JavaTM 2 Platform
Std. Ed. v1.3

java.security
クラス SignatureSpi

java.lang.Object
  |
  +--java.security.SignatureSpi
直系の既知のサブクラス:
Signature

public abstract class SignatureSpi
extends Object

Signature クラスの Service Provider Interface (SPI) を定義します。これは、デジタル署名アルゴリズムの機能を提供するために使われます。デジタル署名は、デジタルデータの認証と整合性の保証のために使用されます。

特定の署名アルゴリズムの実装を提供する各暗号サービスプロバイダは、このクラスのすべての抽象メソッドを実装する必要があります。

関連項目:
Signature

フィールドの概要
protected  SecureRandom appRandom
          アプリケーション固有の乱数の発生源です。
 
コンストラクタの概要
SignatureSpi()
           
 
メソッドの概要
 Object clone()
          実装が複製可能な場合は複製を返します。
protected abstract  Object engineGetParameter(String param)
          推奨されていません。  
protected abstract  void engineInitSign(PrivateKey privateKey)
          署名オブジェクトを、署名操作のために指定された非公開鍵で初期化します。
protected  void engineInitSign(PrivateKey privateKey, SecureRandom random)
          署名オブジェクトを、署名操作のために指定された非公開鍵と乱数の発生源で初期化します。
protected abstract  void engineInitVerify(PublicKey publicKey)
          署名オブジェクトを、検証操作のために指定された公開鍵で初期化します。
protected  void engineSetParameter(AlgorithmParameterSpec params)
          署名エンジンを、指定されたパラメータセットを使って初期化します。
protected abstract  void engineSetParameter(String param, Object value)
          推奨されていません。 engineSetParameter で置き換えます。
protected abstract  byte[] engineSign()
          これまでに更新されたすべてのデータのうちの署名データを返します。
protected  int engineSign(byte[] outbuf, int offset, int len)
          署名操作を終了し、最終的な署名バイトを、指定されたバッファ outbufoffset から格納します。
protected abstract  void engineUpdate(byte b)
          署名または検証されるデータを、指定されたバイトで更新します。
protected abstract  void engineUpdate(byte[] b, int off, int len)
          署名または検証するデータを、指定されたバイトの配列を使って、指定されたオフセットから更新します。
protected abstract  boolean engineVerify(byte[] sigBytes)
          渡された署名を検証します。
 
クラス java.lang.Object から継承したメソッド
equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait
 

フィールドの詳細

appRandom

protected SecureRandom appRandom
アプリケーション固有の乱数の発生源です。
コンストラクタの詳細

SignatureSpi

public SignatureSpi()
メソッドの詳細

engineInitVerify

protected abstract void engineInitVerify(PublicKey publicKey)
                                  throws InvalidKeyException
署名オブジェクトを、検証操作のために指定された公開鍵で初期化します。
パラメータ:
publicKey - 署名が検証されるアイデンティティの公開鍵
例外:
InvalidKeyException - 鍵の符号化が不適切な場合、パラメータが欠落しているなどの場合

engineInitSign

protected abstract void engineInitSign(PrivateKey privateKey)
                                throws InvalidKeyException
署名オブジェクトを、署名操作のために指定された非公開鍵で初期化します。
パラメータ:
privateKey - 署名が生成されるアイデンティティの非公開鍵
例外:
InvalidKeyException - 鍵の符号化が不適切な場合、パラメータが欠落しているなどの場合

engineInitSign

protected void engineInitSign(PrivateKey privateKey,
                              SecureRandom random)
                       throws InvalidKeyException
署名オブジェクトを、署名操作のために指定された非公開鍵と乱数の発生源で初期化します。

この具象メソッドは、この定義済みの抽象クラスに追加されています (下位互換のため、抽象メソッドにはなれない)。

パラメータ:
privateKey - 署名が生成されるアイデンティティの非公開鍵
random - 乱数の発生源
例外:
InvalidKeyException - 鍵の符号化が不適切な場合、パラメータが欠落しているなどの場合

engineUpdate

protected abstract void engineUpdate(byte b)
                              throws SignatureException
署名または検証されるデータを、指定されたバイトで更新します。
パラメータ:
b - 更新に使うバイト
例外:
SignatureException - エンジンが適切に初期化されていない場合

engineUpdate

protected abstract void engineUpdate(byte[] b,
                                     int off,
                                     int len)
                              throws SignatureException
署名または検証するデータを、指定されたバイトの配列を使って、指定されたオフセットから更新します。
パラメータ:
data - バイトの配列
off - バイトの配列での開始オフセット
len - オフセットから開始して使われるバイト数
例外:
SignatureException - エンジンが適切に初期化されていない場合

engineSign

protected abstract byte[] engineSign()
                              throws SignatureException
これまでに更新されたすべてのデータのうちの署名データを返します。署名の形式は、基になる署名方式に依存します。
戻り値:
署名操作の結果の署名バイト
例外:
SignatureException - エンジンが適切に初期化されていない場合

engineSign

protected int engineSign(byte[] outbuf,
                         int offset,
                         int len)
                  throws SignatureException
署名操作を終了し、最終的な署名バイトを、指定されたバッファ outbufoffset から格納します。署名の形式は基になる署名方式に依存します。

署名実装は、その初期状態 (engineInitSign メソッドの 1 つに呼び出された直後の状態) にリセットされます。リセットされたあとは、同じ非公開鍵を使ってさらに署名を生成するために再利用できます。 このメソッドは抽象メソッドでなければなりませんが、バイナリ互換を保つために具象メソッドのままにしておきます。互換性を配慮するプロバイダは、このメソッドをオーバーライドしてください。

パラメータ:
outbuf - 最終的な署名を格納するバッファ
offset - outbuf に署名を格納するときのオフセット
len - outbuf 内に署名用として割り当てられるバイト数。このデフォルト実装と SUN プロバイダの両方が部分的なダイジェストを返すとは限らない。このパラメータの値が実際の署名の長さよりも短い場合、このメソッドは SignatureException をスローする。このパラメータは、その値が実際の署名の長さより長いか等しい場合は無視される
戻り値:
outbuf に格納されたバイト数
例外:
SignatureException - エラーが発生した場合、または len が実際の署名の長さより短い場合
導入されたバージョン:
1.2

engineVerify

protected abstract boolean engineVerify(byte[] sigBytes)
                                 throws SignatureException
渡された署名を検証します。
パラメータ:
sigBytes - 検証対象の署名バイト
戻り値:
署名が検証された場合は true、そうでない場合は false
例外:
SignatureException - エンジンが適切に初期化されていない場合、渡された署名が適切に符号化されていない場合、入力が間違っているなどの場合

engineSetParameter

protected abstract void engineSetParameter(String param,
                                           Object value)
                                    throws InvalidParameterException
推奨されていません。 engineSetParameter で置き換えます。

指定されたアルゴリズムパラメータを、指定された値に設定します。このメソッドは、このオブジェクトのさまざまなパラメータの設定を可能にする汎用的な機構を提供します。パラメータは、たとえば、パラメータサイズ、署名生成に対する乱数ビットの発生源 (該当する場合)、特定のオプションの計算を実行するかどうかの指示など、アルゴリズムに対して設定可能であればどのようなパラメータでも設定できます。各パラメータの命名法は、統一されていてアルゴリズムに固有であることが望ましいですが、現時点では規定されていません。
パラメータ:
param - パラメータの文字列識別子
value - パラメータ値
例外:
InvalidParameterException - param がこの署名アルゴリズムエンジンに対して無効である場合、パラメータが設定済みで再設定できない場合、セキュリティ例外が発生したなどの場合

engineSetParameter

protected void engineSetParameter(AlgorithmParameterSpec params)
                           throws InvalidAlgorithmParameterException
署名エンジンを、指定されたパラメータセットを使って初期化します。 この具象メソッドは、この定義済みの抽象クラスに追加されています (下位互換のため、抽象メソッドにはなれない)。これをプロバイダがオーバーライドすると、指定された params を使ってアルゴリズムパラメータを設定できます。このようなオーバーライドでは、パラメータが無効な場合に InvalidAlgorithmParameterException がスローされます。このメソッドがオーバーライドされない場合は、このメソッドは常に UnsupportedOperationException をスローします。
パラメータ:
params - パラメータ
例外:
InvalidAlgorithmParameterException - 指定されたパラメータがこの署名エンジンに対して不適切な場合

engineGetParameter

protected abstract Object engineGetParameter(String param)
                                      throws InvalidParameterException
推奨されていません。  

指定されたアルゴリズムパラメータの値を取得します。このメソッドは、このオブジェクトのさまざまなパラメータの設定を可能にする汎用的な機構を提供します。パラメータは、たとえば、パラメータサイズ、署名生成に対する乱数ビットの発生源 (該当する場合)、特定のオプションの計算を実行するかどうかの指示など、アルゴリズムに対して設定可能であればどのようなパラメータでも設定できます。各パラメータの命名法は、統一されていてアルゴリズムに固有であることが望ましいですが、現時点では規定されていません。
パラメータ:
param - パラメータの文字列名
戻り値:
パラメータ値を表現するオブジェクト。存在しない場合は null
例外:
InvalidParameterException - param がこのエンジンに対して無効なパラメータである場合、あるいはこのパラメータを取得しようとしている間に別の例外が発生した場合

clone

public Object clone()
             throws CloneNotSupportedException
実装が複製可能な場合は複製を返します。
オーバーライド:
クラス Object 内の clone
戻り値:
実装が複製可能な場合は複製
例外:
CloneNotSupportedException - Cloneable をサポートしていない実装で呼び出された場合

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バグや機能要求の報告
さらに詳しい API リファレンスおよび開発者ドキュメントについては、 Java 2 SDK SE Developer Documentation を参照してください。このドキュメントには、概念、用語の定義、回避策、 実用的なコード例など、開発者を対象にした詳細な解説が掲載されています。

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