Java™ Platform
Standard Edition 7

パッケージ javax.management.monitor

モニタークラスの定義を提供します。

参照: 説明

パッケージ javax.management.monitor の説明

モニタークラスの定義を提供します。Monitor は、1 つ以上のその他の MBean に含まれる属性の値を定期的に観測する MBean です。属性が特定の条件を満たす場合、Monitor は MonitorNotification を発行します。モニター MBean が監視中の属性の値を取得するために getAttribute を周期的に呼び出す場合、呼び出し側 Monitor.start() のアクセス制御コンテキスト内でこれを実行します。

監視する値は、複合型の内部に含まれた単純な値にすることができます。たとえば、java.lang.management 内で定義された MemoryMXBean は、MemoryUsage 型の HeapMemoryUsage 属性を持ちます。MemoryUsageused プロパティーで示される used メモリーの量を監視するには、「HeapMemoryUsage.used」を監視します。この文字列が、setObservedAttribute の引数になります。

HeapMemoryUsage.used」などの ObservedAttribute を解釈するための規則は、次のようになります。文字列が A.e (この例では、A が「HeapMemoryUsage」、e が「used」) であるものとします。

最初に、属性 A の値が取得されます。これを v とします。次のようにして、v から値 x が抽出されます。

3 番目の規則について考えましょう。たとえば、属性 HeapMemoryUsageMemoryUsage である場合、「HeapMemoryUsage.used」を監視すると、MemoryUsage.getUsed() が呼び出されて監視対象の値が取得されます。

ConnectionPool.connectionStats.length」のように ObservedAttribute に、複数のピリオドが含まれる場合、上記の規則が繰り返し適用されます。ここで、v は初期状態では属性 ConnectionPool の値になります。x は、e と「connectionStats」を等価にして上記の規則を適用することで得られます。次に、v がこの x に設定されます。新しい x は、e と「length」を等価にして規則を再度適用することで得られます。

属性名は、有効な Java 識別子にすることが推奨されていますが、HeapMemoryUsage.used にすることも可能です。このため、ObservedAttributeHeapMemoryUsage.used であるとすると、監視対象の値がその名前の属性である場合と、HeapMemoryUsage という名前の属性内部の used プロパティーである場合とが考えられます。互換性を維持するため、ObservedAttribute にピリオド (.) が含まれる場合、モニターは、名前が完全な ObservedAttribute 文字列 (この例では HeapMemoryUsage.used) である属性が存在するかどうかをチェックします。具体的には、監視対象の MBean に対して getMBeanInfo を呼び出し、中に含まれる指定した名前の MBeanAttributeInfo を検索します。検索しているものが見つかった場合、それが監視対象です。監視対象の MBean が複数存在し、HeapMemoryUsage.used 属性を保持するものと保持しないものがある場合、動作は未定義になります。このため、この場合、実装により、1 つの MBean に対してのみ getMBeanInfo が呼び出されることがあります。モニターがアクティブである間に検査結果が変更される場合にも、動作は未定義になります。

モニターの厳密な動作の詳細は、『JMX 仕様』に記載されています。次に、概要を示します。

次の 3 種類の Monitor があります。

導入されたバージョン:
1.5
関連項目:
Java プラットフォームの JMX テクノロジに関するドキュメント、特に『JMX 仕様、バージョン 1.4』(pdf)
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