JavaTM Platform
Standard Ed. 6

java.net
クラス URL

java.lang.Object
  上位を拡張 java.net.URL
すべての実装されたインタフェース:
Serializable

public final class URL
extends Object
implements Serializable

URL クラスは、Uniform Resource Locator (ユニフォームリソースロケータ)、つまり World Wide Web 上の「リソース」へのポインタを表します。リソースは、ファイルやディレクトリのような単純なものであることも、データベースや検索エンジンに対するクエリーなど、より複雑なオブジェクトへの参照であることもあります。URL の種類や形式の詳細については、次を参照してください。

http://www.socs.uts.edu.au/MosaicDocs-old/url-primer.html

一般に、URL はいくつかの部分に分解できます。先の例の URL は、使用すべきプロトコルが http (HyperText Transfer Protocol) であることと、www.socs.uts.edu.au という名前のホストマシン上に情報が存在していることを示しています。そのホストマシン上の情報には、/MosaicDocs-old/url-primer.html という名前が付けられています。ホストマシン上におけるこの名前の正確な意味は、プロトコルとホストの両方に依存します。一般的には情報はファイル内に保存されていますが、動的に生成される場合もあります。URL のこうした部分はパスコンポーネントと呼ばれます。

URL にはオプションで「ポート」を指定できます。これは、TCP 接続の確立先となる、リモートホストマシン上のポート番号です。ポートを指定しなかった場合は、代わりにプロトコルのデフォルトポートが使用されます。たとえば、http のデフォルトポートは 80 です。次のように別のポートを指定することもできます。

     http://www.socs.uts.edu.au:80/MosaicDocs-old/url-primer.html
 

URL の構文は、「RFC 2396: Uniform Resource Identifiers (URI): Generic Syntax」 で定義され、「RFC 2732: Format for Literal IPv6 Addresses in URLs」 で修正されています。リテラル IPv6 アドレス形式ではスコープ ID もサポートされます。スコープ ID の構文や使用方法については、ここを参照してください。

URL には「フラグメント」(「ref」または「参照 (reference)」とも呼ぶ) を追加できます。フラグメントは、シャープ記号文字「#」とそれに続くいくつかの文字によって示されます。次に例を示します。

     http://java.sun.com/index.html#chapter1
 

本来は、このフラグメントは URL の一部ではありません。たとえば、上に示したフラグメントは、指定されたリソースを取得したあと、そのドキュメントの中で chapter1 というタグが付いている部分をアプリケーションによる処理の対象とすることを示します。タグの意味はリソースによって異なります。

アプリケーションは「相対 URL」を指定することもできます。この URL には、別の URL を基準としてリソースを検索するのに必要な情報しか含まれていません。相対 URL は HTML ページ内でよく使用されます。たとえば、次の URL があるとします。

     http://java.sun.com/index.html
 
この HTML ページの中に次の相対 URL が含まれているとします。
     FAQ.html
 
これは次の URL の短縮形と見なされます。
     http://java.sun.com/FAQ.html
 

相対 URL では、URL のすべてのコンポーネントを指定する必要はありません。プロトコルやホスト名、ポート番号を省略した場合には、すべてのコンポーネントが指定されている URL から値が継承されます。ファイルコンポーネントは指定しなければいけません。オプション指定のフラグメントは継承されません。

URL クラス自体が RFC2396 に定義されたエスケープ機構に従って URL コンポーネントのエンコードやデコードを行うことはありません。URL の呼び出し前にエスケープの必要なすべてのフィールドをエンコードしておくことは、呼び出し元の責任です。URL から返されたすべてのエスケープ済みフィールドをデコードすることも、同様です。さらに、URL は、URL エスケープの知識を持たないため、同じ URL のエンコードされた形式とデコードされた形式の等価性を判断できません。たとえば、次の 2 つの URL があるとします。
 

    http://foo.com/hello world/ と http://foo.com/hello%20world
これらは、互いに等しくないとみなされます。

URI クラスは特定の状況において、そのコンポーネントフィールドに対してエスケープ処理を実行することに注意してください。.URL のエンコードとデコードを管理する際の推奨の方法は、URI を使用して、これら 2 つのクラス間の変換を toURI()URI.toURL() を使って行うことです。

URLEncoder クラスと URLDecoder クラスを使用することもできますが、これらは HTML 形式のエンコーディング専用です。また、このエンコーディングは、RFC2396 で定義されているエンコーディング方式と同じものではありません。

導入されたバージョン:
JDK1.0
関連項目:
直列化された形式

コンストラクタの概要
URL(String spec)
          String 表現から URL オブジェクトを生成します。
URL(String protocol, String host, int port, String file)
          指定された protocolhostport 番号、および file から URL オブジェクトを生成します。
URL(String protocol, String host, int port, String file, URLStreamHandler handler)
          指定された protocolhostport 番号、file、および handler から URL オブジェクトを生成します。
URL(String protocol, String host, String file)
          指定された protocol 名、host 名、および file 名から URL を作成します。
URL(URL context, String spec)
          指定されたコンテキスト内の指定された仕様で構文解析することによって、URL を生成します。
URL(URL context, String spec, URLStreamHandler handler)
          指定されたコンテキスト内の指定されたハンドラで、指定された仕様を構文解析して URL を生成します。
 
メソッドの概要
 boolean equals(Object obj)
          この URL と別のオブジェクトとが等しいかどうかを比較します。
 String getAuthority()
          この URL の機関部分を取得します。
 Object getContent()
          この URL のコンテンツを取得します。
 Object getContent(Class[] classes)
          この URL のコンテンツを取得します。
 int getDefaultPort()
          この URL に関連するプロトコルのデフォルトのポート番号を取得します。
 String getFile()
          この URL のファイル名を取得します。
 String getHost()
          該当する場合、この URL のホスト名を取得します。
 String getPath()
          この URL のパス部分を取得します。
 int getPort()
          この URL のポート番号を取得します。
 String getProtocol()
          この URL のプロトコル名を取得します。
 String getQuery()
          この URL のクエリー部分を取得します。
 String getRef()
          この URL のアンカー (「参照」とも呼ばれる) を取得します。
 String getUserInfo()
          この URL のユーザー情報部分を取得します。
 int hashCode()
          ハッシュテーブルのインデックス付けに適した int 値を作成します。
 URLConnection openConnection()
          URL が参照するリモートオブジェクトへの接続を表す URLConnection オブジェクトを返します。
 URLConnection openConnection(Proxy proxy)
          openConnection() とほぼ同じですが、接続の確立が指定されたプロキシ経由で行われる点が異なります。
 InputStream openStream()
          この URL への接続をオープンし、その接続から読み込みを行うための InputStream を返します。
 boolean sameFile(URL other)
          フラグメントコンポーネント以外の 2 つの URL を比較します。
protected  void set(String protocol, String host, int port, String file, String ref)
          URL のフィールドを設定します。
protected  void set(String protocol, String host, int port, String authority, String userInfo, String path, String query, String ref)
          URL の、指定された 8 フィールドを設定します。
static void setURLStreamHandlerFactory(URLStreamHandlerFactory fac)
          アプリケーションの URLStreamHandlerFactory を設定します。
 String toExternalForm()
          この URL の文字列表現を構築します。
 String toString()
          この URL の文字列表現を構築します。
 URI toURI()
          この URL と等価な URI を返します。
 
クラス java.lang.Object から継承されたメソッド
clone, finalize, getClass, notify, notifyAll, wait, wait, wait
 

コンストラクタの詳細

URL

public URL(String protocol,
           String host,
           int port,
           String file)
    throws MalformedURLException
指定された protocolhostport 番号、および file から URL オブジェクトを生成します。

host は、ホスト名、リテラル IP アドレスのいずれかとして表現できます。IPv6 リテラルアドレスを使用する場合は、「RFC 2732」で指定されているように、アドレスを角括弧 (「[」「]」) で囲む必要があります。ただし、「RFC 2373: IP Version 6 Addressing Architecture」で定義されているリテラル IPv6 アドレス形式も、使用可能です。

port 番号 -1 の指定は、URL がプロトコルのデフォルトのポートを使用することを示します。

指定されたプロトコルで最初に URL オブジェクトを生成するときには、そのプロトコルのためのストリームプロトコルハンドラオブジェクトが生成されます。このストリームプロトコルハンドラオブジェクトは、URLStreamHandler クラスのインスタンスです。

  1. 以前にアプリケーションが URLStreamHandlerFactory のインスタンスをストリームハンドラファクトリとして設定している場合は、そのインスタンスの createURLStreamHandler メソッドがプロトコル文字列を引数として呼び出されて、ストリームプロトコルハンドラを作成する
  2. まだ URLStreamHandlerFactory が設定されていない場合、あるいはファクトリの createURLStreamHandler メソッドが null を返した場合は、コンストラクタが次のシステムプロパティーの値を探す
             java.protocol.handler.pkgs
         
    このシステムプロパティーの値が null でなければ、値は、垂直スラッシュ文字「|」で区切られた、パッケージのリストとして解釈される。コンストラクタは次の名前を持つクラスをロードしようとする。
             <package>.<protocol>.Handler
         
    ここで、<package> にはパッケージの名前が入り、<protocol> にはプロトコルの名前が入る。このクラスが存在しない場合、あるいはクラスは存在してもそれが URLStreamHandler のサブクラスではない場合には、リストにある次のパッケージを試すことになる。
  3. 以上の手順でもプロトコルハンドラが見つからなかった場合、コンストラクタはシステムのデフォルトパッケージからロードしようとする。
             <system default package>.<protocol>.Handler
         
    このクラスが存在しない場合、あるいはクラスは存在してもそれが URLStreamHandler のサブクラスではない場合には、MalformedURLException がスローされる。
 

次のプロトコルのプロトコルハンドラは、検索パス上に存在することが保証されています。

     http, https, ftp, file, and jar
 
その他のプロトコルのプロトコルハンドラも使用可能になっている可能性があります。  

このコンストラクタによる入力の検証は実行されません。

パラメータ:
protocol - 使用するプロトコル名
host - ホスト名
port - ホスト上でのポート番号
file - ホスト上のファイル
例外:
MalformedURLException - 未知のプロトコルとして指定された場合
関連項目:
System.getProperty(java.lang.String), setURLStreamHandlerFactory( java.net.URLStreamHandlerFactory), URLStreamHandler, URLStreamHandlerFactory.createURLStreamHandler( java.lang.String)

URL

public URL(String protocol,
           String host,
           String file)
    throws MalformedURLException
指定された protocol 名、host 名、および file 名から URL を作成します。指定されたプロトコルのデフォルトポートが使用されます。

このメソッドの機能は、引数に protocolhost-1file を指定して 4 つの引数を受け取るコンストラクタを呼び出すのと同じです。 このコンストラクタによる入力の検証は実行されません。

パラメータ:
protocol - 使用するプロトコル名
host - ホスト名
file - ホスト上のファイル
例外:
MalformedURLException - 未知のプロトコルとして指定された場合
関連項目:
URL(java.lang.String, java.lang.String, int, java.lang.String)

URL

public URL(String protocol,
           String host,
           int port,
           String file,
           URLStreamHandler handler)
    throws MalformedURLException
指定された protocolhostport 番号、file、および handler から URL オブジェクトを生成します。port 番号 -1 の指定は、URL がプロトコルのデフォルトのポートを使用することを示します。handlernull を指定した場合、それは、java.net.URL#URL(java.lang.String, java.lang.String, int, java.lang.String) で概説したプロトコルのデフォルトストリームハンドラを、URL が使用すべきであることを示します。  

ハンドラが null ではなく、セキュリティーマネージャーが存在する場合、NetPermission("specifyStreamHandler") アクセス権を指定してセキュリティーマネージャーの checkPermission メソッドが呼び出されます。その結果、SecurityException が発生することがあります。 このコンストラクタによる入力の検証は実行されません。

パラメータ:
protocol - 使用するプロトコル名
host - ホスト名
port - ホスト上でのポート番号
file - ホスト上のファイル
handler - URL のストリームハンドラ
例外:
MalformedURLException - 未知のプロトコルとして指定された場合
SecurityException - セキュリティーマネージャーが存在し、セキュリティーマネージャーの checkPermission メソッドがストリームハンドラの明示的な指定を許可しない場合
関連項目:
System.getProperty(java.lang.String), setURLStreamHandlerFactory( java.net.URLStreamHandlerFactory), URLStreamHandler, URLStreamHandlerFactory.createURLStreamHandler( java.lang.String), SecurityManager.checkPermission(java.security.Permission), NetPermission

URL

public URL(String spec)
    throws MalformedURLException
String 表現から URL オブジェクトを生成します。

このコンストラクタは、1 番目の引数に null を指定して、引数が 2 つのコンストラクタを呼び出すことと同じです。

パラメータ:
spec - URL として構文解析される String
例外:
MalformedURLException - 文字列に指定されたプロトコルが未知である場合
関連項目:
URL(java.net.URL, java.lang.String)

URL

public URL(URL context,
           String spec)
    throws MalformedURLException
指定されたコンテキスト内の指定された仕様で構文解析することによって、URL を生成します。 新しい URL は、RFC2396 の「Uniform Resource Identifiers : Generic * Syntax」の説明に従って、指定されたコンテキスト URL と spec 引数から作成されます。
          <scheme>://<authority><path>?<query>#<fragment>
 
参照はスキーマ、機関、パス、クエリー、およびフラグメントの各部分に構文解析されます。パスコンポーネントが空でスキーマ、機関、およびクエリーの各コンポーネントが未定義の場合、新しい URL が現在のドキュメントへの参照となります。それ以外の場合は、仕様のフラグメント部分とクエリー部分が新しい URL に使われます。

指定された仕様でスキーマコンポーネントが定義され、そのスキーマコンポーネントがコンテキストのスキーマと一致しない場合、仕様だけに基づく絶対 URL として新しい URL が生成されます。そうでない場合は、スキーマコンポーネントはコンテキスト URL を継承します。

機関コンポーネントが仕様にある場合には、仕様は絶対的なものとして扱われ、仕様の機関とパスはコンテキストの機関とパスを置換します。仕様に機関コンポーネントがない場合、新しい URL の機関はコンテキストを継承します。

仕様のパスコンポーネントがスラッシュ文字 "/" で始まる場合、パスは絶対的なものとして扱われ、仕様のパスがコンテキストのパスを置換します。

それ以外の場合、RFC2396 で説明されているように、パスは相対パスとして扱われ、コンテキストパスに追加されます。また、この場合、「..」および「.」によって行われたディレクトリ変更を削除することで、パスは正規化されます。

URL 構文解析の詳細な説明については、RFC2396 を参照してください。

パラメータ:
context - 仕様を構文解析するコンテキスト
spec - URL として構文解析される String
例外:
MalformedURLException - プロトコルが指定されていないか、未知のプロトコルが見つかった場合
関連項目:
URL(java.lang.String, java.lang.String, int, java.lang.String), URLStreamHandler, URLStreamHandler.parseURL(java.net.URL, java.lang.String, int, int)

URL

public URL(URL context,
           String spec,
           URLStreamHandler handler)
    throws MalformedURLException
指定されたコンテキスト内の指定されたハンドラで、指定された仕様を構文解析して URL を生成します。ハンドラが null の場合、2 つの引数を取るコンストラクタと同様の解析が行われます。

パラメータ:
context - 仕様を構文解析するコンテキスト
spec - URL として構文解析される String
handler - URL のストリームハンドラ
例外:
MalformedURLException - プロトコルが指定されていないか、未知のプロトコルが見つかった場合
SecurityException - セキュリティーマネージャーが存在し、セキュリティーマネージャーの checkPermission メソッドがストリームハンドラの指定を許可しない場合
関連項目:
URL(java.lang.String, java.lang.String, int, java.lang.String), URLStreamHandler, URLStreamHandler.parseURL(java.net.URL, java.lang.String, int, int)
メソッドの詳細

set

protected void set(String protocol,
                   String host,
                   int port,
                   String file,
                   String ref)
URL のフィールドを設定します。これは public メソッドではないので、URL フィールドを修正できるのは URLStreamHandlers だけです。それ以外の URL は定数です。

パラメータ:
protocol - 使用するプロトコル名
host - ホスト名
port - ホスト上でのポート番号
file - ホスト上のファイル
ref - URL の内部参照

set

protected void set(String protocol,
                   String host,
                   int port,
                   String authority,
                   String userInfo,
                   String path,
                   String query,
                   String ref)
URL の、指定された 8 フィールドを設定します。これは public メソッドではないので、URL フィールドを修正できるのは URLStreamHandlers だけです。それ以外の URL は定数です。

パラメータ:
protocol - 使用するプロトコル名
host - ホスト名
port - ホスト上でのポート番号
authority - URL の機関部分
userInfo - ユーザー名およびパスワード
path - ホスト上のファイル
ref - URL の内部参照
query - この URL のクエリー部分
導入されたバージョン:
1.3

getQuery

public String getQuery()
この URL のクエリー部分を取得します。

戻り値:
この URL のクエリー部分。存在しない場合は null
導入されたバージョン:
1.3

getPath

public String getPath()
この URL のパス部分を取得します。

戻り値:
この URL のパス部分。存在しない場合は空の文字列
導入されたバージョン:
1.3

getUserInfo

public String getUserInfo()
この URL のユーザー情報部分を取得します。

戻り値:
この URL のユーザー情報部分。存在しない場合は null
導入されたバージョン:
1.3

getAuthority

public String getAuthority()
この URL の機関部分を取得します。

戻り値:
この URL の機関部分
導入されたバージョン:
1.3

getPort

public int getPort()
この URL のポート番号を取得します。

戻り値:
ポート番号。ポートが設定されていない場合は -1

getDefaultPort

public int getDefaultPort()
この URL に関連するプロトコルのデフォルトのポート番号を取得します。URL スキーマまたは URL の URLStreamHandler がデフォルトのポート番号を定義しない場合は、-1 が返されます。

戻り値:
ポート番号
導入されたバージョン:
1.4

getProtocol

public String getProtocol()
この URL のプロトコル名を取得します。

戻り値:
この URL のプロトコル

getHost

public String getHost()
該当する場合、この URL のホスト名を取得します。ホスト名の形式は RFC 2732 に準拠します。つまり、リテラル IPv6 アドレスの場合、このメソッドは角括弧 ([ および ]) で囲まれた IPv6 アドレスを返します。

戻り値:
この URL のホスト名

getFile

public String getFile()
この URL のファイル名を取得します。返されるファイル部分は、getQuery() の値が存在する場合には、その値と getPath() の値を連結したものと同じになります。クエリー部分が存在しない場合、このメソッドと getPath() は同じ結果を返します。

戻り値:
この URL のファイル名。存在しない場合は空の文字列

getRef

public String getRef()
この URL のアンカー (「参照」とも呼ばれる) を取得します。

戻り値:
この URL のアンカー (「参照」とも呼ばれる)。存在しない場合は null

equals

public boolean equals(Object obj)
この URL と別のオブジェクトとが等しいかどうかを比較します。

指定されたオブジェクトが URL でない場合、このメソッドは直ちに false を返します。

2 つの URL オブジェクトが等しいのは、同じプロトコルを持ち、同じホストを参照し、ホスト上のポート番号が同じで、ファイルとファイルのフラグメントが同じ場合です。

2 つのホストが等価と見なされるのは、両方のホスト名が同じ IP アドレスに解決されるか、どちらかのホスト名を解決できない場合は、大文字小文字に関係なくホスト名が等しいか、両方のホスト名が null に等しい場合です。

ホスト比較には名前解決が必要なので、この操作はブロック操作です。

注:equals の定義された動作は、HTTP の仮想ホストと一致しないことが知られています。

オーバーライド:
クラス Object 内の equals
パラメータ:
obj - 比較対象の URL
戻り値:
オブジェクトが同じである場合は true、そうでない場合は false
関連項目:
Object.hashCode(), Hashtable

hashCode

public int hashCode()
ハッシュテーブルのインデックス付けに適した int 値を作成します。

ハッシュコードは URL 比較に関連するすべての URL コンポーネントに基づいています。したがって、この操作はブロック操作です。

オーバーライド:
クラス Object 内の hashCode
戻り値:
この URL に使うハッシュコード
関連項目:
Object.equals(java.lang.Object), Hashtable

sameFile

public boolean sameFile(URL other)
フラグメントコンポーネント以外の 2 つの URL を比較します。

フラグメントコンポーネントを考慮しないで、この URLother 引数が等しい場合は、true を返します。

パラメータ:
other - 比較対象の URL
戻り値:
2 つの URL が参照するリモートオブジェクトが同じである場合は true、そうでない場合は false

toString

public String toString()
この URL の文字列表現を構築します。このオブジェクトのストリームプロトコルハンドラの toExternalFormメソッドを呼び出すことによって文字列が作成されます。

オーバーライド:
クラス Object 内の toString
戻り値:
このオブジェクトの文字列表現
関連項目:
URL(java.lang.String, java.lang.String, int, java.lang.String), URLStreamHandler.toExternalForm(java.net.URL)

toExternalForm

public String toExternalForm()
この URL の文字列表現を構築します。このオブジェクトのストリームプロトコルハンドラの toExternalFormメソッドを呼び出すことによって文字列が作成されます。

戻り値:
このオブジェクトの文字列表現
関連項目:
URL(java.lang.String, java.lang.String, int, java.lang.String), URLStreamHandler.toExternalForm(java.net.URL)

toURI

public URI toURI()
          throws URISyntaxException
この URL と等価な URI を返します。このメソッドは、new URI (this.toString()) と同じように機能します。 

RFC 2396 に準拠した URL インスタンスは必ず URI に変換できることに注意してください。ただし、厳密に準拠していない URL は、URI に変換できない可能性があります。

戻り値:
この URL と等価な URI インスタンス
例外:
URISyntaxException - この URL の形式が RFC2396 に厳密に従っていないため、URI に変換できない場合
導入されたバージョン:
1.5

openConnection

public URLConnection openConnection()
                             throws IOException
URL が参照するリモートオブジェクトへの接続を表す URLConnection オブジェクトを返します。  

この URL のプロトコルハンドラの openConnection メソッドを呼び出すたびに、新しい接続が開かれます。  

HTTP や JAR などの、URL のプロトコルについては、java.lang、java.io、java.util、または java.net のパッケージ、あるいはそのサブパッケージに属する公開された特殊な URLConnection サブクラスがあります。返される接続は、そのサブクラスのものになります。たとえば、HTTP の場合は HttpURLConnection が返され、JAR の場合は JarURLConnection が返されます。

戻り値:
URL への URLConnection
例外:
IOException - 入出力例外が発生した場合
関連項目:
URL(java.lang.String, java.lang.String, int, java.lang.String), URLConnection, URLStreamHandler.openConnection(java.net.URL)

openConnection

public URLConnection openConnection(Proxy proxy)
                             throws IOException
openConnection() とほぼ同じですが、接続の確立が指定されたプロキシ経由で行われる点が異なります。プロキシ処理をサポートしないプロトコルハンドラは、プロキシのパラメータを無視し、通常の接続を確立します。 このメソッドを呼び出すと、システムのデフォルトの ProxySelector 設定が横取りされます。

パラメータ:
proxy - この接続の確立に使用されるプロキシ。直接接続を行いたい場合は Proxy.NO_PROXY を指定すべきである
戻り値:
URL への URLConnection
例外:
IOException - 入出力例外が発生した場合
SecurityException - セキュリティーマネージャーが存在し、プロキシに接続する権限を呼び出し元が持っていない場合
IllegalArgumentException - プロキシが null であるかプロキシの型が正しくない場合にスローされる
UnsupportedOperationException - プロトコルハンドラを実装するサブクラスがこのメソッドをサポートしない場合
導入されたバージョン:
1.5
関連項目:
URL(java.lang.String, java.lang.String, int, java.lang.String), URLConnection, URLStreamHandler.openConnection(java.net.URL, java.net.Proxy)

openStream

public final InputStream openStream()
                             throws IOException
この URL への接続をオープンし、その接続から読み込みを行うための InputStream を返します。このメソッドは次のメソッドの短縮形です。
     openConnection().getInputStream()
 

戻り値:
URL 接続から入力を読み込むための入力ストリーム
例外:
IOException - 入出力例外が発生した場合
関連項目:
openConnection(), URLConnection.getInputStream()

getContent

public final Object getContent()
                        throws IOException
この URL のコンテンツを取得します。このメソッドは次のメソッドの短縮形です。
     openConnection().getContent()
 

戻り値:
この URL のコンテンツ
例外:
IOException - 入出力例外が発生した場合
関連項目:
URLConnection.getContent()

getContent

public final Object getContent(Class[] classes)
                        throws IOException
この URL のコンテンツを取得します。このメソッドは次のメソッドの短縮形です。
     openConnection().getContent(Class[])
 

パラメータ:
classes - Java 型の配列
戻り値:
クラスの配列で指定された型が最初に一致した、この URL のコンテンツオブジェクト。要求された型がサポートされていない場合は null
例外:
IOException - 入出力例外が発生した場合
導入されたバージョン:
1.3
関連項目:
URLConnection.getContent(Class[])

setURLStreamHandlerFactory

public static void setURLStreamHandlerFactory(URLStreamHandlerFactory fac)
アプリケーションの URLStreamHandlerFactory を設定します。このメソッドは、使用する Java 仮想マシンで 1 回しか呼び出せません。

URLStreamHandlerFactory インスタンスは、プロトコル名からストリームプロトコルハンドラを構築するのに使用されます。  

セキュリティーマネージャーが存在する場合、このメソッドは最初にセキュリティーマネージャーの checkSetFactory メソッドを呼び出すことにより、この操作が許可されていることを確認します。この結果、SecurityException がスローされることがあります。

パラメータ:
fac - 目的のファクトリ
例外:
Error - アプリケーションでファクトリがすでに設定されている場合
SecurityException - セキュリティーマネージャーが存在し、その checkSetFactory メソッドがこの操作を許可しない場合
関連項目:
URL(java.lang.String, java.lang.String, int, java.lang.String), URLStreamHandlerFactory, SecurityManager.checkSetFactory()

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