。自動化する意味はありますけど…なんか違うような。
生放送のクローズアップ現代を撮っているスタジオも見学しました。参加者全員カメラをいじらせてもらったほか、なぜカメラ目線で原稿が読めるのか、なぜ照明は一方向か、影へのこだわり…など面白い話が聞けました。

放送技術研究所ではかなりの説明があったので、自分が面白そうだと思ったものをかいつまんで紹介します。丸めて持ち運べる薄いテレビを研究していました。素材は有機ELかポリマーで微小な部屋をつけた液晶だそうです。有機ELは自己発光(燐光)でバックライト不要ですが、発色と耐久性に難あり。液晶は半永久的ですが、バックライトが必要です。どちらも一長一短ですね。
高性能ビデオカメラが3つ紹介されていました。超高速度カメラは 1/1000などで撮影できるため、軟式ボールがたわむ様子などが鮮明に撮れていました。超高感度カメラはCCDでは再現できない、夜景の美しさを再現できます。これは明りを用意できない際の撮影、例えば災害時に有効です。しかも同じカメラで昼も夜も撮影できるというすばらしいカメラでした。解像度が今のテレビの8倍つまり走査線4000本級のカメラも紹介されてました。巨大なスクリーンに映しても汚くならない利点があります。
アナログとデジタルの電波にわざとノイズを入れノイズ耐性を比べる実験で、デジタル放送はノイズに強い一方で、駄目なときはポックリ死ぬ事もわかりました。ま、白黒ハッキリしていて良いか。
無響室という音がまったく反射しない部屋にも行きました。安永先生の提案で全員黙って数秒間の完全無音を体験したところ、無音のはずなのにキーンという激しい音が頭に響きました。人の脳には体内の音や微小な騒音をキャンセルする能力がありますが、完全無音だとそれが仇になるそうですよ。とても貴重な体験でした。
今回の見学を終えて、やはり就職してなんらかの現場に立ちたいと思いました。研究寄りなのかバリバリの現場なのか今のところ不明ですが…。

編集者:すずき(2006/11/19 16:16)

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