ってhdk氏が言ってたので、別に良いんじゃない?と思ってたんだけど、本当にいいのかどうか、簡単に考察してみました。せっかちさんのために結論だけを恐れずに言えば、Full HDは映画館で大抵の人にご満足いただける画質だと思われます。
結論では一応ああいう風に書きましたが、映画の画質は一概には言えません。
この議論は限定された条件下での考察であって、全ての場合において適用される物ではありません。議論の一人歩きは怖いので、きっぱり断りを入れておきます。
ご理解いただけたところで、以下、考察と説明をしたいと思います。
前提が何もないと考察できませんので、下記の前提を置きます。この条件が本当に妥当かどうかは私にはわかりませんが…、あまりにも変だったら教えてください。
視聴者が縞々をじっと見たときに縞々が見分けられれば、映像の解像度<目の分解能であり、映像にアラがあれば気づいてしまうと言えます。縞々が見分けられなければ、映像の解像度>目の分解能であり、アラがあっても気づかないと言えます。
視力とはヒトの目の分解能の逆数です。簡単に言うと2.0なら0.5分、1.0なら1分(1分は1度の1/60)を見分けることができるという意味です(ただし静止画&視野中心部のみ、の話)。
45度は2700分に相当しますので、視力1.0なら2700本の縞を見分けられます。0.8なら2160本、0.6なら1620本です。
さてFull HDの横方向の線数は1920本です。つまり1920本/2700分 = 0.71本/分 ですので、1分の視角に0.71本の縞が映ることになります。
といってもわかりづらいので、Full HDはヒトの視力に換算して1920本/2700分 = 0.71以上のヒトだけが見分けられる細かさ、といった方が良いでしょう。
まとめるとFull HDの白黒縦縞映像を視角45度の位置で見ている場合、少なくとも視力0.71未満であればご満足いただける(=アラが見えない)画質であると考えられます。
家庭用のイメージが強いBDですが、Full HDの解像度は伊達じゃないです。映画館で映しても案外捨てたモンじゃない画質が得られそうですね。
今回は厳しい条件(中心視野&静止画)で前提を置きましたが、周辺視野で見ている場合や、動画を見ている場合は、ヒトの目の分解能はさらに下がると思われますので、メチャクチャ近くで見ない限り解像度のアラには気づきません。きっと!
でも一番重要なのはスクリーンに何が映っているか、ですよね。俺は映画を見に来たのであって、解像度を見に来た訳じゃないもんね。
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