目次: OpenOCD
HiFive1のJTAGを使う際はJ-Linkの設定(tcl/interface/jlink.cfg)を使えばOKです。しかしSEGGER J-LinkのJTAG箱が見当たらないのに、なぜこの設定で動くのか若干気になりました。調べたら納得だったのでメモしておきます。
回路図を見るとマイコンでUSB-JTAG変換を実現しています。USB端子はNXP MK22FN128VLH10(MK22FN128VLH10 Product Information - NXP)に接続されており、このICからJTAGの信号(TDIなど)が出ています。JTAGの信号線はSiFive FE310に接続されています。
なぜ突然NXPのマイコンICが出てくるのか?J-Linkはどこから来た??と思いきや、実はこれSEGGER J-LinkのオンチップJTAG、J-Link-OBというシリーズの1つで使われているマイコンです(参考: J-Link OB Debug Probe - SEGGER)。SEGGER J-Linkは専用のICがあるわけではなく、NXPやSTのマイコンで実現しているんですね、なるほど。
カタログ上はCortex-M/Cortex-A用となっていますが、これはSEGGER独自の機能が使えるか使えないかを表しているのでしょう。JTAGは4つの信号線(TMS, TCK, TDI, TDO)でJTAGのプロトコルを理解するデバイスが相手であれば良くて、CPUの種類は特に気にしないはず……。
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