JavaTM 2 Platform
Std. Ed. v1.3

java.net
クラス NetPermission

java.lang.Object
  |
  +--java.security.Permission
        |
        +--java.security.BasicPermission
              |
              +--java.net.NetPermission
すべての実装インタフェース:
Guard, Serializable

public final class NetPermission
extends BasicPermission

このクラスは、各種のネットワークアクセス権のために使います。NetPermission は名前 (ターゲット名ともいう) を含みますが、アクションリストは含みません。名前付きのアクセス権は、持っていても、持っていなくてもかまいません。

ターゲット名は、ネットワークアクセス権 (以下を参照) の名前です。ターゲット名の命名規則は、階層的なプロパティ命名規則に従います。ターゲット名の末尾には、ワイルドカードとして「.*」や「*」を使用できます。たとえば、「foo.*」や「*」は有効なターゲット名ですが、「*foo」 や「a*b」は無効なターゲット名です。

次の表は、指定できるすべての NetPermission ターゲット名、アクセス権の説明、およびコードにアクセス権を付与する場合のリスクを示します。

アクセス権ターゲット名 アクセス権により許可される機能 このアクセス権を許可した場合のリスク
setDefaultAuthenticator プロキシ、あるいは HTTP サーバが認証を求めたときの、認証情報の取得方法を設定できる 悪意のあるコードがオーセンティケータを設定して、ユーザからの入力を取得し、認証の入力を監視して入手できる
requestPasswordAuthentication システムに登録されたオーセンティケータに、パスワードを要求できる 悪意あるコードは、このパスワードを入手することができる
specifyStreamHandler URL を構築するときのストリームハンドラを指定できる 悪意あるコードは、アクセス可能な場所から実際のバイトを取得するストリームハンドラを指定することで、通常ならばアクセスできないリソースを使って URL を作成できる (file:/foo/fum/ など)。こうすると、クラスが位置する URL を偽って、そのクラスのための ProtectionDomain または CodeSource をシステムに作成できる

関連項目:
BasicPermission, Permission, Permissions, PermissionCollection, SecurityManager, 直列化された形式

コンストラクタの概要
NetPermission(String name)
          指定された名前で、新しい NetPermission を作成します。
NetPermission(String name, String actions)
          指定された名前で、新しい NetPermission を作成します。
 
クラス java.security.BasicPermission から継承したメソッド
equals, getActions, hashCode, implies, newPermissionCollection
 
クラス java.security.Permission から継承したメソッド
checkGuard, getName, toString
 
クラス java.lang.Object から継承したメソッド
clone, finalize, getClass, notify, notifyAll, wait, wait, wait
 

コンストラクタの詳細

NetPermission

public NetPermission(String name)
指定された名前で、新しい NetPermission を作成します。名前は、NetPermission の記号名 (「setDefaultAuthenticator」など) です。名前の末尾には '*' や '.*' を付けて、ワイルドカードを指定できます。
パラメータ:
name - NetPermission の名前

NetPermission

public NetPermission(String name,
                     String actions)
指定された名前で、新しい NetPermission を作成します。名前は、NetPermission の記号名です。String の actions は現在未使用なので、null にしておいてください。このコンストラクタは、Policy オブジェクトが新しい Permission オブジェクトのインスタンスを生成するために使用します。
パラメータ:
name - NetPermission の名前
actions - null でなければならない

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バグや機能要求の報告
さらに詳しい API リファレンスおよび開発者ドキュメントについては、 Java 2 SDK SE Developer Documentation を参照してください。このドキュメントには、概念、用語の定義、回避策、 実用的なコード例など、開発者を対象にした詳細な解説が掲載されています。

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