先日(2014年10月20日の日記参照)カクカクの悲しい波形を披露してくれたCreative Sound Blaster Play! を分解しました。
Creative Sound Blaster Play! の24kHz Sin波出力(fs = 48kHz)の悲しい波形
分解方法は、こちらのサイト(2012年1月22日日曜日 - Sound Blaster Play! の分解方法)を参考にして、LEDの横と、ヘッドフォン端子の横の爪を外しました。ケースにラジオペンチの痕が若干残りますが、壊れたりはしません。
Creative Sound Blaster Play! の分解写真(全体)
Creative Sound Blaster Play! の分解写真(ケースを開けた)
基盤が気になる人も居ると思うので、基盤の写真2枚は縮小せず貼り付けておきます。でも、基盤のシルクは読めますが、LSIの品番が読めませんね…。写りが悪くて申し訳ない…。
Creative Sound Blaster Play! の分解写真(LED側)
Creative Sound Blaster Play! の分解写真(DAC側)
実はGoogleで画像検索するとドンピシャの分解写真が出たりしますが、気にしないでおきましょう…。
基盤に載っているLSIはLED側のK93C46(EEPROMかな?)と、DAC側のC-Media CM119というUSB Audio用DACの、たった2つだけです。基盤にホットボンドがのたうち回っていて、組み立てた人のヤケクソ度合いが感じられます…。
DACのメーカーサイトはこのリンクからどうぞ。データシートをもらうにはC-Mediaにメールアドレスの登録をする必要があるようですが、Googleで検索するとデータシートが落とせるサイトが見つかります。良いのかこれ…?
ちなみにCM119のデータシートに載っているリファレンス回路図と、Sound Blaster Play! は非常に似た作りになっています。基盤設計もほぼ省略の徹底的なシンプルさですね。これが安さの秘訣かなあ。
以前の日記(2014年10月18日の日記参照)の続きです。手持ちのUSB-DAC(Creative Sound Blaster Play!)の波形を見てみました。
測定方法は前回同様です。96kHz設定ができないデバイスのため、USB-DACのfsは48kHz/16bitとし、24kHzのSin波を再生しています。
Creative Sound Blaster Play! の24kHz Sin波出力(fs = 48kHz)
グラフが中心からずれているのは設定ミスではありません。この製品は無音でも常に直流成分が出ていてます。いかにも矩形波を合成しました、と言わんばかりに波形がガタガタしているのも特徴的です。
この製品は3000円を切る安さと、手軽に使えるのが小ささが売りなので、音の良さにこだわりはありませんが、それにしたって、もうちょっとマシにはできなかったんでしょうか…?
目次: PC
以前の日記(2014年10月13日の日記参照)の続きです。ノートPCに繋いでいるUSB-DAC(ONKYO SE-U33GXV2)のサンプリング周波数の設定を48kHz/16bitと96kHz/16bitで切り替えた時の差を調べました。
サンプリング周波数(以降fsと言う)が48kHz/16bitの場合、24kHzまでの音が再生でき、fs = 96kHz/16bitの場合、48kHzまでの音が再生できます。従って48kHzの音を再生しようとしたとき、fs = 48kHz/16bitのときは鳴らず、fs = 96kHz/16bitの時に鳴れば、設定が効いている、ということになります。
ただし48kHzの音は超音波なので、人には聞こえません。鳴っているか?鳴っていないか?の判定は、オシロスコープ(Tektronix TBS 1052B)で見ます。
結果だけ先に言えば48kHz/16bitの時は何も鳴らず、96kHz/16bitの設定の時は48kHzの非常に綺麗なSin波が見えました。
ちゃんと設定効いてるんですね。相変わらず私が聞いても、鳴ってるのか鳴ってないのか、何一つわかりませんけど…。
測定用のデータとしてfs = 96kHz/16bitで48kHzのSin波を作ります。用意するのが面倒くさい人は、下記リストの一番下にあるWAVファイルを使ってください。
USB-DACのfsを96kHzに設定(※1)し、USB-DACのPHONE出力とオシロスコープを繋いで(※2)、先のWAVファイルを再生するだけです。
(※1)コントロールパネルの [サウンド] - [スピーカーSE-U33GXV Audio] を右クリックして、[プロパティ] - [詳細] タブ - [既定の形式] で [16ビット、96000Hz(スタジオの音質)] を選択します。
(※2)普通のオシロはBNC端子なので、ステレオミニのピンプラグが刺さりません。今回はステレオミニ → RCA → BNCと変換しました。機材はAmazonで全部揃います。
測定の結果です。まずはONKYO SE-U33GXV2から。fs = 96kHzのときは下記の波形が出力され、fs = 48kHzにすると何も出力されなくなります。
ONKYO SE-U33GXV2の48kHz Sin波出力(fs = 96kHz)
波形はノイズもなく非常に綺麗です。さすがONKYOさん…。
比較用にノートPCの内蔵音源(Conexant 20671)の測定結果も載せます。音量はほぼ同じで、fs = 96kHz、再生するデータは同じです。
ノートPC内蔵音源 の48kHz Sin波出力(fs = 96kHz)
音を大き目(ボリューム50)にして測定しているので目立ちませんが、全体的にノイズが載っていて波形がガタガタです。また、ところどころに「ヒゲ」のようなノイズが載ります。
全体のノイズやヒゲノイズの大きさは音量によらず一定のようで、音を小さ目にするとより顕著に見えます。
日記を見返すと、ノートPC内蔵音源の「サー」というノイズが気になる(2013年3月16日の日記参照)と書いてあるので、ここまで盛大にノイズが載ると、素人の私でも気づくようです。
< | 2014 | > | ||||
<< | < | 10 | > | >> | ||
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
- | - | - | 1 | 2 | 3 | 4 |
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | - |
合計:
本日: