JavaTM 2
Platform
Std. Ed. v1.4.0

java.util
クラス Calendar

java.lang.Object
  |
  +--java.util.Calendar
すべての実装インタフェース:
Cloneable, Serializable
直系の既知のサブクラス:
GregorianCalendar

public abstract class Calendar
extends Object
implements Serializable, Cloneable

Calendar は、Date オブジェクトと、YEARMONTHDAYHOUR などの整数フィールドの間で変換を行うための抽象基底クラスです。Date オブジェクトは、特定の時点を表し、ミリ秒の精度を持っています。Date クラスについては、Date を参照してください。

Calendar のサブクラスは、特定のカレンダシステムの規則に従って Date を解釈します。プラットフォームでは Calendar の具象サブクラスとして GregorianCalendar が提供されます。将来のサブクラスでは、世界のいろいろな場所で使われる多種の暦を表せるようになるでしょう。

ロケールに依存する他のクラスと同じように、Calendar では、この種の一般に役立つオブジェクトを得るためのクラスメソッド getInstance が提供されます。CalendargetInstance メソッドは、Calendar オブジェクトを返しますが、この時間フィールドは現在の日付と時刻に初期化されています。

 Calendar rightNow = Calendar.getInstance();
 

Calendar オブジェクトでは、特定の言語およびカレンダスタイル (日本のグレゴリオ暦、日本の旧暦など) に対して、日付と時刻のフォーマットを行うときに必要なすべての時間フィールド値を生成できます。Calendar では、特定のフィールドとその意味の両方によって返される値の範囲が定義されます。たとえば、年度の最初の月には、すべてのカレンダについて値 MONTH == JANUARY があります。他の値は、ERA および YEAR などの具象サブクラスで定義されます。詳細は、個別のフィールドドキュメントおよびサブクラスドキュメントを参照してください。

Calendarlenient の場合は、作成されるよりも広い範囲のフィールド値が受け取れます。たとえば、厳密ではない GregorianCalendar では、MONTH == JANUARYDAY_OF_MONTH == 32 が 2 月 1 日として解釈されます。厳密な GregorianCalendar では、範囲外のフィールド設定が指定されると例外がスローされます。get() の戻り値によって、カレンダでフィールド値が再計算されると、そのフィールド値が正規化されます。たとえば、GregorianCalendar では、1 から月の長さまでの DAY_OF_MONTH 値が常に作成されます。

Calendar では、週の最初の日および最初の週の最小日数 (1 から 7) という 2 つのパラメータを使用して、ロケール固有の週 7 日が定義されます。これらの数は、Calendar が構築されるときにロケールリソースデータから取得されます。また、API によって明示的に指定されることもあります。

WEEK_OF_MONTH フィールドや WEEK_OF_YEAR フィールドを設定または取得すると、Calendar では月または年の最初の週を参照点として決定する必要があります。月または年の最初の週は、getFirstDayOfWeek() で始まり、その月または年の少なくとも getMinimalDaysInFirstWeek() の日数を含む、もっとも早い 7 日間として定義されます。...、-1、0 という番号が付けられた週は、最初の週より前にあります。2、3、... という番号が付けられた週は、最初の週より後ろにあります。get() によって返される正規化された番号付けとは、異なる場合があります。たとえば、特定の Calendar サブクラスでは、1 年の週 1 の前の週を、前年の週 n として指定することがあります。

複数の時間フィールドから Date を計算する場合、2 つの特別な状況になることがあります。つまり、Date を計算するための情報が不足している (年と月だけで日がない)、または情報に一貫性がない (たとえば「Tuesday, July 15, 1996」で、July 15, 1996 は実際には Monday) 場合です。

情報が不十分である - このカレンダでは、デフォルト情報を使って不足している情報を補います。これは、カレンダによって異なります。グレゴリオ暦の場合、フィールドのデフォルト値は、その期間の初めの値です。つまり、YEAR = 1970、MONTH = JANUARY、DATE = 1 などです。

情報に一貫性がない - フィールドが矛盾している場合、カレンダはあとに設定されたフィールドを優先します。たとえば、日付を判定するときには、カレンダは次のフィールドの組み合わせのどれかを探します。もっとも最近に設定されたフィールドによって判定される、最新の組み合わせが使用されます。

 MONTH + DAY_OF_MONTH
 MONTH + WEEK_OF_MONTH + DAY_OF_WEEK
 MONTH + DAY_OF_WEEK_IN_MONTH + DAY_OF_WEEK
 DAY_OF_YEAR
 DAY_OF_WEEK + WEEK_OF_YEAR
 
時刻の場合
 HOUR_OF_DAY
 AM_PM + HOUR
 

注: 一部の非グレゴリオ暦では、あいまいさを完全になくすために、異なるフィールドが必要になる場合があります。たとえば、アラビアの昔の天文暦で表わすには、年、月、月の日、および場合によっては曜日が必要です。

注: 一部の特別な時間では、その解釈があいまいになることもあります。その場合には、次のように解決されます。

  1. 23:59 は一日の最後の分で、00:00 は翌日の最初の分になります。したがって、1999 年 12 月 31 日 23:59 < 2000 年 1 月 1 日 00:00 < 2000 年 1 月 1 日 00:01 となります。
  2. 歴史的に厳密なわけではないが、真夜中は「am」に、正午は「pm」に属する。したがって、同じ日の 12:00 am (真夜中) < 12:01 am、および 12:00 pm (正午) < 12:01 pm

日付や時刻のフォーマット文字列は、カレンダの定義の一部ではありません。これらが実行時にユーザによって修正可能で、オーバーライド可能である必要があるためです。日付をフォーマットするには、DateFormat を使用してください。

フィールド操作メソッド

Calendar フィールドは、set()add()、および roll() という 3 つのメソッドを使用して変更できます。

set(f, value) では、フィールド fvalue に変更されます。さらに、フィールド f が変更されたことを示すように内部メンバ変数が設定されます。f はただちに変更されますが、カレンダのミリ秒は、get()getTime()、または getTimeInMillis() が次に呼び出されるまで再計算されません。このように、set() を複数回呼び出しても、複数の不要な計算が行われることはありません。set() を使用してフィールドを変更すると、フィールド、フィールド値、およびカレンダシステムによって他のフィールドも変更されることがあります。さらに、get(f) では、フィールドが再計算されたあとに必ず value が返されるとは限りません。これらの詳細は、具象カレンダクラスによって決定されます。

: 最初に 1999 年 8 月 31 日に設定された GregorianCalendar を考えます。set(Calendar.MONTH, Calendar.SEPTEMBER) を呼び出すと、カレンダが 1999 年 9 月 31 日に設定されます。これは一時的な内部表現であり、getTime() を呼び出すと 1999 年 10 月 1 日になります。ただし、getTime() を呼び出す前に set(Calendar.DAY_OF_MONTH, 30) を呼び出すと、set() 自体のあとに再計算が行われるために、カレンダが 1999 年 9 月 30 日に設定されます。

add(f, delta) では、フィールド fdelta が追加されます。これは、2 つの調整によって set(f, get(f) + delta) を呼び出すのと同じです。

Add rule 1。呼び出しがフィールド f で発生したモジュロオーバーフロー delta になる前に、呼び出しでフィールド f の値を引いたあとの f の値です。オーバーフローは、フィールドの値が範囲を超えて、その結果次の大きいフィールドが増分または減分され、フィールドの値がその範囲に入るよう調整された場合に発生します。

Add rule 2。小さいフィールドが不変式であると予想される場合に、フィールド f が変更されてから最小値または最大値が変更されたために、その前の値と等しくならないと、フィールドの値はその予想される値にできるだけ近くなるように調整されます。小さいフィールドは、小さい時間の単位を表します。HOUR は、DAY_OF_MONTH よりも小さいフィールドです。不変式ではないと予想される小さいフィールドは、調整されません。カレンダシステムでは、不変式であると予想されるフィールドが判断されます。

さらに、set() とは異なり、add() ではカレンダのミリ秒およびすべてのフィールドがただちに強制的に再計算されます。

: 最初に 1999 年 8 月 31 日に設定された GregorianCalendar を考えます。add(Calendar.MONTH, 13) を呼び出すと、カレンダが 2000 年 9 月 30 日に設定されます。8 月に 13 か月を追加すると翌年の 9 月になるため、Add rule 1 によって MONTH フィールドが 9 月に設定されます。DAY_OF_MONTHGregorianCalendar では 9 月の 31 日にはできないため、add rule 2 によって DAY_OF_MONTH がもっとも近い可能な値の 30 に設定されます。これは小さいフィールドですが、GregorianCalendar で月が変更されるときに変更が予定されているため、DAY_OF_WEEK はルール 2 によっては調整されません。

roll(f, delta) では、大きいフィールドを変更せずにフィールド fdelta が追加されます。これは、以下の調整によって add(f, delta) を呼び出すのと同じです。

Roll rule。呼び出しのあと、大きいフィールドは変更されません。大きいフィールドは、大きい時間の単位を表します。DAY_OF_MONTH は、HOUR よりも大きいフィールドです。

: GregorianCalendar.roll(int, int) を参照してください。

使用法モデルadd() および roll() の動作を動機付けするために、月、日、年、および基本となる GregorianCalendar の増分ボタンと減分ボタンがあるユーザインタフェースコンポーネントを考えます。インタフェースで 1999 年 1 月 31 日が読み込まれ、ユーザが月増分ボタンを押すと、何が読み込まれるでしょうか。基本となる実装で set() が使用される場合は、1999 年 3 月 3 日が読み込まれます。1999 年 2 月 28 日となるほうがよいのですが、さらに、ユーザが月増分ボタンを再び押した場合は、1999 年 3 月 28 日ではなく 1999 年 3 月 31 日が読み込まれる必要があります。元の日付を保存して、大きなフィールドが影響されるかどうかによって add() または roll() を使用することで、ユーザインタフェースがほとんどのユーザが直観的に期待するとおりに動作します。

導入されたバージョン:
JDK1.1
関連項目:
Date, GregorianCalendar, TimeZone, DateFormat, 直列化された形式

フィールドの概要
static int AM
          真夜中から正午の前までの時間を示す AM_PM フィールドの値です。
static int AM_PM
          get および set のためのフィールド値で、HOUR が正午より前であるか後であるかを示します。
static int APRIL
          4 番目の月を示す MONTH フィールドの値です。
protected  boolean areFieldsSet
          fields[] が現在設定されている時刻と同期をとっている場合は true です。
static int AUGUST
          8 番目の月を示す MONTH フィールドの値です。
static int DATE
          get および set のためのフィールド値で、月の日を示します。
static int DAY_OF_MONTH
          get および set のためのフィールド値で、月の日を示します。
static int DAY_OF_WEEK
          get および set のためのフィールド値で、曜日を示します。
static int DAY_OF_WEEK_IN_MONTH
          get および set のためのフィールド値で、現在の月の何度目の曜日かを示します。
static int DAY_OF_YEAR
          get および set のためのフィールド値で、現在の年の何日目かを示します。
static int DECEMBER
          12 番目の月を示す MONTH フィールドの値です。
static int DST_OFFSET
          get および set のためのフィールド値で、夏時間のオフセットをミリ秒単位で示します。
static int ERA
          get および set のためのフィールド値で、ユリウス暦の AD または BC などの年代を示します。
static int FEBRUARY
          2 番目の月を示す MONTH フィールドの値です。
static int FIELD_COUNT
          get および set によって識別される重複しないフィールドの数を示します。
protected  int[] fields
          このカレンダで現在設定されている時刻に対するフィールド値です。
static int FRIDAY
          金曜日を示す DAY_OF_WEEK フィールドの値です。
static int HOUR
          get および set のためのフィールド値で、午前または午後の何時かを示します。
static int HOUR_OF_DAY
          get および set のためのフィールド値で、時刻を示します。
protected  boolean[] isSet
          指定された時間フィールドがカレンダで設定されているかどうかを示すフラグです。
protected  boolean isTimeSet
          time の値が有効である場合は true です。
static int JANUARY
          年の最初の月を示す MONTH フィールドの値です。
static int JULY
          7 番目の月を示す MONTH フィールドの値です。
static int JUNE
          6 番目の月を示す MONTH フィールドの値です。
static int MARCH
          3 番目の月を示す MONTH フィールドの値です。
static int MAY
          5 番目の月を示す MONTH フィールドの値です。
static int MILLISECOND
          get および set のためのフィールド値で、ミリ秒を示します。
static int MINUTE
          get および set のためのフィールド値で、分を示します。
static int MONDAY
          月曜日を示す DAY_OF_WEEK フィールドの値です。
static int MONTH
          get および set のための、月を示すフィールド値です。
static int NOVEMBER
          11 番目の月を示す MONTH フィールドの値です。
static int OCTOBER
          10 番目の月を示す MONTH フィールドの値です。
static int PM
          正午から真夜中の前までの時間を示す AM_PM フィールドの値です。
static int SATURDAY
          土曜日を示す DAY_OF_WEEK フィールドの値です。
static int SECOND
          get および set のためのフィールド値で、秒を示します。
static int SEPTEMBER
          9 番目の月を示す MONTH フィールドの値です。
static int SUNDAY
          日曜日を示す DAY_OF_WEEK フィールドの値です。
static int THURSDAY
          木曜日を示す DAY_OF_WEEK フィールドの値です。
protected  long time
          このカレンダで現在設定されている時刻です。
static int TUESDAY
          火曜日を示す DAY_OF_WEEK フィールドの値です。
static int UNDECIMBER
          13 番目の月を示す MONTH フィールドの値です。
static int WEDNESDAY
          水曜日を示す DAY_OF_WEEK フィールドの値です。
static int WEEK_OF_MONTH
          get および set のためのフィールド値で、現在の月の何週目かを示します。
static int WEEK_OF_YEAR
          get および set のためのフィールド値で、現在の年の何週目かを示します。
static int YEAR
          get および set のための、年を示すフィールド値です。
static int ZONE_OFFSET
          get および set のためのフィールド値で、GMT から直接計算したオフセットをミリ秒単位で示します。
 
コンストラクタの概要
protected Calendar()
          デフォルトのタイムゾーンおよびロケールを使用して Calendar を作成します。
protected Calendar(TimeZone zone, Locale aLocale)
          指定されたタイムゾーンおよびロケールを使用してカレンダを作成します。
 
メソッドの概要
abstract  void add(int field, int amount)
          Date の演算機能です。
 boolean after(Object when)
          時間フィールドレコードを比較します。
 boolean before(Object when)
          時間フィールドレコードを比較します。
 void clear()
          すべての時間フィールドの値をクリアします。
 void clear(int field)
          指定された時間フィールドの値をクリアします。
 Object clone()
          Cloneable をオーバーライドします。
protected  void complete()
          時間フィールドリストの未設定フィールドに値を入れます。
protected abstract  void computeFields()
          現在のミリ秒の時刻値 timefields[] のフィールド値に変換します。
protected abstract  void computeTime()
          fields[] の現在のフィールド値をミリ秒の時刻値 time に変換します。
 boolean equals(Object obj)
          指定されたオブジェクトとカレンダを比較します。
 int get(int field)
          指定された時間フィールドの値を取得します。
 int getActualMaximum(int field)
          現在の日付に対して、このフィールドが持ち得る最大値を返します。
 int getActualMinimum(int field)
          現在の日付に対して、このフィールドが持ち帰る最小値を返します。
static Locale[] getAvailableLocales()
          Calendar がインストールされるロケールのリストを取得します。
 int getFirstDayOfWeek()
          週の最初の日が何であるかを取得します。
abstract  int getGreatestMinimum(int field)
          指定されたフィールドの最小値が変化する場合、その最大値を取得します。
static Calendar getInstance()
          デフォルトのタイムゾーンとロケールを使用してカレンダを取得します。
static Calendar getInstance(Locale aLocale)
          デフォルトのタイムゾーンと指定されたロケールを使用してカレンダを取得します。
static Calendar getInstance(TimeZone zone)
          指定されたタイムゾーンとデフォルトのロケールを使用してカレンダを取得します。
static Calendar getInstance(TimeZone zone, Locale aLocale)
          指定されたタイムゾーンとロケールを使用して、カレンダを取得します。
abstract  int getLeastMaximum(int field)
          指定されたフィールドの最大値が変化する場合、その最小値を取得します。
abstract  int getMaximum(int field)
          指定された時間フィールドの最大値を取得します。
 int getMinimalDaysInFirstWeek()
          年の最初の週に必要な最小日数を取得します。
abstract  int getMinimum(int field)
          指定された時間フィールドの最小値を取得します。
 Date getTime()
          Calendar の現在時刻を取得します。
 long getTimeInMillis()
          Calendar の現在時刻を long で取得します。
 TimeZone getTimeZone()
          タイムゾーンを取得します。
 int hashCode()
          このカレンダのハッシュコードを返します。
protected  int internalGet(int field)
          指定された時間フィールドの値を取得します。
 boolean isLenient()
          日付/時刻の解釈が厳密でないかどうかを指定します。
 boolean isSet(int field)
          指定された時間フィールドに値が設定されているかどうかを判別します。
abstract  void roll(int field, boolean up)
          時間フィールドのローリング機能です。
 void roll(int field, int amount)
          時間フィールドのローリング機能です。
 void set(int field, int value)
          時間フィールドに、指定された値を設定します。
 void set(int year, int month, int date)
          年、月、日付のフィールドに値を設定します。
 void set(int year, int month, int date, int hour, int minute)
          年、月、日付、時、分のフィールドに値を設定します。
 void set(int year, int month, int date, int hour, int minute, int second)
          年、月、日付、時、分、秒のフィールドに値を設定します。
 void setFirstDayOfWeek(int value)
          週の最初の日が何であるかを設定します。
 void setLenient(boolean lenient)
          日付/時刻の解釈を厳密に行うかどうかを設定します。
 void setMinimalDaysInFirstWeek(int value)
          年の最初の週に必要な最小日数を設定します。
 void setTime(Date date)
          Calendar の現在の時刻を、指定された Date にします。
 void setTimeInMillis(long millis)
          Calendar の現在時刻を、指定された long 値から設定します。
 void setTimeZone(TimeZone value)
          指定されたタイムゾーン値を使用してタイムゾーンを設定します。
 String toString()
          カレンダの文字列表現を返します。
 
クラス java.lang.Object から継承したメソッド
finalize, getClass, notify, notifyAll, wait, wait, wait
 

フィールドの詳細

ERA

public static final int ERA
get および set のためのフィールド値で、ユリウス暦の AD または BC などの年代を示します。これはカレンダ固有の値です。サブクラスのドキュメントを参照してください。

関連項目:
GregorianCalendar.AD, GregorianCalendar.BC, 定数フィールド値

YEAR

public static final int YEAR
get および set のための、年を示すフィールド値です。これはカレンダ固有の値です。サブクラスのドキュメントを参照してください。

関連項目:
定数フィールド値

MONTH

public static final int MONTH
get および set のための、月を示すフィールド値です。これはカレンダ固有の値です。年の最初の月は JANUARY で 、0 となります。最後の月は、1 年の月の数によります。

関連項目:
JANUARY, FEBRUARY, MARCH, APRIL, MAY, JUNE, JULY, AUGUST, SEPTEMBER, OCTOBER, NOVEMBER, DECEMBER, UNDECIMBER, 定数フィールド値

WEEK_OF_YEAR

public static final int WEEK_OF_YEAR
get および set のためのフィールド値で、現在の年の何週目かを示します。getFirstDayOfWeek() および getMinimalDaysInFirstWeek() で定義される年の最初の週には、値 1 が使用されます。サブクラスでは、年の最初の週より前の日に対して WEEK_OF_YEAR の値が定義されます。

関連項目:
getFirstDayOfWeek(), getMinimalDaysInFirstWeek(), 定数フィールド値

WEEK_OF_MONTH

public static final int WEEK_OF_MONTH
get および set のためのフィールド値で、現在の月の何週目かを示します。getFirstDayOfWeek() および getMinimalDaysInFirstWeek() で定義される月の最初の週には、値 1 が使用されます。サブクラスでは、月の最初の週より前の日に対して WEEK_OF_MONTH の値が定義されます。

関連項目:
getFirstDayOfWeek(), getMinimalDaysInFirstWeek(), 定数フィールド値

DATE

public static final int DATE
get および set のためのフィールド値で、月の日を示します。これは DAY_OF_MONTH と同じになります。月の最初の日には、値 1 が使用されます。

関連項目:
DAY_OF_MONTH, 定数フィールド値

DAY_OF_MONTH

public static final int DAY_OF_MONTH
get および set のためのフィールド値で、月の日を示します。これは DATE と同じになります。月の最初の日には、値 1 が使用されます。

関連項目:
DATE, 定数フィールド値

DAY_OF_YEAR

public static final int DAY_OF_YEAR
get および set のためのフィールド値で、現在の年の何日目かを示します。年の最初の日には、値 1 が使用されます。

関連項目:
定数フィールド値

DAY_OF_WEEK

public static final int DAY_OF_WEEK
get および set のためのフィールド値で、曜日を示します。このフィールドの値は、SUNDAYMONDAYTUESDAYWEDNESDAYTHURSDAYFRIDAY、および SATURDAY になります。

関連項目:
SUNDAY, MONDAY, TUESDAY, WEDNESDAY, THURSDAY, FRIDAY, SATURDAY, 定数フィールド値

DAY_OF_WEEK_IN_MONTH

public static final int DAY_OF_WEEK_IN_MONTH
get および set のためのフィールド値で、現在の月の何度目の曜日かを示します。DAY_OF_WEEK フィールドとともに使用すると、月の日を一意に指定できます。WEEK_OF_MONTH および WEEK_OF_YEAR とは異なり、このフィールドの値は getFirstDayOfWeek() または getMinimalDaysInFirstWeek() には依存しませんDAY_OF_MONTH 1 から 7 は、常に DAY_OF_WEEK_IN_MONTH 1 に対応します。8 から 14 は、DAY_OF_WEEK_IN_MONTH 2 に対応し、以下同様になります。DAY_OF_WEEK_IN_MONTH 0 は、DAY_OF_WEEK_IN_MONTH 1 の前の週を示します。負の値は月末から遡って数えられるため、月の最終日曜日は、DAY_OF_WEEK = SUNDAY, DAY_OF_WEEK_IN_MONTH = -1 と指定されます。負の値は遡って計算されるため、通常は当月内の正の値とは異なる位置に配置されます。たとえば、1 か月が 31 日の場合、DAY_OF_WEEK_IN_MONTH -1DAY_OF_WEEK_IN_MONTH 5 および 4 の最後とオーバーラップします。

関連項目:
DAY_OF_WEEK, WEEK_OF_MONTH, 定数フィールド値

AM_PM

public static final int AM_PM
get および set のためのフィールド値で、HOUR が正午より前であるか後であるかを示します。たとえば、10:04:15.250 PM の場合、AM_PMPM になります。

関連項目:
AM, PM, HOUR, 定数フィールド値

HOUR

public static final int HOUR
get および set のためのフィールド値で、午前または午後の何時かを示します。HOUR は 12 時間制です。たとえば、10:04:15.250 PM の場合、HOUR は 10 になります。

関連項目:
AM_PM, HOUR_OF_DAY, 定数フィールド値

HOUR_OF_DAY

public static final int HOUR_OF_DAY
get および set のためのフィールド値で、時刻を示します。HOUR_OF_DAY は 24 時間制です。たとえば、10:04:15.250 PM の場合、HOUR_OF_DAY は 22 になります。

関連項目:
HOUR, 定数フィールド値

MINUTE

public static final int MINUTE
get および set のためのフィールド値で、分を示します。たとえば、10:04:15.250 PM の場合、MINUTE は 4 になります。

関連項目:
定数フィールド値

SECOND

public static final int SECOND
get および set のためのフィールド値で、秒を示します。たとえば、10:04:15.250 PM の場合、SECOND は 15 になります。

関連項目:
定数フィールド値

MILLISECOND

public static final int MILLISECOND
get および set のためのフィールド値で、ミリ秒を示します。たとえば、10:04:15.250 PM の場合、MILLISECOND は 250 になります。

関連項目:
定数フィールド値

ZONE_OFFSET

public static final int ZONE_OFFSET
get および set のためのフィールド値で、GMT から直接計算したオフセットをミリ秒単位で示します。

TimeZone 実装サブクラスが、GMTオフセットの歴史的変化をサポートする場合、このフィールドはこの Calendar のタイムゾーンの正確なGMTオフセット値を反映します。

関連項目:
定数フィールド値

DST_OFFSET

public static final int DST_OFFSET
get および set のためのフィールド値で、夏時間のオフセットをミリ秒単位で示します。

TimeZone 実装サブクラスが、夏時間のスケジュールの歴史的変化をサポートする場合、このフィールドはこの Calendar のタイムゾーンの正確な夏時間のオフセット値を反映します。

関連項目:
定数フィールド値

FIELD_COUNT

public static final int FIELD_COUNT
get および set によって識別される重複しないフィールドの数を示します。フィールド数の範囲は 0..FIELD_COUNT-1 です。

関連項目:
定数フィールド値

SUNDAY

public static final int SUNDAY
日曜日を示す DAY_OF_WEEK フィールドの値です。

関連項目:
定数フィールド値

MONDAY

public static final int MONDAY
月曜日を示す DAY_OF_WEEK フィールドの値です。

関連項目:
定数フィールド値

TUESDAY

public static final int TUESDAY
火曜日を示す DAY_OF_WEEK フィールドの値です。

関連項目:
定数フィールド値

WEDNESDAY

public static final int WEDNESDAY
水曜日を示す DAY_OF_WEEK フィールドの値です。

関連項目:
定数フィールド値

THURSDAY

public static final int THURSDAY
木曜日を示す DAY_OF_WEEK フィールドの値です。

関連項目:
定数フィールド値

FRIDAY

public static final int FRIDAY
金曜日を示す DAY_OF_WEEK フィールドの値です。

関連項目:
定数フィールド値

SATURDAY

public static final int SATURDAY
土曜日を示す DAY_OF_WEEK フィールドの値です。

関連項目:
定数フィールド値

JANUARY

public static final int JANUARY
年の最初の月を示す MONTH フィールドの値です。

関連項目:
定数フィールド値

FEBRUARY

public static final int FEBRUARY
2 番目の月を示す MONTH フィールドの値です。

関連項目:
定数フィールド値

MARCH

public static final int MARCH
3 番目の月を示す MONTH フィールドの値です。

関連項目:
定数フィールド値

APRIL

public static final int APRIL
4 番目の月を示す MONTH フィールドの値です。

関連項目:
定数フィールド値

MAY

public static final int MAY
5 番目の月を示す MONTH フィールドの値です。

関連項目:
定数フィールド値

JUNE

public static final int JUNE
6 番目の月を示す MONTH フィールドの値です。

関連項目:
定数フィールド値

JULY

public static final int JULY
7 番目の月を示す MONTH フィールドの値です。

関連項目:
定数フィールド値

AUGUST

public static final int AUGUST
8 番目の月を示す MONTH フィールドの値です。

関連項目:
定数フィールド値

SEPTEMBER

public static final int SEPTEMBER
9 番目の月を示す MONTH フィールドの値です。

関連項目:
定数フィールド値

OCTOBER

public static final int OCTOBER
10 番目の月を示す MONTH フィールドの値です。

関連項目:
定数フィールド値

NOVEMBER

public static final int NOVEMBER
11 番目の月を示す MONTH フィールドの値です。

関連項目:
定数フィールド値

DECEMBER

public static final int DECEMBER
12 番目の月を示す MONTH フィールドの値です。

関連項目:
定数フィールド値

UNDECIMBER

public static final int UNDECIMBER
13 番目の月を示す MONTH フィールドの値です。GregorianCalendar ではこの値は使いませんが、太陰暦で使用します。

関連項目:
定数フィールド値

AM

public static final int AM
真夜中から正午の前までの時間を示す AM_PM フィールドの値です。

関連項目:
定数フィールド値

PM

public static final int PM
正午から真夜中の前までの時間を示す AM_PM フィールドの値です。

関連項目:
定数フィールド値

fields

protected int[] fields
このカレンダで現在設定されている時刻に対するフィールド値です。これは、インデックス値 ERA から DST_OFFSET までの、FIELD_COUNT 整数値の配列です。


isSet

protected boolean[] isSet
指定された時間フィールドがカレンダで設定されているかどうかを示すフラグです。新しいオブジェクトには設定されているフィールドはありません。フィールドを生成するメソッドを最初に呼び出したあと、すべてのフィールドは設定されたままになります。これは、インデックス値 ERA から DST_OFFSET までの、FIELD_COUNT boolean 値の配列です。


time

protected long time
このカレンダで現在設定されている時刻です。1970 年 1 月 1 日 0:00:00 (グリニッジ標準時) からの経過ミリ秒数で表されます。

関連項目:
isTimeSet

isTimeSet

protected boolean isTimeSet
time の値が有効である場合は true です。field[] の項目を変更することで、time は無効になります。

関連項目:
time

areFieldsSet

protected boolean areFieldsSet
fields[] が現在設定されている時刻と同期をとっている場合は true です。false の場合は、次にフィールドの値を取得しようとしたときに、time の現在値からのすべてのフィールドが再計算されます。

コンストラクタの詳細

Calendar

protected Calendar()
デフォルトのタイムゾーンおよびロケールを使用して Calendar を作成します。

関連項目:
TimeZone.getDefault()

Calendar

protected Calendar(TimeZone zone,
                   Locale aLocale)
指定されたタイムゾーンおよびロケールを使用してカレンダを作成します。

パラメータ:
zone - 使用するタイムゾーン
aLocale - 週のデータに使用するロケール
メソッドの詳細

getInstance

public static Calendar getInstance()
デフォルトのタイムゾーンとロケールを使用してカレンダを取得します。返されたCalendar は、デフォルトロケールを持つデフォルトタイムゾーンの現在時刻に基づいています。

戻り値:
Calendar

getInstance

public static Calendar getInstance(TimeZone zone)
指定されたタイムゾーンとデフォルトのロケールを使用してカレンダを取得します。返されたCalendar は、デフォルトロケールを持つ指定されたタイムゾーンの現在時刻に基づいています。

パラメータ:
zone - 使用するタイムゾーン
戻り値:
Calendar

getInstance

public static Calendar getInstance(Locale aLocale)
デフォルトのタイムゾーンと指定されたロケールを使用してカレンダを取得します。返されたCalendar は、指定されたロケールを持つデフォルトのタイムゾーンの現在時刻に基づいています。

パラメータ:
aLocale - 週のデータに使用するロケール
戻り値:
Calendar

getInstance

public static Calendar getInstance(TimeZone zone,
                                   Locale aLocale)
指定されたタイムゾーンとロケールを使用して、カレンダを取得します。返されたCalendar は、指定されたロケールを持つ指定されたタイムゾーンの現在時刻に基づいています。

パラメータ:
zone - 使用するタイムゾーン
aLocale - 週のデータに使用するロケール
戻り値:
Calendar

getAvailableLocales

public static Locale[] getAvailableLocales()
Calendar がインストールされるロケールのリストを取得します。

戻り値:
Calendar がインストールされるロケールのリスト

computeTime

protected abstract void computeTime()
fields[] の現在のフィールド値をミリ秒の時刻値 time に変換します。


computeFields

protected abstract void computeFields()
現在のミリ秒の時刻値 timefields[] のフィールド値に変換します。これによって、時間フィールドの値を、カレンダに設定されている新しい時刻と同期させることができます。time は最初に再計算されません。time を再計算してからフィールドを再計算するには、complete メソッドを呼び出します。

関連項目:
complete()

getTime

public final Date getTime()
Calendar の現在時刻を取得します。

戻り値:
現在時刻
関連項目:
setTime(java.util.Date), getTimeInMillis()

setTime

public final void setTime(Date date)
Calendar の現在の時刻を、指定された Date にします。

注: Date(Long.MAX_VALUE) または Date(Long.MIN_VALUE)setTime() を呼び出すと、get() から不正確なフィールド値が生じることがあります。

パラメータ:
date - 指定された Date
関連項目:
getTime(), setTimeInMillis(long)

getTimeInMillis

public long getTimeInMillis()
Calendar の現在時刻を long で取得します。

戻り値:
エポックからの UTC ミリ秒値で表される現在時刻
関連項目:
getTime(), setTimeInMillis(long)

setTimeInMillis

public void setTimeInMillis(long millis)
Calendar の現在時刻を、指定された long 値から設定します。

パラメータ:
millis - エポックからの UTC ミリ秒値で表される新しい時刻
関連項目:
setTime(java.util.Date), getTimeInMillis()

get

public int get(int field)
指定された時間フィールドの値を取得します。

パラメータ:
field - 指定された時間フィールド
戻り値:
指定された時間フィールドの値
例外:
ArrayIndexOutOfBoundsException - 指定されたフィールドが範囲外の場合 (field < 0 || field >= FIELD_COUNT)

internalGet

protected final int internalGet(int field)
指定された時間フィールドの値を取得します。これは、サブクラスのために時間フィールドの値を内部的に速く得るためのものです。

パラメータ:
field - 指定された時間フィールド
戻り値:
指定された時間フィールドの値

set

public void set(int field,
                int value)
時間フィールドに、指定された値を設定します。

パラメータ:
field - 指定された時間フィールド
value - 指定された時間フィールドに設定する値
例外:
ArrayIndexOutOfBoundsException - 指定されたフィールドが範囲外の場合 (field < 0 || field >= FIELD_COUNT)

set

public final void set(int year,
                      int month,
                      int date)
年、月、日付のフィールドに値を設定します。他のフィールドの以前の値は保持されます。保持されないようにする必要がある場合は、最初に clear を呼び出します。

パラメータ:
year - YEAR 時間フィールドに設定する値
month - MONTH 時間フィールドに設定する値。Month 値は 0 から始まる。つまり、0 は 1 月
date - DATE 時間フィールドに設定する値

set

public final void set(int year,
                      int month,
                      int date,
                      int hour,
                      int minute)
年、月、日付、時、分のフィールドに値を設定します。他のフィールドの以前の値は保持されます。保持されないようにする必要がある場合は、最初に clear を呼び出します。

パラメータ:
year - YEAR 時間フィールドに設定する値
month - MONTH 時間フィールドに設定する値。Month 値は 0 から始まる。つまり、0 は 1 月
date - DATE 時間フィールドに設定する値
hour - HOUR_OF_DAY 時間フィールドに設定する値
minute - MINUTE 時間フィールドに設定する値

set

public final void set(int year,
                      int month,
                      int date,
                      int hour,
                      int minute,
                      int second)
年、月、日付、時、分、秒のフィールドに値を設定します。他のフィールドの以前の値は保持されます。保持されないようにする必要がある場合は、最初に clear を呼び出します。

パラメータ:
year - YEAR 時間フィールドに設定する値
month - MONTH 時間フィールドに設定する値。Month 値は 0 から始まる。つまり、0 は 1 月
date - DATE 時間フィールドに設定する値
hour - HOUR_OF_DAY 時間フィールドに設定する値
minute - MINUTE 時間フィールドに設定する値
second - SECOND 時間フィールドに設定する値

clear

public final void clear()
すべての時間フィールドの値をクリアします。


clear

public final void clear(int field)
指定された時間フィールドの値をクリアします。

パラメータ:
field - クリアする時間フィールド

isSet

public final boolean isSet(int field)
指定された時間フィールドに値が設定されているかどうかを判別します。

戻り値:
指定された時間フィールドに値が設定されている場合は true、そうでない場合は false

complete

protected void complete()
時間フィールドリストの未設定フィールドに値を入れます。


equals

public boolean equals(Object obj)
指定されたオブジェクトとカレンダを比較します。引数が null でなく、このオブジェクトと同じカレンダを表す Calendar オブジェクトである場合にだけ、結果は true になります。

オーバーライド:
クラス Object 内の equals
パラメータ:
obj - 比較対象のオブジェクト
戻り値:
オブジェクトが同じである場合は true、そうでない場合は false
関連項目:
Object.hashCode(), Hashtable

hashCode

public int hashCode()
このカレンダのハッシュコードを返します。

オーバーライド:
クラス Object 内の hashCode
戻り値:
このオブジェクトのハッシュコード値
導入されたバージョン:
1.2
関連項目:
Object.equals(java.lang.Object), Hashtable

before

public boolean before(Object when)
時間フィールドレコードを比較します。UTC への変換の結果を比較するのと同じことです。

パラメータ:
when - この Calendar と比較される Calendar
戻り値:
この Calendar の現在時刻が Calendar の時刻より前の場合は true、そうでない場合は false

after

public boolean after(Object when)
時間フィールドレコードを比較します。UTC への変換の結果を比較するのと同じことです。

パラメータ:
when - この Calendar と比較される Calendar
戻り値:
この Calendar の現在時刻が Calendar の時刻よりあとの場合は true、そうでない場合は false

add

public abstract void add(int field,
                         int amount)
Date の演算機能です。Calendar の規則に従って、指定された (符合付きの) 時間を指定された時間フィールドに加えます。たとえば、Calendar の現在時刻から 5 日を引くには、以下のように呼び出します。

add(Calendar.DATE, -5)

パラメータ:
field - 時間フィールド
amount - フィールドに追加される日付または時刻の量

roll

public abstract void roll(int field,
                          boolean up)
時間フィールドのローリング機能です。大きいフィールドを変更せずに指定された時間フィールドの 1 つの単位の時間を上または下に加算または減算します。たとえば、現在の日付を 1 日だけ上へ動かすには、次のように roll メソッドを呼び出します。

roll(Calendar.DATE, true)。年または Calendar.YEAR フィールドを動かすと、年の値は、1 と getMaximum(Calendar.YEAR) で返される値の範囲の年に変わります。月または Calendar.MONTH フィールドを動かすと、日付などの他のフィールドが矛盾を起こす場合があるので、その場合はそれらのフィールドを変更する必要があります。たとえば、日付 01/31/96 の月を動かすと、結果は 02/29/96 となります。日の時間または Calendar.HOUR_OF_DAY フィールドを動かすと、時の値は、0 と 23 の範囲の値 (ゼロベース) に変わります。

パラメータ:
field - 時間フィールド
up - 指定された時間フィールドの値を上へ動かすのか、下へ動かすのかを指定する。上へ動かす場合は true、そうでない場合は false を使用する
関連項目:
add(int, int), set(int, int)

roll

public void roll(int field,
                 int amount)
時間フィールドのローリング機能です。大きいフィールドを変更しないで、指定された量をフィールドに加算します。負のローリング量は下へローリングすることを意味します。注: Calendar 上のこのデフォルト実装では boolean 型をとるバージョンの roll() を繰り返し呼び出し、一単位だけローリングします。これは常に適切に動作するとは限りません。たとえば、DAY_OF_MONTH フィールド が 31 の場合、2 月をローリングすると、そのフィールドを 28 に設定したままにします。GregorianCalendar バージョンのこの機能はこの問題に対応しています。適切に動作する他のサブクラスではこの機能を無効にする必要もあります。

パラメータ:
field - 時間フィールド
amount - field に加算する指定された量
導入されたバージョン:
1.2
関連項目:
add(int, int), set(int, int)

setTimeZone

public void setTimeZone(TimeZone value)
指定されたタイムゾーン値を使用してタイムゾーンを設定します。

パラメータ:
value - 指定されたタイムゾーン

getTimeZone

public TimeZone getTimeZone()
タイムゾーンを取得します。

戻り値:
カレンダに関連したタイムゾーンオブジェクト

setLenient

public void setLenient(boolean lenient)
日付/時刻の解釈を厳密に行うかどうかを設定します。厳密でない解釈では、「1996 年 2 月 942 日」のような日付は、1996 年 2 月 1 日から第 941 日目と同じことと見なされます。厳密な解釈では、このような日付の場合、例外がスローされます。

関連項目:
DateFormat.setLenient(boolean)

isLenient

public boolean isLenient()
日付/時刻の解釈が厳密でないかどうかを指定します。


setFirstDayOfWeek

public void setFirstDayOfWeek(int value)
週の最初の日が何であるかを設定します。たとえば、米国では日曜日、フランスでは月曜日です。

パラメータ:
value - 指定された週の最初の日

getFirstDayOfWeek

public int getFirstDayOfWeek()
週の最初の日が何であるかを取得します。たとえば、米国では日曜日、フランスでは月曜日です。

戻り値:
週の最初の日

setMinimalDaysInFirstWeek

public void setMinimalDaysInFirstWeek(int value)
年の最初の週に必要な最小日数を設定します。たとえば、最初の週が、年の第 1 週目の第一日を含むものとして定義されている場合は、値 1 でこのメソッドを呼び出します。完全な一週間分でなければならない場合は、値 7 を使用します。

パラメータ:
value - 年の最初の週に必要な指定された最小日数

getMinimalDaysInFirstWeek

public int getMinimalDaysInFirstWeek()
年の最初の週に必要な最小日数を取得します。たとえば、最初の週が、年の第 1 週の 1 日目を含むものとして定義されている場合は、getMinimalDaysInFirstWeek は 1 を返します。必要な日数が完全な一週間分である場合は、getMinimalDaysInFirstWeek は 7 を返します。

戻り値:
年の最初の週に必要な最小日数

getMinimum

public abstract int getMinimum(int field)
指定された時間フィールドの最小値を取得します。たとえば、グレゴリオ暦の DAY_OF_MONTH は 1 です。

パラメータ:
field - 指定された時間フィールド
戻り値:
指定された時間フィールドの最小値

getMaximum

public abstract int getMaximum(int field)
指定された時間フィールドの最大値を取得します。たとえば、グレゴリオ暦の DAY_OF_MONTH は 31 です。

パラメータ:
field - 指定された時間フィールド
戻り値:
指定された時間フィールドの最大値

getGreatestMinimum

public abstract int getGreatestMinimum(int field)
指定されたフィールドの最小値が変化する場合、その最大値を取得します。変化しない場合は、getMinimum() と同じです。グレゴリオ暦の場合も同様です。

パラメータ:
field - 指定された時間フィールド
戻り値:
指定された時間フィールドの最大の最小値

getLeastMaximum

public abstract int getLeastMaximum(int field)
指定されたフィールドの最大値が変化する場合、その最小値を取得します。変化しない場合は、getMaximum() と同じです。グレゴリオ暦の DAY_OF_MONTH は 28 です。

パラメータ:
field - 指定された時間フィールド
戻り値:
指定された時間フィールドの最小の最大値

getActualMinimum

public int getActualMinimum(int field)
現在の日付に対して、このフィールドが持ち帰る最小値を返します。グリゴリオ暦の場合は、getMinimum() および getGreatestMinimum() と同じです。Calendar でのこのバージョンの関数は、反復アルゴリズムを使用してフィールドの実際の最大値を算出します。これを実現する、ほとんどの場合より効率的な方法があります。多くの場合は、getMaximum() を返すだけです。GregorianCalendar は、より効率的な実装を使用してこの関数をオーバーライドします。

パラメータ:
field - 最小値を判定するフィールド
戻り値:
Calendar の現在の日付における、指定されたフィールドの最小値
導入されたバージョン:
1.2

getActualMaximum

public int getActualMaximum(int field)
現在の日付に対して、このフィールドが持ち得る最大値を返します。たとえば、日付が「Feb 3, 1997」の場合、DAY_OF_MONTH フィールドの実際の最大値は 28 になります。「Feb 3, 1996」の場合は 29 になります。ヘブライ暦でも同様で、MONTH の最大値が 12 になる年と 13 になる年があります。Calendar でのこのバージョンの関数は、反復アルゴリズムを使用してフィールドの実際の最大値を算出します。これを実現する、ほとんどの場合より効果的な方法があります。多くの場合は、getMaximum() を返すだけです。GregorianCalendar は、より効率的な実装を使用してこの関数をオーバーライドします。

パラメータ:
field - 最大値を判定するフィールド
戻り値:
Calendar の現在の日付における、指定されたフィールドの最大値
導入されたバージョン:
1.2

clone

public Object clone()
Cloneable をオーバーライドします。

オーバーライド:
クラス Object 内の clone
戻り値:
このインスタンスの複製
関連項目:
Cloneable

toString

public String toString()
カレンダの文字列表現を返します。このメソッドはデバッグのためだけに使われ、返される文字列の形式は実装によって異なります。返される文字列は空の場合がありますが、null にはなりません。

オーバーライド:
クラス Object 内の toString
戻り値:
このカレンダの文字列表現

JavaTM 2
Platform
Std. Ed. v1.4.0

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