LDEXP

Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2017-09-15
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名前

ldexp, ldexpf, ldexpl - 浮動小数点実数と 2 の整数乗との積を計算する  

書式

#include <math.h>

double ldexp(double x, int exp);
float ldexpf(float x, int exp);
long double ldexpl(long double x, int exp);

-lm でリンクする。

glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):

ldexpf(), ldexpl():

_ISOC99_SOURCE || _POSIX_C_SOURCE >= 200112L
    || /* Since glibc 2.19: */ _DEFAULT_SOURCE
    || /* Glibc versions <= 2.19: */ _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE
 

説明

これらの関数は、浮動小数点実数 x と 2 の exp 乗との積を返す。  

返り値

成功すると、これらの関数は x * (2^exp) を返す。

exp がゼロの場合、 x が返される。

x が NaN の場合、NaN が返される。

x が正の無限大 (負の無限大) の場合、正の無限大 (負の無限大) が返される。

結果がアンダーフローする場合、 範囲エラー (range error) が発生し、0 が返される。

結果がオーバーフローする場合、 範囲エラー (range error) が発生し、 各関数はそれぞれ HUGE_VAL, HUGE_VALF, HUGE_VALL を返す。符号は x と同じになる。  

エラー

これらの関数を呼び出した際にエラーが発生したかの判定方法についての情報は math_error(7) を参照のこと。

以下のエラーが発生する可能性がある。

範囲エラー (range error)、オーバーフローの場合
errnoERANGE が設定される。 オーバーフロー浮動小数点例外 (FE_OVERFLOW) が上がる。
範囲エラー (range error)、アンダーフローの場合
errnoERANGE が設定される。 アンダーフロー浮動小数点例外 (FE_UNDERFLOW) が上がる。
 

属性

この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース属性
ldexp(), ldexpf(), ldexpl() Thread safetyMT-Safe
 

準拠

C99, POSIX.1-2001, POSIX.1-2008.

double 版の関数は SVr4, 4.3BSD, C89 にも準拠している。  

関連項目

frexp(3), modf(3), scalbln(3)  

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。


 

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属性
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