JavaTM Platform
Standard Ed. 6

javax.swing.text
クラス Segment

java.lang.Object
  上位を拡張 javax.swing.text.Segment
すべての実装されたインタフェース:
CharSequence, Cloneable, CharacterIterator

public class Segment
extends Object
implements Cloneable, CharacterIterator, CharSequence

テキストのフラグメントを表す文字配列のセグメントです。配列に直接アクセスできても、セグメントを変更しないでください。文字をコピーするオーバーヘッドのない、テキストのフラグメントに速くアクセスできます。事実上、保護されていない文字列です。

Segment は、テキストを文字列にコピーせずに国際化 (i18n) サポートの使用を提供するために java.text.CharacterIterator インタフェースを実装します。


フィールドの概要
 char[] array
          処理対象のテキストを含む配列です。
 int count
          処理対象のテキストを構成する配列要素の数です。
 int offset
          目的のテキストが始まる配列へのオフセットです。
 
インタフェース java.text.CharacterIterator から継承されたフィールド
DONE
 
コンストラクタの概要
Segment()
          新しいセグメントを作成します。
Segment(char[] array, int offset, int count)
          既存の配列を参照する新しいセグメントを作成します。
 
メソッドの概要
 char charAt(int index)
          指定されたインデックス位置にある char 値を返します。
 Object clone()
          シャローコピーを作成します。
 char current()
          現在位置 (getIndex() によって返される位置) にある文字を取得します。
 char first()
          位置を getBeginIndex() に設定して、その位置にある文字を返します。
 int getBeginIndex()
          テキストの開始インデックスを返します。
 int getEndIndex()
          テキストの終了インデックスを返します。
 int getIndex()
          現在のインデックスを返します。
 boolean isPartialReturn()
          部分的戻り値が有効であることを表すフラグです。
 char last()
          位置を getEndIndex()-1 (テキストが空の場合は getEndIndex()) に設定して、その位置にある文字を返します。
 int length()
          この文字シーケンスの長さを返します。
 char next()
          反復子のインデックスを 1 増やし、新しいインデックスにある文字を返します。
 char previous()
          反復子のインデックスを 1 減らし、新しいインデックスにある文字を返します。
 char setIndex(int position)
          位置を指定されたテキストの位置に設定して、その文字を返します。
 void setPartialReturn(boolean p)
          部分的戻り値が有効であることを表すフラグです。
 CharSequence subSequence(int start, int end)
          このシーケンスのサブシーケンスである新規 CharSequence を返します。
 String toString()
          セグメントを文字列に変換します。
 
クラス java.lang.Object から継承されたメソッド
equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, wait, wait, wait
 

フィールドの詳細

array

public char[] array
処理対象のテキストを含む配列です。この配列は変更しないでください。 効率を向上させるためだけに使用されます。


offset

public int offset
目的のテキストが始まる配列へのオフセットです。


count

public int count
処理対象のテキストを構成する配列要素の数です。

コンストラクタの詳細

Segment

public Segment()
新しいセグメントを作成します。


Segment

public Segment(char[] array,
               int offset,
               int count)
既存の配列を参照する新しいセグメントを作成します。

パラメータ:
array - 参照する配列
offset - 配列へのオフセット
count - 文字数
メソッドの詳細

setPartialReturn

public void setPartialReturn(boolean p)
部分的戻り値が有効であることを表すフラグです。フラグが true の場合、インタフェースメソッド Document.getText(position,length,Segment) の実装では、コピーを作らずに可能な限り多くのテキストが返されます。フラグのデフォルトの状態は false で、Document.getText(position,length,Segment) に常に同じ戻り動作を行わせます。 これは要求によってテキストを複製する場合としない場合があります。

パラメータ:
p - 部分的戻り値が有効かどうか
導入されたバージョン:
1.4

isPartialReturn

public boolean isPartialReturn()
部分的戻り値が有効であることを表すフラグです。

戻り値:
部分的戻り値が有効かどうか
導入されたバージョン:
1.4

toString

public String toString()
セグメントを文字列に変換します。

定義:
インタフェース CharSequence 内の toString
オーバーライド:
クラス Object 内の toString
戻り値:
文字列

first

public char first()
位置を getBeginIndex() に設定して、その位置にある文字を返します。

定義:
インタフェース CharacterIterator 内の first
戻り値:
テキスト内の先頭文字。テキストが空の場合は DONE
導入されたバージョン:
1.3
関連項目:
getBeginIndex()

last

public char last()
位置を getEndIndex()-1 (テキストが空の場合は getEndIndex()) に設定して、その位置にある文字を返します。

定義:
インタフェース CharacterIterator 内の last
戻り値:
テキスト内の最後の文字。テキストが空の場合は DONE
導入されたバージョン:
1.3
関連項目:
getEndIndex()

current

public char current()
現在位置 (getIndex() によって返される位置) にある文字を取得します。

定義:
インタフェース CharacterIterator 内の current
戻り値:
現在位置にある文字。現在位置がテキストの終わりを過ぎている場合は DONE
導入されたバージョン:
1.3
関連項目:
getIndex()

next

public char next()
反復子のインデックスを 1 増やし、新しいインデックスにある文字を返します。結果のインデックスが getEndIndex() より大きいか、それに等しい場合、現在のインデックスが getEndIndex() にリセットされ、値 DONE が返されます。

定義:
インタフェース CharacterIterator 内の next
戻り値:
新しい位置にある文字。新しい位置がテキスト範囲の終わりを過ぎている場合は DONE
導入されたバージョン:
1.3

previous

public char previous()
反復子のインデックスを 1 減らし、新しいインデックスにある文字を返します。現在のインデックスが getBeginIndex() の場合、インデックスは getBeginIndex() のまま変わらず、値 DONE が返されます。

定義:
インタフェース CharacterIterator 内の previous
戻り値:
新しい位置にある文字。現在の位置が getBeginIndex() に等しい場合は DONE
導入されたバージョン:
1.3

setIndex

public char setIndex(int position)
位置を指定されたテキストの位置に設定して、その文字を返します。

定義:
インタフェース CharacterIterator 内の setIndex
パラメータ:
position - テスト内の位置。有効な値は、getBeginIndex() から getEndIndex()。無効な値を指定すると、IllegalArgumentException がスローされる
戻り値:
指定された位置にある文字。指定された位置が getEndIndex() に等しい場合は DONE
導入されたバージョン:
1.3

getBeginIndex

public int getBeginIndex()
テキストの開始インデックスを返します。

定義:
インタフェース CharacterIterator 内の getBeginIndex
戻り値:
テキストが始まる位置のインデックス
導入されたバージョン:
1.3

getEndIndex

public int getEndIndex()
テキストの終了インデックスを返します。このインデックスは、テキストの終わりの次の文字のインデックスです。

定義:
インタフェース CharacterIterator 内の getEndIndex
戻り値:
テキスト内の最後の文字の次のインデックス
導入されたバージョン:
1.3

getIndex

public int getIndex()
現在のインデックスを返します。

定義:
インタフェース CharacterIterator 内の getIndex
戻り値:
現在のインデックス
導入されたバージョン:
1.3

charAt

public char charAt(int index)
指定されたインデックス位置にある char 値を返します。インデックスは、0 から length() - 1 の範囲になります。配列のインデックス付けの場合と同じように、シーケンスの最初の char のインデックスは 0、次の文字のインデックスは 1 と続きます。

 

インデックスで指定された char 値がサロゲートの場合、サロゲート値が返されます。

定義:
インタフェース CharSequence 内の charAt
パラメータ:
index - 返される char 値のインデックス
戻り値:
指定された char
導入されたバージョン:
1.6

length

public int length()
この文字シーケンスの長さを返します。長さはシーケンス内の 16 ビット char の数に等しくなります。

定義:
インタフェース CharSequence 内の length
戻り値:
このシーケンスの char の数
導入されたバージョン:
1.6

subSequence

public CharSequence subSequence(int start,
                                int end)
このシーケンスのサブシーケンスである新規 CharSequence を返します。サブシーケンスは、指定されたインデックスの char 値で始まり、インデックス end - 1char 値で終わります。返される (char の) シーケンスの長さは end - start です。 このため、start == end の場合、空のシーケンスが返されます。

定義:
インタフェース CharSequence 内の subSequence
パラメータ:
start - 開始インデックス (この値を含む)
end - 終了インデックス (この値を含まない)
戻り値:
指定されたサブシーケンス
導入されたバージョン:
1.6

clone

public Object clone()
シャローコピーを作成します。

定義:
インタフェース CharacterIterator 内の clone
オーバーライド:
クラス Object 内の clone
戻り値:
コピー
関連項目:
Cloneable

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バグの報告と機能のリクエスト
さらに詳しい API リファレンスおよび開発者ドキュメントについては、Java SE 開発者用ドキュメントを参照してください。開発者向けの詳細な解説、概念の概要、用語の定義、バグの回避策、およびコード実例が含まれています。

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