JavaTM Platform
Standard Ed. 6

java.sql
クラス Timestamp

java.lang.Object
  上位を拡張 java.util.Date
      上位を拡張 java.sql.Timestamp
すべての実装されたインタフェース:
Serializable, Cloneable, Comparable<Date>

public class Timestamp
extends Date

 

このクラスは、java.util.Date の thin ラッパーで、このラッパーによって JDBC API はこれを SQL TIMESTAMP 値として識別できます。このクラスは、小数点以下の秒数の仕様でナノ秒の精度を許可することにより、SQL TIMESTAMP の小数点以下の秒数値を保持する機能を追加します。Timestamp は、タイムスタンプ値の JDBC エスケープ構文をサポートするためのフォーマットと構文解析操作も提供します。  

Timestamp オブジェクトの精度は、次のように計算されます。

 

注: この型は java.util.Date とナノ秒値からなります。java.util.Date 構成要素内に格納されるのは秒の整数部分だけであり、秒の小数点以下 (nanos 値) は別の構成要素内に格納されます。Timestamp.equals(Object) メソッドは、java.sql.Timestamp のインスタンスでないオブジェクトが渡された場合は true を返しません。なぜなら、その日付の nanos 構成要素が不明だからです。そのため、Timestamp.equals(Object) メソッドは java.util.Date.equals(Object) メソッドと対称ではありません。また、hashcode メソッドは基となる java.util.Date 実装を使用するため、その計算に nanos 値を含みません。

上記のような Timestamp クラスと java.util.Date クラスの違いのため、Timestamp 値は java.util.Date のインスタンスとして考えないでください。Timestampjava.util.Date の継承関係は、型の継承ではなく、実装の継承を示します。

関連項目:
直列化された形式

コンストラクタの概要
Timestamp(int year, int month, int date, int hour, int minute, int second, int nano)
          推奨されていません。 Timestamp(long millis) コンストラクタを代わりに使用してください。
Timestamp(long time)
          ミリ秒の値を使用して、Timestamp オブジェクトを構築します。
 
メソッドの概要
 boolean after(Timestamp ts)
          この Timestamp オブジェクトが、指定された Timestamp オブジェクトより遅い時刻かどうかを示します。
 boolean before(Timestamp ts)
          この Timestamp オブジェクトが、指定された Timestamp オブジェクトより早い時刻かどうかを示します。
 int compareTo(Date o)
          この Timestamp オブジェクトを指定された Date と比較します。
 int compareTo(Timestamp ts)
          この Timestamp オブジェクトを、指定された Timestamp オブジェクトと比較します。
 boolean equals(Object ts)
          この Timestamp オブジェクトが指定されたオブジェクトと等しいかどうかを判定します。
 boolean equals(Timestamp ts)
          この Timestamp オブジェクトと指定された Timestamp オブジェクトが等しいかどうかを判定します。
 int getNanos()
          この Timestamp オブジェクトの nanos 値を取得します。
 long getTime()
          Timestamp オブジェクトで表される、1970 年 1 月 1 日、0 時 0 分 0 秒 GMT (グリニッジ標準時) からのミリ秒数を返します。
 void setNanos(int n)
          この Timestamp オブジェクトの nanos フィールドを指定された値に設定します。
 void setTime(long time)
          この Timestamp オブジェクトを、1970 年 1 月 1 日、0 時 0 分 0 秒 GMT (グリニッジ標準時) から time ミリ秒の時点を表すように設定します。
 String toString()
          タイムスタンプを、JDBC タイムスタンプエスケープ形式 (yyyy-mm-dd hh:mm:ss.fffffffffffffffffff はナノ秒を示す) にフォーマットします。
static Timestamp valueOf(String s)
          JDBC タイムスタンプエスケープ形式の String オブジェクトを Timestamp 値に変換します。
 
クラス java.util.Date から継承されたメソッド
after, before, clone, getDate, getDay, getHours, getMinutes, getMonth, getSeconds, getTimezoneOffset, getYear, hashCode, parse, setDate, setHours, setMinutes, setMonth, setSeconds, setYear, toGMTString, toLocaleString, UTC
 
クラス java.lang.Object から継承されたメソッド
finalize, getClass, notify, notifyAll, wait, wait, wait
 

コンストラクタの詳細

Timestamp

@Deprecated
public Timestamp(int year,
                            int month,
                            int date,
                            int hour,
                            int minute,
                            int second,
                            int nano)
推奨されていません。 Timestamp(long millis) コンストラクタを代わりに使用してください。

指定された値で初期化された Timestamp オブジェクトを構築します。

パラメータ:
year - 年から 1900 を引いたもの
month - 0 〜 11
date - 1 〜 31
hour - 0 〜 23
minute - 0 〜 59
second - 0 〜 59
nano - 0 〜 999,999,999
例外:
IllegalArgumentException - nano 引数が範囲外にある場合

Timestamp

public Timestamp(long time)
ミリ秒の値を使用して、Timestamp オブジェクトを構築します。整数値の秒は date 値に格納され、小数点以下の秒数は Timestamp オブジェクトの nanos フィールドに格納されます。

パラメータ:
time - 1970 年 1 月 1 日、0 時 0 分 0 秒 GMT (グリニッジ標準時) を起点とした時間をミリ秒で表した値。負の値は、1970 年 1 月 1 日、0 時 0 分 0 秒 GMT (グリニッジ標準時) より前のミリ秒
関連項目:
Calendar
メソッドの詳細

setTime

public void setTime(long time)
この Timestamp オブジェクトを、1970 年 1 月 1 日、0 時 0 分 0 秒 GMT (グリニッジ標準時) から time ミリ秒の時点を表すように設定します。

オーバーライド:
クラス Date 内の setTime
パラメータ:
time - ミリ秒数
関連項目:
getTime(), Timestamp(long time), Calendar

getTime

public long getTime()
Timestamp オブジェクトで表される、1970 年 1 月 1 日、0 時 0 分 0 秒 GMT (グリニッジ標準時) からのミリ秒数を返します。

オーバーライド:
クラス Date 内の getTime
戻り値:
この日付で表される、1970 年 1 月 1 日 00:00:00 GMT からのミリ秒数
関連項目:
setTime(long)

valueOf

public static Timestamp valueOf(String s)
JDBC タイムスタンプエスケープ形式の String オブジェクトを Timestamp 値に変換します。

パラメータ:
s - yyyy-mm-dd hh:mm:ss[.f...] 形式のタイムスタンプ。小数点以下の秒数は省略されることがある
戻り値:
対応する Timestamp
例外:
IllegalArgumentException - 指定された引数が yyyy-mm-dd hh:mm:ss[.f...] 形式ではない場合

toString

public String toString()
タイムスタンプを、JDBC タイムスタンプエスケープ形式 (yyyy-mm-dd hh:mm:ss.fffffffffffffffffff はナノ秒を示す) にフォーマットします。

オーバーライド:
クラス Date 内の toString
戻り値:
yyyy-mm-dd hh:mm:ss.fffffffff 形式の String オブジェクト
関連項目:
Date.toLocaleString(), Date.toGMTString()

getNanos

public int getNanos()
この Timestamp オブジェクトの nanos 値を取得します。

戻り値:
この Timestamp オブジェクトの小数点以下の秒の構成要素
関連項目:
setNanos(int)

setNanos

public void setNanos(int n)
この Timestamp オブジェクトの nanos フィールドを指定された値に設定します。

パラメータ:
n - 新しい小数点以下の秒の構成要素
例外:
IllegalArgumentException - 指定された引数が 999999999 より大きいか、0 より小さい場合
関連項目:
getNanos()

equals

public boolean equals(Timestamp ts)
この Timestamp オブジェクトと指定された Timestamp オブジェクトが等しいかどうかを判定します。

パラメータ:
ts - 比較対象の Timestamp
戻り値:
指定された Timestamp オブジェクトがこの Timestamp オブジェクトと等しい場合は true、そうでない場合は false

equals

public boolean equals(Object ts)
この Timestamp オブジェクトが指定されたオブジェクトと等しいかどうかを判定します。 このバージョンの equals メソッドは、Timestamp.equals(Timestamp) の正しくないシグニチャーの修正と、既存のクラスファイルとの下位互換を保持するために追加されました。 注:このメソッドは、基底クラスの equals(Object) メソッドと対称ではありません。

オーバーライド:
クラス Date 内の equals
パラメータ:
ts - 比較対象の Object
戻り値:
指定された ObjectTimestamp のインスタンスであり、この Timestamp オブジェクトと等しい場合は true、そうでない場合は false
関連項目:
Date.getTime()

before

public boolean before(Timestamp ts)
この Timestamp オブジェクトが、指定された Timestamp オブジェクトより早い時刻かどうかを示します。

パラメータ:
ts - 比較対象の Timestamp
戻り値:
この Timestamp オブジェクトの方が早い場合は true、そうでない場合は false

after

public boolean after(Timestamp ts)
この Timestamp オブジェクトが、指定された Timestamp オブジェクトより遅い時刻かどうかを示します。

パラメータ:
ts - 比較対象の Timestamp
戻り値:
この Timestamp オブジェクトの方が遅い場合は true、そうでない場合は false

compareTo

public int compareTo(Timestamp ts)
この Timestamp オブジェクトを、指定された Timestamp オブジェクトと比較します。

パラメータ:
ts - この Timestamp オブジェクトと比較する Timestamp オブジェクト
戻り値:
2 つの Timestamp オブジェクトが等しい場合は値 0、この Timestamp オブジェクトが引数に指定されたオブジェクトより早い時刻である場合は負の値、この Timestamp オブジェクトが引数に指定されたオブジェクトより遅い時刻である場合は正の値
導入されたバージョン:
1.4

compareTo

public int compareTo(Date o)
この Timestamp オブジェクトを指定された Date と比較します。ただし、引数は Timestamp オブジェクトになる必要があります。引数が Timestamp オブジェクトでない場合、このメソッドは ClassCastException オブジェクトをスローします(Timestamp オブジェクトはほかの Timestamp オブジェクトとしか比較できない)。

定義:
インタフェース Comparable<Date> 内の compareTo
オーバーライド:
クラス Date 内の compareTo
パラメータ:
o - 比較対象の DateTimestamp オブジェクトになる必要がある
戻り値:
この Timestamp オブジェクトと指定されたオブジェクトが等しい場合は値 0、この Timestamp オブジェクトが引数に指定されたオブジェクトより早い時刻である場合は負の値、この Timestamp オブジェクトが引数に指定されたオブジェクトより遅い時刻である場合は正の値
導入されたバージョン:
1.5

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