JavaTM 2 Platform
Std. Ed. v1.3

パッケージ java.awt.dnd

ドラッグ&ドロップ操作は、多くのグラフィカルユーザインタフェースシステムで見られる直接的な操作ジェスチャーで、GUI の表現要素に論理的に関連した 2 つのエンティティ間で情報を変換する機構を提供します。

参照:
          説明

インタフェースの概要
Autoscroll DnD 操作中、その時点ではユーザに見えていないスクロール可能な GUI コントロールの領域に操作の対象をドロップしたい場合があります。
DragGestureListener このインタフェースは DragGestureRecognizer をソースとし、その (サブ) クラスのオブジェクトがドラッグ開始ジェスチャーを検出したときに呼び出されます。
DragSourceListener DragSourceListener は、ドラッグ&ドロップ操作に関するオリジネータのイベントインタフェースを定義して、ユーザのジェスチャーの状態を監視したり、ドラッグ&ドロップ操作全体の最適な「ドラッグオーバー」フィードバックをユーザに提供します。
DropTargetListener DropTargetListener インタフェースは、対象の DropTarget を含む DnD 操作の通知を DropTarget クラスが提供するのに使うコールバックインタフェースです。
 

クラスの概要
DnDConstants このクラスにはドラッグ&ドロップ操作が実行するアクションの形式を表す定数値があります。
DragGestureEvent DragGestureEvent は、DragGestureListener の dragGestureRecognized() メソッドに渡されます。
DragGestureRecognizer DragGestureRecognizer は、プラットフォーム依存のドラッグ開始ジェスチャーを識別するために、特定の Component に関連付けることができる、プラットフォーム依存のリスナーを指定するための抽象基底クラスです。
DragSource DragSource は、ドラッグ&ドロップ操作の開始を担当するエンティティで、次のようないくつかのシナリオで使用できます。
DragSourceContext DragSourceContext クラスは、ドラッグ&ドロッププロトコルのイニシエータ側を管理します。
DragSourceDragEvent DragSourceDragEvent は、DragSourceContextPeer から DragSourceContext を介して現在登録されている DragSourceListener に送られます。
DragSourceDropEvent DragSourceDropEvent は、DragSourceContextPeer から DragSourceContext を介して現在登録されている DragSourceListener の dragDropEnd() メソッドに送られます。
DragSourceEvent このクラスは、DragSourceDragEvent および DragSourceDropEvent の基底クラスです。
DropTarget DropTarget は、ドラッグ&ドロップ操作の間に Component がドロップを受け入れようとするときに、Component に関連付けられます。
DropTarget.DropTargetAutoScroller この保護対象の入れ子になっているクラスは、自動スクロールを実装します。
DropTargetContext DropTargetContext は、ドラッグ&ドロップ操作に関連した論理カーソルが、DropTarget に関連した Component の可視ジオメトリと重なるときに、いつも作成されます。
DropTargetDragEvent DropTargetDragEvent は、その dragEnter() メソッドおよび dragOver() メソッドを介して DropTargetListener に送られます。
DropTargetDropEvent DropTargetDropEvent は、DropTargetListener の drop() メソッドを介して送られます。
DropTargetEvent DropTargetEvent は、DropTargetDragEvent および DropTargetDropEvent の基底クラスです。
MouseDragGestureRecognizer DragGestureRecognizer のこの抽象サブクラスは、マウスベースのジェスチャーの DragGestureRecognizer を定義します。
 

例外の概要
InvalidDnDOperationException この例外は、java.awt.dnd パッケージのさまざまなメソッドによってスローされます。
 

パッケージ java.awt.dnd の説明

ドラッグ&ドロップ操作は、多くのグラフィカルユーザインタフェースシステムで見られる直接的な操作ジェスチャーで、GUI の表現要素に論理的に関連した 2 つのエンティティ間で情報を変換する機構を提供します。ドラッグ&ドロップは通常、適切な入力デバイスを使ったユーザの物理的ジェスチャーによって動作し、ナビゲーション中に後続のデータ変換で考えられる結果に関するユーザへの連続的なフィードバックを GUI の表現要素を介して可能にする機構と、後続のデータネゴシエーションとデータ変換を容易に行える機能の両方を提供します。

このパッケージは、Java でドラッグ&ドロップ操作を行うのに必要なクラスおよびインタフェースを定義します。ドラッグソースとドロップターゲットのクラス、およびドラッグされているデータを転送するためのイベントを定義します。このパッケージはまた、ドラッグ&ドロップ操作中にユーザに視覚的なフィードバックを提供する手段を備えています。

標準的なドラッグ&ドロップ操作は以下の状態に分解することができます (必ずしも連続していない)。

ジェスチャー自体は GUI 階層をまたいで論理カーソルを動かし、GUI Component のジオメトリと重なります。その結果論理的「ドラッグ」カーソルが Component および関連の DropTarget に入り、横切り、その後離れる可能性があります。

DragSource オブジェクトはユーザに「ドラッグオーバー」フィードバックを示します。通常の場合、論理カーソルに関連した GUI Cursor を動画化します。

DropTarget オブジェクトはユーザに「ドラッグアンダー」フィードバックを示します。通常の場合、関連付けられた GUI Component の GUI Cursor にアニメーションを描画します。

フィードバック結果の判定、および必ずどちらかが発生するデータ変換の最終的な成功または失敗は、次のようにパラメータ化されます。

導入されたバージョン:
1.2

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バグや機能要求の報告
さらに詳しい API リファレンスおよび開発者ドキュメントについては、 Java 2 SDK SE Developer Documentation を参照してください。このドキュメントには、概念、用語の定義、回避策、 実用的なコード例など、開発者を対象にした詳細な解説が掲載されています。

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