目次: マンガ紹介
久しぶりにお気に入りのマンガ紹介シリーズ。短めの完結作品を2つ。
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DDRメモリモジュールにはSPD (Serial Presence Detect) と呼ばれるEEPROMが搭載されており、メモリモジュールを動作させるためのタイミング設定情報が書き込まれています。PCのBIOSやUEFIは起動時にこの情報を読み出して、メモリモジュールが正常に動作する範囲内にタイミング設定します。
この情報はBIOSやUEFI専用のものではないですから、OS起動後WindowsやLinuxからも読み出すことができます。WindowsだとCPU-Zが有名どころだと思います。
Linuxの場合はdecode-dimmsツールが見やすいと思います。ツールの使い方は非常に簡単なのですが、起動するまでに躓く点があったので、メモがてら簡単に紹介します。
各PCの設定にもよりますが、decode-dimmsを起動したときにこんなメッセージが出る場合があります。
# decode-dimms No EEPROM found, the kernel probably does not support your hardware.
SPDがアプリから見えていないことが原因です。本当に未対応のハードウェアを使っている可能性もありますが、大抵はカーネルモジュールを追加でロードすれば使えるようになるはずです。例えば私のマシンはこんなHWとOSです。
下記のモジュールをロードする必要がありました。ee1004がない場合はeepromでも動作します(警告が出ますが)。
modprobe i2c-piix4 modprobe i2c-dev modprobe ee1004
おそらくi2c-piix4とi2c-devをロードした時点で、i2cdetectを実行するとI2Cデバイスが見えます。
# i2cdetect -l i2c-0 smbus SMBus PIIX4 adapter port 0 at 0b00 SMBus adapter i2c-1 smbus SMBus PIIX4 adapter port 2 at 0b00 SMBus adapter i2c-2 smbus SMBus PIIX4 adapter port 1 at 0b20 SMBus adapter
もし何も表示されない場合はi2c-piix4ドライバが対応していないチップセットを使っている可能性が高いです。Linuxがマザーボードのチップセットに対応しているかを確認する必要があります。
以上のモジュールを全てロードした後に改めてdecode-dimmsを実行すると下記のような出力になると思います。
# decode-dimms version 4.3 Memory Serial Presence Detect Decoder By Philip Edelbrock, Christian Zuckschwerdt, Burkart Lingner, Jean Delvare, Trent Piepho and others Decoding EEPROM: /sys/bus/i2c/drivers/eeprom/0-0052 Guessing DIMM is in bank 3 Kernel driver used eeprom ---=== SPD EEPROM Information ===--- EEPROM CRC of bytes 0-125 OK (0x9BBF) # of bytes written to SDRAM EEPROM 384 Total number of bytes in EEPROM 512 Fundamental Memory type DDR4 SDRAM SPD Revision 1.1 Module Type UDIMM EEPROM CRC of bytes 128-253 OK (0xC6AB) ---=== Memory Characteristics ===--- Maximum module speed 3200 MT/s (PC4-25600) Size 32768 MB Banks x Rows x Columns x Bits 16 x 17 x 10 x 64 SDRAM Device Width 8 bits Ranks 2 Rank Mix Symmetrical Primary Bus Width 64 bits AA-RCD-RP-RAS (cycles) 22-22-22-52 Supported CAS Latencies 28T, 26T, 25T, 24T, 23T, 22T, 21T, 20T, 19T, 18T, 17T, 16T, 15T, 14T, 13T, 12T, 11T, 10T, 9T ---=== Timings at Standard Speeds ===--- AA-RCD-RP-RAS (cycles) as DDR4-3200 22-22-22-52 AA-RCD-RP-RAS (cycles) as DDR4-2933 21-21-21-47 AA-RCD-RP-RAS (cycles) as DDR4-2666 19-19-19-43 AA-RCD-RP-RAS (cycles) as DDR4-2400 17-17-17-39 AA-RCD-RP-RAS (cycles) as DDR4-2133 15-15-15-35 AA-RCD-RP-RAS (cycles) as DDR4-1866 13-13-13-30 AA-RCD-RP-RAS (cycles) as DDR4-1600 11-11-11-26 ...
例えばAA-RCD-RP-RASを見ると22-22-22-52となっています。JEDEC規格(DDR3ならJESD79-3F, DDR4ならJESD79-4Dですが有料)のtAA, tRCD, tRP, tRASのことでしょう。
このうちtAAがREADコマンドによる列アドレス指定からRead Dataが出力されるまでの時間のことで、いわゆるCAS Latencyです。私のPCの場合はDDR4-3200で動作させているので22クロックとのこと。普通ですね。
わざわざPCのケースを開けなくてもメモリモジュールの情報が取得できるのでなかなか便利です。
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本日で10日間(厚労省方式だと発症日が0日目とカウントするので、実際には11日目)の自宅療養が終わりました。やったー。数日前から既に熱も喉の痛みもなく、自宅療養期間が明けるのを待つのみでしたけどね。
近所のスーパーに買い物に行ったところ、10分程度歩いたところで足がガクガクしてきました。10日も引きこもっていると足がおかしくなってしまうようです。お盆休みの残りはわずかですが、少しずつ歩いて復活を目指します。
熱は大したことはなかったです。ほぼ38℃前半くらいで収まり、カロナールも効果抜群でした。何が一番辛かったって、病院に行ったとき真夏の炎天下に1時間半放置されたことです。あの後だけかなり熱が上がりました。あんなことしたらCOVIDじゃなくても熱が上がりますが……。
喉の痛さはなかなかで、5日目くらいまでは水を飲むのがしんどいレベルでした。幸いにも喉の痛さを気合で乗り越えるくらい食欲&元気があったので、特に問題にはならなかったです。もし高熱とダブルパンチで来ていたら、衰弱していたかもしれません。
第七波の勢いは凄まじいです。Twitterを眺めていると、ワクチン打ちたくない系の人たちがCOVID-19になっていて(※)軽症ではあるものの40℃台の高熱が出ているようです。
私もA型インフルエンザに罹ると40℃〜41℃近い高熱が出ますが、かなり辛いです。常にボーっとなって何もできないし、体や関節も痛いです。とまあ、本来はそれくらい熱が出る病気なのに、たぶんワクチンのおかげで38℃台で済んだのは本当にありがたいです。
(※)なぜか彼or彼女らはCOVID-19で高熱が出たと認めるのが嫌?なのか「ワクチンを打った人から謎の高熱をうつされた」的なツイートをするのも特徴の1つです。この世は理解し難い人たちがたくさんいますね。
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ゲーム用PCにWindows 10をインストールしました。最初はTPMを無効にしていたのでPC正常性チェックツールに「Windows 11にできないPCですよ」と怒られていましたが、TPMを有効にすると要件を満たしたようです。ゲーム用なので動けばよくてWindows 11にアップデートする予定は当分ないですけども……。
ところでこのPC正常性チェックツール、左側に「N年経過」の表示がありますが、何に基づいているんでしょうか。
CPU-ZなどでBIOSのRelease Dateを見ると3年前くらいですが、これを基にしているのですかね?

BIOS Release Dateは2018/09/27(アップデート前)
BIOSアップデートしたらRelease Dateも当然新しくなるわけですが、表示はどう変化するかやってみましょう。

BIOS Release Dateは2022/07/25(アップデート後)
アップデートして今年のファームウェアになりました。表示はどうなるでしょう?
経過時間が短くなりました。やはりBIOS Release Dateを見ているだけのようですね。
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