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Java(tm) Platform
Standard Edition 8

パッケージ javax.management.remote

JMX MBeanサーバーにリモート・アクセスするためのインタフェースです。

参照: 説明

パッケージjavax.management.remoteの説明

JMX MBeanサーバーにリモート・アクセスするためのインタフェースです。このパッケージは、JMX MBeanサーバーをリモート管理するために必要なインタフェースを定義します。この機能の仕様は、『JMX仕様、バージョン1.4』のPDFドキュメントの第III部で完全に示されます。

コネクタの概念について定義するJMX仕様です。コネクタをJMX API MBeanサーバーに接続することにより、このサーバーをリモートJavaクライアントで利用できるようになります。コネクタのクライアント側は、基本的にMBeanサーバーと同じインタフェース、すなわちMBeanServerConnectionインタフェースをエクスポートします。

コネクタにより、指定のプロトコル経由でMBeanサーバーにリモート・アクセスできるようになります。JMXリモートAPIを使用すると、さまざまな種類のコネクタを利用できます。

: JMXリモートAPIのオプション部分を実装するオプション・パッケージは、Java SEプラットフォームには含まれませんが、JMXリモートAPIのリファレンス実装から入手できます。

コネクタ・アドレス

通常、コネクタ・サーバーは、JMXServiceURLクラスによって表されるアドレスを持っています。RMIコネクタのアドレスは、次のような形式を取ります。

      service:jmx:rmi:///jndi/rmi://myhost:1099/myname
      

このJMXServiceURLでは、最初のrmi: でRMIコネクタを指定し、2番目のrmi:で、RMIコネクタ・サーバーがスタブを格納したRMIレジストリを指定します。

前述の例はアドレスの1つの形式を示しているにすぎません。RMIコネクタのアドレスには、いくつかの形式があります。詳細は、javax.management.remote.rmiパッケージに関するドキュメントを参照してください。

コネクタ・サーバーの作成

コネクタ・サーバーは、JMXConnectorServerのサブクラスのインスタンスを構築することで作成されます。通常、このインスタンスは、JMXConnectorServerFactory.newJMXConnectorServerメソッドを使って作成されます。

通常、コネクタ・サーバーとMBeanサーバーの関連付けは、コネクタ・サーバーをMBeanサーバーに登録するか、コネクタ・サーバーの作成時にパラメータとしてMBeanサーバーを指定することによって行われます。

コネクタ・クライアントの作成

通常、コネクタ・クライアントは、コネクタ・サーバーのJMXServiceURLを指定してJMXConnectorFactory.connectメソッドに接続することにより作成されます。

より特殊な用途の場合は、RMIConnectorクラスなど、JMXConnectorインタフェースを実装するクラスを直接インスタンス化しても、クライアント・コネクタを作成できます。

クライアントまたはサーバーのその他のパラメータ

コネクタ・クライアントまたはコネクタ・サーバーの作成時には、追加パラメータを定義するMap型のオブジェクトを指定できます。このMap内の各エントリは、文字列で表されるキーと、そのキーに適した型の関連値を備えています。JMXリモートAPIによって定義されたすべての標準キーの先頭文字列は、「jmx.remote.」です。これらの標準キーについては、『JMX Remote API』を参照してください。

接続識別子

コネクタ・サーバーによって開かれたすべての接続は、接続IDと呼ばれる文字列識別子を備えています。この識別子は、コネクタ・サーバーによって発行されるJMXConnectionNotificationイベント内、getConnectionIds()によって返されるリスト内、およびクライアントのgetConnectionId()メソッドによって返される値に含まれます。

接続IDの例を次に示します。

rmi://192.18.1.9 username 1
      

この規則に従う接続IDの正規文法は、次のとおりです(『Java(tm)言語仕様』のセクション2.4の文法概念を使用)。

ConnectionId:
    Protocol : ClientAddressopt Space ClientIdopt Space ArbitraryText

ClientAddress:
    // HostAddress ClientPortopt

ClientPort
    : HostPort
      

Protocolは、JMXConnectorFactoryによって認識されるプロトコルです。

ClientAddressは、接続クライアントのアドレスおよびポートです(判別可能な場合のみ、それ以外の場合はなし)。HostAddressは、クライアントの接続元ホストのインターネット・アドレスを数値またはDNS形式で表したものです。IPv6数値アドレスは、角括弧[]で囲まれます。HostPortは、クライアントの接続元の10進ポート番号です。

ClientIdは、クライアント・エンティティのアイデンティティです。通常、JMXPrincipal.getName()によって返される文字列に一致します。この文字列に空白文字を含めることはできません。

ArbitraryTextは、クライアントIDの作成時にコネクタ・サーバーによって追加される任意の追加テキストです。最小限、この接続IDを現在このコネクタ・サーバーによって開かれているその他の接続IDと区別できるのに十分である必要があります。

導入されたバージョン:
1.5
関連項目:
JavaプラットフォームのJMXテクノロジに関するドキュメント、特に『JMX仕様、バージョン1.4
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詳細なAPIリファレンスおよび開発者ドキュメントについては、Java SEのドキュメントを参照してください。そのドキュメントには、概念的な概要、用語の定義、回避方法、有効なコード例などの、開発者を対象にしたより詳細な説明が含まれています。
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