ナビゲーション・リンクをスキップ
Java(tm) Platform
Standard Edition 8

パッケージ javax.security.sasl

SASLをサポートするためのクラスとインタフェースを含みます。

参照: 説明

パッケージjavax.security.saslの説明

SASLをサポートするためのクラスとインタフェースを含みます。このパッケージは、SASLメカニズムのクラスとインタフェースを定義します。開発者が、SASLを使用する接続ベースのプロトコルの認証サポートを追加するときに使用します。

SASLの概要

SASL (Simple Authentication and Security Layer)は、チャレンジレスポンス・プロトコルを指定します。このプロトコルでは、1つには認証目的、もう1つには認証後通信を続行するセキュリティ・レイヤーを確立する目的(オプション)で、クライアントとサーバーがデータ交換を行います。このプロトコルは、LDAPv3、IMAPv4をはじめとする接続ベースのプロトコルとともに使用されます。SASLは、RFC 2222で説明されています。SASLには、さまざまなメカニズムが定義されています。各メカニズムは、認証を正常に実行するためにクライアントとサーバー間で交換する必要があるデータを定義します。特定のメカニズムが必要とするデータ交換を、そのメカニズムのプロトコル・プロファイルと呼びます。次に、インターネット標準コミュニティで定義されているいくつかのメカニズムを紹介します。 これらのメカニズムの中には、認証とセキュリティ・レイヤーの両方を提供するものと、認証しか提供しないものがあります。AnonymousとS/Keyは、セキュリティ・レイヤーに対応していません。GSSAPIとDIGEST-MD5では、セキュリティ・レイヤーのネゴシエートが可能です。Externalでは、セキュリティ・レイヤーは外部プロトコルによって決定されます。

使用法

このAPIは、主に2つのグループの開発者によって使用されます。1つは、LDAPv3、IMAPv4などの接続ベースのプロトコルのクライアント・ライブラリ実装を作成する開発者のグループ、もう1つは、LDAP、IMAPなどのサーバーを記述する開発者のグループです。クライアント・ライブラリを作成する開発者は、SaslClientインタフェースとSaslClientFactoryインタフェースを使用します。サーバーを記述する開発者は、SaslServerインタフェースとSaslServerFactoryインタフェースを使用します。これらの2つのグループはそれぞれ、SASLメカニズムを作成する開発者のグループとSASLメカニズムを使用する開発者のグループにさらに分類できます。SASLメカニズムを作成するグループは、これらのインタフェースに実装を提供する必要があります。一方、SASLメカニズムを使用するグループは、このパッケージ内のAPIを使用して実装にアクセスできます。

関連項目

このAPIの使用方法については、『Java SASL APIプログラミングおよび配備ガイド』を参照してください。
導入されたバージョン:
1.5
ナビゲーション・リンクをスキップ
Java(tm) Platform
Standard Edition 8

バグまたは機能を送信
詳細なAPIリファレンスおよび開発者ドキュメントについては、Java SEのドキュメントを参照してください。そのドキュメントには、概念的な概要、用語の定義、回避方法、有効なコード例などの、開発者を対象にしたより詳細な説明が含まれています。
Copyright© 1993, 2014, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.