java.security
クラス IdentityScope

java.lang.Object
  java.security.Identity
      java.security.IdentityScope

すべての実装されたインタフェース:

Serializable, Principal

推奨されていません。 このクラスは現在使用されていません。このクラスの機能は、java.security.KeyStore クラス、java.security.cert パッケージ、および java.security.Principal クラスに置き換えられました。

@Deprecated
public abstract class IdentityScope
extends Identity

このクラスはアイデンティティーのスコープを表します。このクラスは Identity 自身であるため、名前と範囲を持つことができます。また、オプションとして公開鍵および関連する証明書を持つこともできます。

IdentityScope は、Signer を始めとしたすべての種類の Identity オブジェクトを含みます。すべての型の Identity オブジェクトは、同じメソッドを使用して取り出し、追加、削除を行うことができます。異なる種類のアイデンティティーのスコープは、各型の Identity の各種の操作に対して異なる方法を適用することが可能であり、また実際にそのような方法が要求されることに注意してください。

鍵とアイデンティティーの間には 1 対 1 のマッピングが存在し、アイデンティティーのスコープあたり 1 つの鍵の 1 つのコピーしか存在できません。たとえば、Acme Software, Inc という、ユーザーが知っているソフトウェア出版社があるとします。その出版社が 1 つの Identity、すなわち公開鍵および関連する証明書のセットを持つものとします。「Acme Software」という名前を使用して有効範囲内で名前が付けられます。その有効範囲内で名前の付いているほかの Identity が同じ公開鍵を持つことはありません。また、同じ名前を持つものも存在しません。

関連項目:

Identity, Signer, Principal, Key, 直列化された形式

コンストラクタの概要

protected	IdentityScope() 推奨されていません。 このコンストラクタは、直列化だけに使用し、サブクラスでは使用すべきではありません。
	IdentityScope(String name) 推奨されていません。 指定された名前を持つ新しいアイデンティティーのスコープを構築します。
	IdentityScope(String name, IdentityScope scope) 推奨されていません。 名前とスコープを指定して新しいアイデンティティースコープを構築します。

メソッドの概要

abstract void	addIdentity(Identity identity) 推奨されていません。 このアイデンティティーのスコープに 1 つのアイデンティティーを追加します。
Identity	getIdentity(Principal principal) 推奨されていません。 指定された主体と同じ名前のアイデンティティーを取得します。
abstract Identity	getIdentity(PublicKey key) 推奨されていません。 指定された公開鍵のアイデンティティーを取り出します。
abstract Identity	getIdentity(String name) 推奨されていません。 このスコープにある指定された名前を持つアイデンティティーを (存在する場合に) 返します。
static IdentityScope	getSystemScope() 推奨されていません。 システムのアイデンティティースコープを返します。
abstract Enumeration<Identity>	identities() 推奨されていません。 このアイデンティティースコープ内のすべてのアイデンティティーを列挙したものを返します。
abstract void	removeIdentity(Identity identity) 推奨されていません。 このアイデンティティーの有効範囲から 1 つのアイデンティティーのスコープを削除します。
protected static void	setSystemScope(IdentityScope scope) 推奨されていません。 システムのアイデンティティースコープを設定します。
abstract int	size() 推奨されていません。 このアイデンティティースコープにあるアイデンティティーの数を返します。
String	toString() 推奨されていません。 名前、スコープ名、このアイデンティティースコープ内のアイデンティティー数を含む、このアイデンティティースコープの文字列表現を返します。

クラス java.security.Identity から継承されたメソッド

addCertificate, certificates, equals, getInfo, getName, getPublicKey, getScope, hashCode, identityEquals, removeCertificate, setInfo, setPublicKey, toString

クラス java.lang.Object から継承されたメソッド

clone, finalize, getClass, notify, notifyAll, wait, wait, wait

コンストラクタの詳細

IdentityScope

protected IdentityScope()

推奨されていません。

このコンストラクタは、直列化だけに使用し、サブクラスでは使用すべきではありません。

IdentityScope

public IdentityScope(String name)

推奨されていません。

指定された名前を持つ新しいアイデンティティーのスコープを構築します。

パラメータ:

name - スコープ名

IdentityScope

public IdentityScope(String name,
                     IdentityScope scope)
              throws KeyManagementException

推奨されていません。

名前とスコープを指定して新しいアイデンティティースコープを構築します。

パラメータ:

name - スコープ名

scope - 新しいアイデンティティースコープに対するスコープ

例外:

KeyManagementException - スコープ内に同じ名前のアイデンティティーがすでに存在する場合

メソッドの詳細

getSystemScope

public static IdentityScope getSystemScope()

推奨されていません。

システムのアイデンティティースコープを返します。

戻り値:

システムのアイデンティティースコープ

関連項目:

setSystemScope(java.security.IdentityScope)

setSystemScope

protected static void setSystemScope(IdentityScope scope)

推奨されていません。

システムのアイデンティティースコープを設定します。

セキュリティーマネージャーが存在する場合、最初にセキュリティーマネージャーの checkSecurityAccess メソッドが引数として "setSystemScope" を指定して呼び出され、アイデンティティースコープを設定してもよいかどうかを確認します。

パラメータ:

scope - 設定されるスコープ

例外:

SecurityException - セキュリティーマネージャーが存在し、セキュリティーマネージャーの checkSecurityAccess メソッドがアイデンティティースコープの設定を許可しない場合

関連項目:

getSystemScope(), SecurityManager.checkSecurityAccess(java.lang.String)

size

public abstract int size()

推奨されていません。

このアイデンティティースコープにあるアイデンティティーの数を返します。

戻り値:

このアイデンティティースコープにあるアイデンティティーの数

getIdentity

public abstract Identity getIdentity(String name)

推奨されていません。

このスコープにある指定された名前を持つアイデンティティーを (存在する場合に) 返します。

パラメータ:

name - 取り出す対象のアイデンティティーの名前

戻り値:

name という名前のアイデンティティー。このスコープに name という名前のアイデンティティーが存在しない場合は null

getIdentity

public Identity getIdentity(Principal principal)

推奨されていません。

指定された主体と同じ名前のアイデンティティーを取得します。なお、Identity は Principal (主体) を実装する)。

パラメータ:

principal - 取り出す対象のアイデンティティーに対応する主体

戻り値:

主体と同じ名前のアイデンティティー。このスコープに同じ名前のアイデンティティーが存在しない場合は null

getIdentity

public abstract Identity getIdentity(PublicKey key)

推奨されていません。

指定された公開鍵のアイデンティティーを取り出します。

パラメータ:

key - 返されるアイデンティティーに対する公開鍵

戻り値:

指定された鍵のアイデンティティー。指定された鍵を持つアイデンティティーがこのスコープに存在しない場合は null

addIdentity

public abstract void addIdentity(Identity identity)
                          throws KeyManagementException

推奨されていません。

このアイデンティティーのスコープに 1 つのアイデンティティーを追加します。

パラメータ:

identity - 追加されるアイデンティティー

例外:

KeyManagementException - アイデンティティーが有効でない場合、名前が重複した場合、ほかのアイデンティティーが追加するアイデンティティーと同じ公開鍵を持っている場合、またはほかの例外が発生した場合

removeIdentity

public abstract void removeIdentity(Identity identity)
                             throws KeyManagementException

推奨されていません。

このアイデンティティーの有効範囲から 1 つのアイデンティティーのスコープを削除します。

パラメータ:

identity - 削除されるアイデンティティー

例外:

KeyManagementException - アイデンティティーがない場合、またはほかの例外が発生した場合

identities

public abstract Enumeration<Identity> identities()

推奨されていません。

このアイデンティティースコープ内のすべてのアイデンティティーを列挙したものを返します。

戻り値:

このアイデンティティースコープ内のすべてのアイデンティティーを列挙したもの

toString

public String toString()

推奨されていません。

名前、スコープ名、このアイデンティティースコープ内のアイデンティティー数を含む、このアイデンティティースコープの文字列表現を返します。

定義:

インタフェース Principal 内の toString

オーバーライド:

クラス Identity 内の toString

戻り値:

このアイデンティティースコープの文字列表現

関連項目:

SecurityManager.checkSecurityAccess(java.lang.String)