JavaTM 2 Platform
Standard Ed. 5.0

java.awt.dnd
クラス DragSourceDragEvent

java.lang.Object
  上位を拡張 java.util.EventObject
      上位を拡張 java.awt.dnd.DragSourceEvent
          上位を拡張 java.awt.dnd.DragSourceDragEvent
すべての実装されたインタフェース:
Serializable

public class DragSourceDragEvent
extends DragSourceEvent

DragSourceDragEvent は、DragSourceContextPeer から DragSourceContext を介して、DragSourceContext およびそれに関連する DragSource で登録された DragSourceListener に送られます。

DragSourceDragEvent は、ドラッグ操作の現在の状態を反映した「ターゲットドロップアクション」と「ユーザドロップアクション」を通知します。

「ターゲットドロップアクション」は、現在のドロップターゲットで選択されたドロップアクションがドラッグソースでサポートされている場合、そのドロップアクションを表す DnDConstants の 1 つです。そのドロップアクションがドラッグソースでサポートされていない場合は、DnDConstants.ACTION_NONE です。

「ユーザドロップアクション」は、ドラッグソースでサポートされるドロップアクションと、ユーザが選択したドロップアクションによって異なります。ユーザは、ドラッグ操作中に修飾キーを押すことで、ドロップアクションを選択できます。


   Ctrl + Shift -> ACTION_LINK
   Ctrl         -> ACTION_COPY
   Shift        -> ACTION_MOVE
 
ユーザがドロップアクションを選択した場合、「ユーザドロップアクション」は、選択されたドロップアクションがドラッグソースでサポートされていれば、そのドロップアクションを表す DnDConstants の 1 つです。そのドロップアクションがドラッグソースでサポートされていなければ、DnDConstants.ACTION_NONE です。

ユーザがドロップアクションを選択しない場合は、ドラッグソースでサポートされている一連のドロップアクションを表す一連の DnDConstantsDnDConstants.ACTION_MOVEDnDConstants.ACTION_COPYDnDConstants.ACTION_LINK が順に検索され、「ユーザドロップアクション」は最初に見つかった定数になります。定数が見つからない場合、「ユーザドロップアクション」は DnDConstants.ACTION_NONE になります。

導入されたバージョン:
1.2
関連項目:
直列化された形式

フィールドの概要
 
クラス java.util.EventObject から継承されたフィールド
source
 
コンストラクタの概要
DragSourceDragEvent(DragSourceContext dsc, int dropAction, int action, int modifiers)
          DragSourceDragEvent を構築します。
DragSourceDragEvent(DragSourceContext dsc, int dropAction, int action, int modifiers, int x, int y)
          指定された DragSourceContext、ユーザドロップアクション、ターゲットドロップアクション、修飾子、および座標で DragSourceDragEvent を構築します。
 
メソッドの概要
 int getDropAction()
          このメソッドは、ユーザドロップアクション、ターゲットドロップアクション、およびドラッグソースでサポートされる一連のドロップアクションの論理積を返します。
 int getGestureModifiers()
          このメソッドは、ユーザのジェスチャーに関連した入力デバイス修飾子の現在の状態を表す int を返します。
 int getGestureModifiersEx()
          このメソッドは、ユーザのジェスチャーに関連した入力デバイスの拡張された修飾子の現在の状態を表す int を返します。
 int getTargetActions()
          このメソッドは、ターゲットドロップアクションを返します。
 int getUserAction()
          このメソッドは、ユーザドロップアクションを返します。
 
クラス java.awt.dnd.DragSourceEvent から継承されたメソッド
getDragSourceContext, getLocation, getX, getY
 
クラス java.util.EventObject から継承されたメソッド
getSource, toString
 
クラス java.lang.Object から継承されたメソッド
clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, wait, wait, wait
 

コンストラクタの詳細

DragSourceDragEvent

public DragSourceDragEvent(DragSourceContext dsc,
                           int dropAction,
                           int action,
                           int modifiers)
DragSourceDragEvent を構築します。このクラスは、通常、クライアントのコードから直接インスタンス化されず、DragSourceContextPeer によってインスタンスが生成されます。この DragSourceDragEvent の座標は指定されないため、getLocation はこのイベントに対して null を返します。

引数 dropAction および action は単一のアクションを表す DnDConstants のどれかにする必要があります。引数 modifiers は古い java.awt.event.InputEvent.*_MASK 定数のビット単位のマスクか、拡張された java.awt.event.InputEvent.*_DOWN_MASK 定数のビット単位のマスクのどちらかにする必要があります。このコンストラクタは無効な dropActionaction、および modifiers に対して、例外をスローしません。

パラメータ:
dsc - このイベントに対する通知を管理するための DragSourceContext
dropAction - ユーザドロップアクション
action - ターゲットドロップアクション
modifiers - イベント発生時に押された修飾キー (Shift、Ctrl、Alt、メタ)。拡張された _DOWN_MASK または以前の _MASK 修飾子のいずれかを使用する必要がある。ただし、両方のモデルを 1 つのイベントに混合しない。できれば拡張修飾子を使用する。
例外:
IllegalArgumentException - dscnull の場合
関連項目:
InputEvent, DragSourceEvent.getLocation()

DragSourceDragEvent

public DragSourceDragEvent(DragSourceContext dsc,
                           int dropAction,
                           int action,
                           int modifiers,
                           int x,
                           int y)
指定された DragSourceContext、ユーザドロップアクション、ターゲットドロップアクション、修飾子、および座標で DragSourceDragEvent を構築します。

引数 dropAction および action は単一のアクションを表す DnDConstants のどれかにする必要があります。引数 modifiers は古い java.awt.event.InputEvent.*_MASK 定数のビット単位のマスクか、拡張された java.awt.event.InputEvent.*_DOWN_MASK 定数のビット単位のマスクのどちらかにする必要があります。このコンストラクタは無効な dropActionaction、および modifiers に対して、例外をスローしません。

パラメータ:
dsc - このイベントに関連した DragSourceContext
dropAction - ユーザドロップアクション
action - ターゲットドロップアクション
modifiers - イベント発生時に押された修飾キー (Shift、Ctrl、Alt、メタ)。拡張された _DOWN_MASK または以前の _MASK 修飾子のいずれかを使用する必要がある。ただし、両方のモデルを 1 つのイベントに混合しない。できれば拡張修飾子を使用する。
x - カーソル位置の水平座標
y - カーソル位置の垂直座標
例外:
IllegalArgumentException - dscnull の場合
導入されたバージョン:
1.4
関連項目:
InputEvent
メソッドの詳細

getTargetActions

public int getTargetActions()
このメソッドは、ターゲットドロップアクションを返します。

戻り値:
ターゲットドロップアクション

getGestureModifiers

public int getGestureModifiers()
このメソッドは、ユーザのジェスチャーに関連した入力デバイス修飾子の現在の状態を表す int を返します。通常、これらはマウスボタンまたはキーボード修飾子となります。

コンストラクタに渡された modifiers が無効な場合、このメソッドはそれらを変更せずに返します。

戻り値:
入力デバイス修飾子の現在の状態

getGestureModifiersEx

public int getGestureModifiersEx()
このメソッドは、ユーザのジェスチャーに関連した入力デバイスの拡張された修飾子の現在の状態を表す int を返します。InputEvent.getModifiersEx() を参照してください。

コンストラクタに渡された modifiers が無効な場合、このメソッドはそれらを変更せずに返します。

戻り値:
入力デバイスの拡張された修飾子の現在の状態
導入されたバージョン:
1.4

getUserAction

public int getUserAction()
このメソッドは、ユーザドロップアクションを返します。

戻り値:
ユーザドロップアクション

getDropAction

public int getDropAction()
このメソッドは、ユーザドロップアクション、ターゲットドロップアクション、およびドラッグソースでサポートされる一連のドロップアクションの論理積を返します。

戻り値:
ユーザドロップアクション、ターゲットドロップアクション、およびドラッグソースでサポートされる一連のドロップアクションの論理積

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バグの報告と機能のリクエスト
さらに詳しい API リファレンスおよび開発者ドキュメントについては、Java 2 SDK SE 開発者用ドキュメントを参照してください。開発者向けの詳細な解説、概念の概要、用語の定義、バグの回避策、およびコード実例が含まれています。

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