目次: 射的
スピードシューティングを始めてから半年ほど経過しました。いよいよ11月末は公式大会(リミティッド - 一般社団法人日本トイガン射撃協会JTSA)です。今までの練習会のタイムをまとめておこうかと思います。
基本的に練習は週1回のみです。たまに練習以外のシューティング系イベントにも行きますが、さほどタイム上達とは関係ないはず。たぶん。
トータルタイムが2種類ある理由は、途中でStage 5の追加が正式発表されたためです。そのため7月まではStage 1〜4の合計(赤い線、右軸)、8月からはStage 1〜5の合計(青い線、右軸)が記録となります。ですが8月以降もStage 1〜4の合計タイムを見たら、今までと比べて上達or停滞が分かりやすいかも?と思い、表示しています。
最初こそ順調に早くなっていますが、ここ2〜3か月は伸びが止まっています、記録は正直だな〜。タイムは80秒台前半、脱・初心者レベル(※)くらいです。もうオジサンだし、あんまり根詰めたり無理するとケガするだけなんで、気楽&気長にやります。
(※)大会の前の公式記録会だと、総合(Hands Up)で84/101位、カテゴリ内(LM)で21/28位でした。
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今日は皆既月食と惑星食(天王星)が同時に観測できる非常に珍しい日だそうです。天王星はさすがに撮影できないでしょうけど、月ならなんとか撮れるだろうと思い、三脚とカメラを持って撮影しました。
肉眼で見ると赤くボンヤリとした月に見えます。先日(2022年9月10日の日記参照)撮った、中秋の名月と比較するとかなり暗いです。
まずコンデジでは暗くて写りません。マニュアルで明るさの限界を狙って設定したものの、私の腕と知識では下記の写真が限界でした……。

コンデジ(CASIO EXILIM EX-ZR1300)で撮影
月の左下に天王星らしき点?が写っています。天王星は青いと聞きましたが、あまりに点が小さすぎて良くわかりません。もしかしたらレンズについたゴミかもしれないです。
奥さんの一眼レフでも撮りました。さすがの高解像度&性能ですが、残念ながらレンズのズーム倍率が足りず非常に小さくしか写りません。

一眼レフ(Canon EOS Kiss X10, Canon EF-S 18-55mmレンズ)で撮影
引き延ばしたところボンヤリした写真になってしまいました。世の写真家が撮影したきれいな写真がたくさんあるので、それを眺めることにします。
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ポッキーの日だそうですが、1(と0)といえば2進数、2進数といえばビット操作ですね(?)。以前 Bit Twiddling Hacks を最新のコンパイラ達に向けて試したときの悲しい結果をメモしておきたいと思います。
試したのはConditionally set or clear bits without branchingという項目で、fがtrueならwとmのビット論理和を、fがfalseならwからmのビットを消去した値を返す処理です。素朴な実装ではif文を使うでしょう。
int cond_set_or_clear1(bool f, int m, int w)
{
    if (f)
        return w | m;
    else
        return w & ~m;
}
さきほどのサイトでは最適化版として、条件分岐をなくす、データ依存性をなくす(スーパースカラプロセッサ用)、2つのバージョンを掲げています。まずは条件分岐をなくした版のコードを紹介します。
int cond_set_or_clear2(bool f, int m, int w)
{
    return w ^ ((-f ^ w) & m);
}
分岐がなくなっています。なんでこれで同じ動作をするのか?は説明が必要でしょう。fがtrueなら -f = -1となり、-f ^ wはwのビット反転(notと同じ)と同じ結果 -1 ^ w = ~wになります。よって右側の括弧内 (-f ^ w) & m = ~w & mです。
あとは~w & mはw = 0, m = 1のビットだけ1になって残り、あとは全部0になります。w ^ (~w & m) はw | mと同じ結果ですが……そう言われてもわかりにくいので表にします。
| w | ~w | m | ~w & m | w ^ (~w & m) | 
|---|---|---|---|---|
| 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 
| 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 
| 0 | 1 | 1 | 1 | 1 | 
| 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 
一方fがfalseの場合、0とみなされるので -f = 0となって、-f ^ w = 0 ^ w = wです。右側の括弧内 (-f ^ w) & m = w & mです。w ^ (w & m) は先ほどとは逆でw = 1, m = 1のビットだけ1になって残り、あとは全部0になります。
最後にwとこの結果をxorすることでwとmがともに1のビットだけ0になりますから、w ^ (w & m) はw & ~mと同じ結果です、が……これも表がわかりやすいでしょう。
| w | m | w & m | w ^ (w & m) | 
|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 1 | 0 | 
| 1 | 0 | 0 | 1 | 
| 0 | 1 | 0 | 0 | 
| 0 | 0 | 0 | 0 | 
次にスーパースカラ版のコードを紹介します。
int cond_set_or_clear3(bool f, int m, int w)
{
    return (w & ~m) | (-f & m);
}
これは先ほどよりシンプルです。左側の括弧はfによらず常にw & ~mで一定で、右側の括弧の値だけが変化します。
まずfがtrueなら -f = -1となり、-f & m = mです。(w & ~m) | mですが、w & ~mはwからmの1となっているビット位置を0にする演算でした。そこにmをorすると消えたビットは再び1になります。すなわちw | mと同じ結果です。
| w | m | w & ~m | (w & ~m) | m | 
|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 0 | 1 | 
| 1 | 0 | 1 | 1 | 
| 0 | 1 | 0 | 1 | 
| 0 | 0 | 0 | 0 | 
次にfがfalseなら -f = 0となり、-f & m = 0です。よって (w & ~m) | 0 = w & ~mになります。
なぜスーパースカラ向けか書いていませんが、w & ~mと -f & mに依存性がなくて同時に演算できるからだと思われます。じゃあ全部これでいいじゃないか?と思われるかもしれませんが、演算回数を見ると、
2つ目の方式: w ^ ((-f ^ w) & m) neg, xor, and, xorの4回の演算が必要 3つ目の方式: (w & ~m) | (-f & m) not, and, neg, and, orの5回の演算が必要
このため同時に演算できないプロセッサの場合は2つ目の方式の方が良いと言えます。
ここまで長々と紹介しておいてこんなことを言うのは憚られますけど。この手のビット魔術は面白いのでつい手を出したくなりますが、最近のコンパイラに対しC言語レベルでの最適化はあまり意味がないです。
論より証拠でGCC 12.2.0の結果から見てみましょう。
あれだけグダグダ語った3つ目の方式でしたが、なんと2つ目の方式と全く同じバイナリになりました。
GCCだけでは証拠として不安でしょうか?では次にclang 15.0.0の結果も見ましょう。
なんと3つ目の方式は「これ分岐じゃね?」と解釈されて分岐に戻されてしまいました。これが分岐に見えるclangはスゴイですね。私はこのコードを見ても分岐には見えません……。
1つ目の方式と2つ目の方式が違うバイナリになるところを見る限り、全くの無意味ではないです。しかし見やすさでは大幅に劣ります。基本は素朴なコードにしておき、遅くて困る場合のみビット魔術に手を出すべきでしょう。
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目次: RISC-V
個人で自社製品を買おうとしたらどうすれば良いか?を調べました。NSITEXEのIPで世の中に出ているものは2種類ありますが、Akaria NS31Aという汎用RISC-V 32bit CPU IPを購入します。
CPU IPそのもの(Verilogのコード)を買うのはライセンス契約等が必要で個人ではほぼ不可能なので、CPU IPを試せるFPGAの購入を検討します。
萩原エレクトロニクスがパートナー企業として評価キットを販売してくれています。しかしNSITEXE NS31Aで検索してもかなり下に評価キットのニュースリリースが出るのみで、製品紹介サイトはありません(NSITEXE製RISC-Vコア評価キット発売について - 萩原電気ホールディングス株式会社)。ニュースリリースですといずれ消えるのでは?大丈夫か……?
ニュースリリースにはAkaria NS31AのEntry Kitの特徴は「発売中」と書いてあるものの、買い方が一切書いていません。この時点で興味のあるエンジニアの3割が脱落すると思います。
めげずに読み進めて下の方にある「NSITEXE製RISC-Vコア評価キット製品紹介」というボタンを押すと、チラシがPDFで出てきます。Interface誌にもこのチラシが載っていました(チラシへのリンク)。
チラシを見ても相変わらず買い方がわからないです。あとQRコードだけという仕様も辛いです。PCユーザーを見捨てないでほしいです。この時点で興味のあるエンジニアの6割が興味を失って脱落すると思います。
めげずにスマホを持ってきてQRコードを読むと、良くわからんQAフォームに飛ばされます(お問い合わせ - 萩原エレクトロニクス)。
出た出た!日本の半導体会社の最大の悪癖「営業にご連絡ください」攻撃です。この時点で興味のあるエンジニアの9割が脱落します。上司に言われて仕事で渋々買う人以外は連絡しませんよ。これ。
QAフォームを見ると会社名が必須で「個人の開発者など用はない、去れ」という気持ちがビシビシ伝わりますが、めげずに「個人ですが何か?」とフォームを埋めてメッセージを送信しました。
しばし待ってみましたが、特に確認メールなどは来ないようです。正常に送れたんでしょうか?不安になりますね。今日はいったんここまでです。買い方がわかったらまた続きを書こうと思います。
中国や台湾のメーカーはボード1つでも売ってくれるし、一瞬で注文できるし海を越えても届けてくれるのに、日本のボードは1日で発注にすら至らないし、すごく面倒くさいです。相当の機会損失していると思います……。
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目次: RISC-V
先日(2022年11月12日の日記参照)送ったNS31Aの評価キット購入についての問い合わせの返事が来ました。あまりに返事が来なくて、メールアドレス書き間違ったかな?って不安だったので安心しました。ちなみに返事の内容は、
とのことです。QAフォームを見た時点で、これBtoB販売しか想定してないでしょ!?とは薄々感じていたので、やっぱりか〜と思いました。
というわけで、何かしらの決定&判断をいただけるまでもう少し待ってみます。
メモ: 技術系の話はFacebookから転記しておくことにした。
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目次: RISC-V
結論を先に言うと「面倒くさいけど個人でも買える」です。
Akaria NS31AのEntry Kitのご担当の方と何度かメールをやり取りしていただけで、あっというまに1週間経ちました。この時間があれば、中国や台湾のボードなら注文、支払いは全て終わって、家に届いていますね。さておき個人がNS31A Entry Kitを購入する場合の条件は下記の通りでした。
最近の便利な通販サービスに慣れきってしまったため、かなり面倒くさいのと、そんなことするの?という驚きでいっぱいです。Amazonや楽天がいかに簡単で素晴らしいかわかります。
B2Bのみの販売経路に、個人への販売経路を追加していただいたのは感謝していますが、企業→個人で「着払い」で物が送られるのは初めてで驚きました。
通常は請求料金に送料を乗せます。3万円のボードなら送料を企業側が負担することも珍しくありません。個人でやっているレベルの小規模小売店もできていることです。払う総額は同じでも、個人側の負担を減らそう、料金を明瞭にしよう、という意気込みが欲しかった……。
企業が着払いを使うのは逆(個人→企業)の方向に送るときです。つまり個人側が送料を負担しなくていいように、企業が着払いで受け取ります。修理時の発送では割と見かけますね。
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目次: 電池
以前購入(2022年2月4日の日記参照)したニッケル水素電池(以降Ni-MH)の充電器Panasonic BQ-CC87は、我が家の古い電池がお気に召さない(HHR-3MRSなど12本, 2000mAh, 09年9月製くらい)らしく充電してくれません。勿体ないですが古い電池は捨てることにしました。
電池がなくなってしまったので新たに買いました。生き残った電池と、新たに購入した電池は下記のとおりです。白黒eneloopは4本ずつ買いました。いずれも単三型です。
生き残った古い電池と、充電器に見捨てられた電池(捨てる予定)の違いは良くわかりませんが、何度やっても充電できず捨てるしかありませんでした。
Panasonic BQ-CC87は放電の機能(Ni-MHを4本使ってUSBバッテリー代わりに使える)もあります。放電機能を使って新しい電池と古い電池の実力の差を見ましょう。
新たに買った白黒eneloopは購入時に充電済みでした。測定条件を揃えるため、どちらの電池も1度放電した後に、満充電+放電します。満充電に必要な電流量、放電できた電流量を、USB端子に付けたRouteRのRT-USBVAQ4QCを使って測ります。結果は下記の通りです。
圧倒的ですね。新旧で1.5倍くらい違います。違いすぎじゃないですかね?10年使えるとかいう話はどこへ行ったのか。しかし新品であっても電池の公称容量1900mAhに対して1275mAh程度しか放電できていない点が気になります。BQ-CC87の放電機能を観察するに、
などなど踏まえて、全容量の7割程度使えたら良い方かな?と仮定すると、
Panasonic eneloop (Ni-MH側) 1.2V x 1900mAh x 4 = 9.12Wh 9.12 x 70% = 6.38Wh (USB側) 5V x 1275mAh = 6.37Wh Panasonic eneloop pro (Ni-MH側) 1.2V x 2500mAh x 4 = 12Wh 12Wh x 70% = 8.4Wh (USB側) 5V x 1761mAh = 8.8Wh
それなりに計算が合います。7割の仮定が妥当かどうかは、後ほど黒eneloopも使って追加検証します(追記: 黒eneloopでも大体7割程度でした)。
BQ-CC87の放電機能を使えば、乾電池もしくはNi-MHがモバイルバッテリー代わりに!と言いたいところですが、常用には全く向きません。新しい電池を使ってさえ公称容量1900mAhをフルに発揮することはなく、古い電池であればさらにヘボヘボです。
役立つとしたら、モバイルバッテリーが壊れたときくらいですね。容量、放電能力(BQ-CC87は1A程度)、重量、サイズ、全てにおいてLi-ionタイプのモバイルバッテリーの勝利です。Ni-MHの勝ち目はありません。
BQ-CC87はあくまでも充電器で、放電機能は緊急時のおまけ機能です……。
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目次: 射的
JTSA Limitedの大会に参加しました。半年間の練習の成果を……と意気込むほどの腕前でもないので、気楽に参加してきました。終始、和やかな雰囲気で良かったですね。自分のスクワッド(squad = 分隊のことか?)はStage 4, 3, 1, 2, 5の順でした。
大会中はタイムを見ていなかったので、各Stageの成功、失敗は自覚がありませんでしたが、最初のStage 4だけは自覚できるレベルの大失敗でした。大会前の弾速チェックで数発撃ったことを忘れていて、外しまくったため弾切れしてホールドオープンしました……ダサいですね。
逆に大成功のStage 2はそれほどうまくいった自覚はありませんが、タイムを見ると自己ベストを更新していました、意外にも良かったです。人間、失敗は強く自覚しますが、成功はあまり自覚できないようにできているのかもしれません。
総合的にはワーストとベストが打ち消しあって普通のタイム(いつもの85秒前後)で、結果オーライですね。成績は総合109位 / 131人、LMクラス28位 / 33人でした。
JTSA Limitedも来年のJTSA Unlimitedも会員登録(1年間有効3,000円)&参加費を払えば(1大会6,000円かな?)参加できます。大会中はルールを詳細に説明しませんから、大会のルールがわからない人はダメです(全員わかっている前提で進行します)が、それ以外の制限はありません。
大会に一人で特攻しても構わないですが、話す相手がいないのも寂しいでしょうし、身近なシューティングレンジで開催されている練習会に参加してみると良いかと思います。
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目次: RISC-V
Akaria NS31AのEntry Kitの注文をしました。下記は実際に送った書類です。住所とか電話番号とか、直筆で名前とか書いてある部分は黒塗りしてます。
いずれも現時点のもので、参考程度です。書式や値段は今後変わるかもしれません。
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