目次: ROCK64/ROCKPro64
Tinker Boardでサウンド周りを有効にしてlinux-nextを動かしてみたものの、指摘された不具合(2018年12月5日の日記参照)が出ません。
メールではDMAドライバのどこかでクラッシュした、と言われました。サウンド周りのハードウェアはI2Sとコーデックが居ますが、DMAを使うのはI2Sだけです。コーデックmax98090はSoC外部に居ますから、SoC内部のDMAを使う術がありません。
I2Sが原因ならば、SoC内部のハードウェア起因ですから、Tinker BoardだろうがChromebook C201だろうが、ボードに関わらず現象が再現しても良さそうなのに。
Chromebookで使われているグルードライバrockchip-snd-max98090の影響も疑って、Chromebook C201のデバイスツリー(rk3288-veyron-speedy.dts)からデバイスノードの設定をパクってきて、max98090をspdif-transimtterに差し替えて(Tinker Boardにmax98090は搭載されていない)、無理やり動かしてみましたが、特に何事も無く動いてしまいました。
どうやってもChromebook C201じゃないと再現しないのかな?良くわからないバグだ……。
ROCK64のときはアナログオーディオ出力でもHDMI出力でも、SoC内蔵のI2Sハードが動作しましたが、Tinker Boardはちょっと事情が違います。
Tinker Boardにもアナログオーディオ端子は付いていますが、接続先はRK3288ではなくオンボードのUSB Audio(Realtek ALC4040)です。アナログオーディオのためにわざわざ専用USBデバイスを載せるとは、豪華なボードだなあ〜。
というわけで、Tinker BoardでSoC内蔵のI2Sが動くかどうか試すには、アナログオーディオ端子ではダメで、HDMI出力じゃないと本当に動作しているかどうかわからないです。我が家にはデジタルテレビならありますが、ボードからケーブルが届かないですね。
できればHDMIが映せて、音も出せて、ボードの隣に置いても邪魔にならないくらい小さいモニタがあるとベストですが、我が家にそんなもんは無い……。
メモ: 技術系の話はFacebookから転記しておくことにした。少し加筆した。
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