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Standard Ed. 6

パッケージ javax.imageio

Java Image I/O API の基本パッケージです。

参照先:
          説明

インタフェースの概要
IIOParamController GUI を使用してユーザーから値を取得するか、またはほかの手段によって、IIOParam オブジェクトの設定値を判定できるオブジェクトにより実装されるインタフェースです。
ImageTranscoder メタデータ変換機能を提供するインタフェースです。
 

クラスの概要
IIOImage イメージ、サムネール (プレビュー) イメージセット、およびイメージに関連するメタデータを表すオブジェクトを集合させる単純なコンテナクラスです。
IIOParam ストリームをデコードまたはエンコードする方法を記述する、すべてのクラスのスーパークラスです。
ImageIO ImageReader および ImageWriter を検索する静的な簡易メソッドを保持して、簡単な符号化と復号化を実行するクラスです。
ImageReader イメージを解析して復号化する抽象スーパークラスです。
ImageReadParam ストリームが復号化される方法を記述するクラスです。
ImageTypeSpecifier イメージの形式、特に SampleModelColorModel を、便利な方法で指定できるようにするクラスです。
ImageWriteParam ストリームの符号化の方法を記述するクラスです。
ImageWriter 符号化とイメージの書き込みのための抽象スーパークラスです。
 

例外の概要
IIOException 読み込み/書き込み操作の実行時障害を通知する例外クラスです。
 

パッケージ javax.imageio の説明

Java Image I/O API の基本パッケージです。

ImageIO クラスの static メソッドを使用して、多くの共通イメージ I/O 操作を実行できます。

このパッケージに含まれる基本クラスとインタフェースは、メタデータとサムネイル (IIOImage) を含むイメージファイルの内容を記述するためのもの、イメージ読み込み処理 (ImageReaderImageReadParamImageTypeSpecifier) とイメージ書き込み処理 (ImageWriterImageWriteParam) を制御するためのもの、形式間の変換 (ImageTranscoder) を実行するためのもの、エラー報告 (IIOException) を行うためのものがあります。

javax.imageio のすべての実装に、次の標準イメージ形式のプラグインが用意されています。

  読み込み 書き込み 注記 メタデータ
JPEG はい はい なし JPEG メタデータ形式
PNG はい はい なし PNG メタデータ形式
BMP はい はい なし BMP メタデータ形式
WBMP はい はい なし WBMP メタデータ形式
GIF はい はい GIF プラグインに関する注記 GIF メタデータ形式



標準プラグインに関する注記

GIF イメージ形式の標準プラグイン

ImageIO は、Graphics Interchange Format (GIF) イメージ形式に対応した ImageReader および ImageWriter プラグインを提供します。 これらは JRE に含まれる「標準」の GIF プラグインであり、標準拡張機能に含まれるプラグインやサードパーティーのプラグインとは異なります。次の注記およびメタデータ仕様が、標準プラグインに適用されます。

GIF イメージの書き込み

GIF イメージライタープラグインでは、次の要件を満たすイメージの損失のない書き込みが保証されます。

デフォルトでは、GIF ライタープラグインによりバージョン「89a」のイメージが作成されます。これは、ストリームメタデータのバージョンを明示的に設定することにより「87a」に変更できます。「GIF Stream Metadata Format Specification」を参照してください。

GIF ライタープラグインを使用すると、ImageWriter クラスで定義された標準シーケンス書き込みメソッドを使用して動画 GIF イメージを作成できます。

次の条件のいずれかが満たされると、グローバルカラーテーブルが出力ストリームに書き込まれます。

最初の条件が当てはまる場合はストリームメタデータ内のグローバルカラーテーブルが使用され、2 番目の条件が当てはまる場合はイメージメタデータ内のローカルカラーテーブルが使用されます。3 番目の条件が当てはまる場合は、(最初の) イメージの ColorModel または SampleModel からグローバルカラーテーブルが作成されます。

ローカルカラーテーブルが出力ストリームに書き込まれるのは、LocalColorTable 要素を含むイメージメタデータがライターに提供される場合、またはイメージメタデータがライターに提供されず、イメージ自体から生成されるローカルカラーテーブルがグローバルカラーテーブルと等しくない場合だけです。

Graphic Control Extension ブロックが出力ストリームに書き込まれるのは、GraphicControlExtension 要素を含むイメージメタデータがライターに提供される場合、 またはイメージメタデータが提供されず、イメージから生成されるローカルカラーテーブルに透明インデックスが必要な場合だけです。Application、Plain Text、および Comment Extension ブロックが書き込まれるのは、これらのブロックがイメージメタデータを介してライターに提供される場合だけです。

 

インタレースイメージの書き込みは、指定した ImageWriteParam インスタンスのプログレッシブモードを使って制御できます。プログレッシブモードが MODE_DISABLED の場合は、インタレースでないイメージが書き込まれます。プログレッシブモードが MODE_DEFAULT の場合は、インタレースイメージが書き込まれます。プログレッシブモードが MODE_COPY_FROM_METADATA の場合、メタデータ設定が使用されます (メタデータ設定が指定済みの場合)。メタデータ設定が指定されない場合は、インタレースイメージが書き込まれます。

GIF イメージライタープラグインを使用すると、ライターに渡されたメタデータから取得した出力ストリームメタデータを、ネイティブ GIF ストリームメタデータ形式 javax_imageio_gif_stream_1.0 または標準メタデータ形式 javax_imageio_1.0 に設定できます。また、ライターに渡されたメタデータから取得した出力イメージメタデータを、ネイティブ GIF イメージメタデータ形式 javax_imageio_gif_image_1.0 または標準メタデータ形式 javax_imageio_1.0 に設定できます。 標準メタデータ形式の GIF ネイティブストリームおよびイメージメタデータ形式へのマッピングについては、ここの表を参照してください。

導入されたバージョン:
1.4

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バグの報告と機能のリクエスト
さらに詳しい API リファレンスおよび開発者ドキュメントについては、Java SE 開発者用ドキュメントを参照してください。開発者向けの詳細な解説、概念の概要、用語の定義、バグの回避策、およびコード実例が含まれています。

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