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Java(tm) Platform
Standard Edition 8

パッケージ javax.naming.event

ネーミングおよびディレクトリ・サービスにアクセスする場合、イベント通知のサポートを提供します。

参照: 説明

パッケージjavax.naming.eventの説明

ネーミングおよびディレクトリ・サービスにアクセスする場合、イベント通知のサポートを提供します。

このパッケージは、Java Naming and Directory InterfaceTM (JNDI)のイベント通知操作を定義します。  JNDIは、Javaプログラミング言語で記述されたアプリケーションにネーミングおよびディレクトリ機能を提供します。ほかのネームおよびディレクトリ・サービスの実装と独立して動作するように設計されています。新しいサービス、展開されつつあるサービス、すでに展開されているサービスなど、さまざまなサービスに対して共通の方法でアクセスすることができます。

ネーミング・イベント

このパッケージは、ネーミングおよびディレクトリ・サービスで生成されるイベントを表すNamingEventクラスを定義します。EventContextEventDirContextという、ContextDirContextのサブインタフェースも定義します。このサブインタフェースを使用して、アプリケーションはコンテキストでトリガーされたイベントにその対象を登録します。

NamingEventとは、ネーミングおよびディレクトリ・サービスで発生するイベントのことです。ネーミング・イベントには次の2種類のカテゴリがあります。

イベントの各カテゴリは、NamespaceChangeListenerObjectChangeListenerなどの対応するリスナーによって処理されます。

たとえば、アプリケーションの場合、変更する対象を次のようにオブジェクトに登録できます。

EventContext src = 
    (EventContext)(new InitialContext()).lookup("o=wiz,c=us");
src.addNamingListener("ou=users", EventContext.ONELEVEL_SCOPE,
    new ChangeHandler());
...
class ChangeHandler implements ObjectChangeListener {
    public void objectChanged(NamingEvent evt) {
        System.out.println(evt.getNewBinding());
    }
    public void namingExceptionThrown(NamingExceptionEvent evt) {
        System.out.println(evt.getException());
    }
}

スレッド問題

イベントがリスナーにディスパッチされる場合、リスナー・メソッド(objectChanged()など)は、addNamingListener()への呼出しが実行されたスレッド以外で実行可能です。使用するスレッドは、サービス・プロバイダによって選択されます。イベントが複数のリスナーにディスパッチされる場合、サービス・プロバイダは(一般的に推奨されているように)別個のスレッドで並行してリスナー・メソッドを実行することを選択することがあります。

リスナー・インスタンスがNamingEvent.getEventContext()を呼び出した場合、ほかのスレッドで並行して同一のコンテキストを処理している可能性を考慮する必要があります。同じように、リスナーがaddNamingListener()を介して登録されるときのスレッドは、サービス・プロバイダが新規に作成したスレッドでリスナーをあとで呼び出す可能性があることを考慮する必要があります。Contextインスタンスは、一般にスレッドに対して安全であることを保証されていないので、すべてのコンテキスト操作は必要に応じて同期化してください。

例外処理

リスナーがコンテキストにイベントを登録するときは、イベントの生成に必要な情報を収集するために、コンテキストの内部で処理を行う必要がある場合があります。たとえば、サーバー上の変更の対象を登録し、最終的にイベントに変換するには、コンテキストからサーバーに要求を発行する必要があります。例外が発生したためイベントの情報を収集できない場合は、リスナーにはイベントの通知は行われません。このような例外が発生すると、NamingExceptionEventがトリガーされ、リスナーに通知します。上記のサンプル・コードで表示されたようにリスナーのnamingExceptionThrown()メソッドが呼び出され、リスナーは自動的に登録解除となります。

パッケージの仕様

JNDI APIの仕様と関連ドキュメントについては、「JNDIのドキュメント」を参照してください。
導入されたバージョン:
1.3
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バグまたは機能を送信
詳細なAPIリファレンスおよび開発者ドキュメントについては、Java SEのドキュメントを参照してください。そのドキュメントには、概念的な概要、用語の定義、回避方法、有効なコード例などの、開発者を対象にしたより詳細な説明が含まれています。
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