*参照元 [#r03944e9]
#backlinks

*説明 [#fbcea3b6]
-パス: [[linux-2.6.33/arch/arm/mm/proc-v7.S]]

-指定されたページテーブルに切り替える。
--MMU が無効ならば何もしない。

-processor 構造体の ARM 版ページにて、プロセッサごとの switch_mm の定義を補足しています。
-複数 CPU アーキテクチャに対応する場合、
この関数のポインタは processor 構造体の switch_mm メンバに入れられます。
--[[linux-2.6.33/processor]]


**引数 [#xa0e13d0]
-pgd_phys
--おそらく unsigned long
--スイッチ先のページテーブルの物理アドレス
-struct mm_struct *tsk
--スイッチ先のコンテキスト
--[[linux-2.6.33/mm_struct]]


**返り値 [#oe714b2d]
-なし


**参考 [#v601976d]


*実装 [#s99e4faa]
 /*
  *	cpu_v7_switch_mm(pgd_phys, tsk)
  *
  *	Set the translation table base pointer to be pgd_phys
  *
  *	- pgd_phys - physical address of new TTB
  *
  *	It is assumed that:
  *	- we are not using split page tables
  */
 ENTRY(cpu_v7_switch_mm)
-
--[[linux-2.6.33/ENTRY()]]

 #ifdef CONFIG_MMU
-MMU が有効の場合
--[[linux-2.6.33/CONFIG_MMU]]

 	mov	r2, #0
 	ldr	r1, [r1, #MM_CONTEXT_ID]	@ get mm->context.id
 	orr	r0, r0, #TTB_FLAGS
-mov: r2 を 0 クリア
-ldr: r1(第二引数)は struct mm_struct へのポインタ、
(r1)->context.id の取得を行う。
--アドレス r1 + (MM_CONTEXT_ID = context.id へのオフセット値) から、
ロードしているだけ。
--[[linux-2.6.33/MM_CONTEXT_ID]]
-orr: ページテーブルのメモリ属性(キャッシュ可/不可、
ライトスルー/ライトバック)を指定する。
--[[linux-2.6.33/TTB_FLAGS]]

 #ifdef CONFIG_ARM_ERRATA_430973
-
--[[linux-2.6.33/CONFIG_ARM_ERRATA_430973]]

 	mcr	p15, 0, r2, c7, c5, 6		@ flush BTAC/BTB
 #endif
-mcr: 

 	mcr	p15, 0, r2, c13, c0, 1		@ set reserved context ID
 	isb
-mcr: 
-isb: 命令同期バリア

 1:	mcr	p15, 0, r0, c2, c0, 0		@ set TTB 0
 	isb
-mcr: CP15 c2(VMSAv7、仮想メモリシステム制御)変換テーブルのベースレジスタに、
スイッチ先のコンテキストを転送する。
-やりたいことは <CRn, opc1, CRm, opc2> = <c0, 0, c0, 0> なので、
変換テーブルベース 0(TTBR0)の設定。
--ARM DDI 0406B ページ B3-113 にある、
B3.12.23「CP15 c2 および c3、メモリ保護および制御レジスタ」を参照。
-isb: 命令同期バリア

 	mcr	p15, 0, r1, c13, c0, 1		@ set context ID
 	isb
-mcr: 
-isb: 命令同期バリア

 #endif
 	mov	pc, lr
 ENDPROC(cpu_v7_switch_mm)
-
--[[linux-2.6.33/ENDPROC()]]


*コメント [#r83f158c]



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