住んでいる賃貸アパートのガスが、都市ガス(大阪ガス株式会社)から、いわゆるプロパンガス(帝燃産業株式会社)に切り替わりました。
腐っても国道沿いですし、一応は都市部に分類される地域のはずですから、プロパンから都市ガスに切り替わるならまだしも、その逆というのはあまり聞いたことがないのですが…。
筑波に居た時はプロパンでしたが、ガス代が妙に高かった印象しかありません。今は3,000〜7,000円程度で済んでいるガス代が、来月以降どれほど跳ね上がるやら、恐ろしい限りです。
何となく都市ガスとプロパンガスって呼んでますが、そもそも何が違うのか?が気になったので、調べてみました。
都市ガスは液化天然ガス(LNG, Liquefied Nature Gas)といってメタンを主成分(90%以上がメタン)とするガスです。メタン100%だと火力が弱いので、ブタンやプロパンを後から足して、火力を強くするそうです。
我が家に来ていた都市ガスは13Aという、一番発熱量が高く(13)一番燃焼が遅い(A)タイプです。1m^3のガスを燃焼させると45MJの熱量が得られます。
参考: 東京ガス: ガスご利用ガイド/都市ガスの熱量・圧力・成分
ガス器具に「プロパン用」「13A用」などと書いてある理由は、この発熱量と燃焼速度にあるそうです。例えば13A用のガス器具に想定していない燃焼速度のガス(例えば6Cなど)を使うと、燃えるのが速すぎて、本来ガスが燃えるべきではない場所で燃えてしまい、器具の異常加熱や事故に繋がります。
一方のプロパンガスは液化石油ガス(LPG, Liquefied Petroleum Gas)といってプロパンを主成分としたブタンとの混合ガスです。プロパン100%ではないので、プロパンガスという呼び方は本来正しくないようですが、何を今更…な感があります。
我が家に来ているLPGは家庭用なので恐らく「い号液化石油ガス」という、プロパンの含有量が最も高いタイプです。1m^3のガスを燃焼させると約100MJの熱量が得られますので、単純な火力としては都市ガスよりも上です。でも単価が高いから相殺されます。
参考: 日本LPガス協会: LPガスの概要: LPガスの規格
参考: 経済産業省 〜LPガスを安全に使うために、LPガスの基礎知識〜
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