せっかく年休を取ったのに、雨、というか台風来てるし…。
前回(2013年6月13日の日記参照)こんなこといいな、できたらいいな、とウダウダ書きましたが、結局何がしたいのか?を考えてみました。
条件2(ガベージコレクション)と3(標準ライブラリ、GUIライブラリ)についてはalloc/freeは面倒くさい、車輪の再発明は面倒くさい、という普遍的な悩みですから特筆することはないでしょう。引っかかるのは条件1(unsigned型の存在)です。
条件1がなくて困るのは「バイト列のMSB側からNビット取ってきて、数値として返す」処理(※)が返すべき数値が、signedだったり、unsignedだったりして扱いが面倒くさいことです。
例を挙げると、あるバイト列から3ビット取ってきて3'b101というビット列が得られたとします。得られたビット列を5と解釈すべき場合と、符号拡張して -3と解釈すべき場合があるということです。
(※)MPEGの仕様書なんかでgetbits() という関数が出てきますが、まさにアレです。
単にNビット整数値の符号拡張をしたいだけであれば、下記のようにすればunsigned型なんて要りません。
/**
 * Sign extension.
 * 
 * @param v Value
 * @param n Bits of v
 * @param s 0: don't sign extension, 
 *          otherwise: do sign extension
 */
long long signext(long long v, int n, int s) {
    long long sb, mb;
    if (n == 0) {
        return 0;
    }
    sb = 1LL << (n - 1);
    mb = (-1LL << (n - 1)) << 1;
    v &= ~mb;
    if (s && (v & sb)) {
        v = mb + v;
    }
    
    return v;
}
さらに言えばRubyのように無限長整数を扱える言語の方がオーバーフローを考えなくて良いという点で有利である、とすら言えるでしょう。
あれだけ長々書いたくせに自己解決しちゃったよ、非常に迷惑だね!
でも、なんだろうこのコレジャナイ感は…?
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最近、自習を兼ねて、バイナリ解析するアプリを書いていますが、言語が備えていると(私が)嬉しい3つの条件があります。
個別にみると珍しくない条件で、3つの条件を満たす言語もこの世に既にありそうですが、今のところ「コレだ!」というものが見つからず、気分がモヤモヤしています。
初めはCで書いていましたが、条件2と条件3がない辛さに耐えられなくなりました。リストや連想配列の再発明は、それはそれで楽しいけれど、やりたいこととは関係ないんです。
次はC++ with Boehm GCで書きましたが、条件3に躓いたときGTKにぶち当たって挫けました。決して悪いライブラリではないのですが…。
今はJavaで書いていて概ね良好ですが、条件1のunsigned型がないため細々した部分で面倒くさいです。
一番条件が合うのはVisual C# .NETでしょうか。条件3のLinuxサポートが微妙か?Monoの気分次第ですね。変わり種としてD言語も条件合いそうですが、使う気があまり起きません…なぜでしょう。
スクリプト言語の手軽さには心惹かれていて、ぜひ使いたいところですが、RubyやPythonはやはり条件1が満たせません。Javaと同様でunsignedがないのです。
ブラウザベースのJavaScriptや、ゲーム界で大人気のLuaも心惹かれていますが、どうも整数値という概念がなく、全て浮動小数点として扱われるようで、演算、特に除算とビットフィールドの扱いが面倒くさそうです。
時代の流れ的に整数型ってなくなる方向みたいですし、今後に期待しても望みは薄いかもしれません。うむむ…困ったね。
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部下のやる気を「完全に抹殺」する管理職様の心得を川柳にしてみた。
メモ: 技術系?の話(なのかな…これ)はFacebookから転記しておくことにした。
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