Java™ Platform
Standard Edition 7

パッケージ javax.xml.transform.sax

このパッケージは SAX2 固有の変換 API を実装します。

参照: 説明

パッケージ javax.xml.transform.sax の説明

このパッケージは SAX2 固有の変換 API を実装します。ContentHandler イベントを受け付けるクラス、および org.xml.sax.ContentHandler イベントを発生させるクラスを提供します。また、入力ソースを XMLReader として設定するメソッド、または InputSource をソースとして使用するメソッドも提供します。このパッケージは XMLFilter の作成も可能にし、これによりほかの変換から変換を「プル」(開始) させ、Transformer を XMLReader として多形的に使用することができます。

SAXSource クラスにより、XMLReader の設定を、構文解析イベント、および SAX ソースを指定するのに使用できる InputSource を「プル」(開始) ために使用することができます。

SAXResult クラスにより、ContentHandler の設定を、変換からの SAX2 イベントの受け取り側にすることができます。

SAXTransformerFactoryTransformerFactory を拡張して、TemplatesHandlerTransformerHandler、および XMLReader インスタンスを作成するためのファクトリメソッドを提供します。

SAXTransformerFactory を取得するには、TransformerFactory.newInstance() から返された TransformerFactory インスタンスを呼び出し側でキャストする必要があります。

TransformerHandler インタフェースにより、SAX2 構文解析イベントから変換を作成できるようになります。SAX2 構文解析イベントは、通常変換に対して発生する「プル」モデルでなく、「プッシュ」モデルです。通常の構文解析イベントは ContentHandler インタフェースを使用して受け取り、startCDATA や endCDATA などの字句イベントは LexicalHandler インタフェースを使用して受け取り、出力エスケープの無効化の開始または終了を示すイベントは、ContentHandler.processingInstruction(java.lang.String, java.lang.String) を介して、ターゲットパラメータに Result.PI_DISABLE_OUTPUT_ESCAPINGResult.PI_ENABLE_OUTPUT_ESCAPING を指定して受け取ります。パラメータ、出力プロパティー、その他の機能を Transformer ハンドラに設定する必要がある場合は、TransformerHandler.getTransformer() から Transformer 参照を取得する必要があり、またその参照から呼び出されるメソッドも取得する必要があります。

TemplatesHandler インタフェースにより、SAX2 構文解析イベントから Templates オブジェクトを作成できるようになります。ContentHandler イベントが完了すると、TemplatesHandler.getTemplates() から Templates オブジェクトを取得することができます。相対 URL を解決するための基本システム識別子を確立するために、通常は TemplatesHandler.setSystemId(java.lang.String) を呼び出す必要があります。

SAXTransformerFactory.newXMLFilter(javax.xml.transform.Source) メソッドにより、「プル」変換の SAX2 概念をカプセル化する XMLFilter を作成することができます。次に、連結されたいくつかの変換を示します。各フィルタは親の XMLReader を指し、最後の変換はチェーン内の最後のリーダーで XMLReader.parse(org.xml.sax.InputSource) を呼び出すことで起動されます。

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