Collections Framework の拡張機能

このページでは、JDK バージョン 5 の Collections Framework の拡張機能について説明します。

次の 3 つの新しい言語機能が Collections Framework を飛躍的に拡張します。

3 つの新しいコレクションインタフェースが提供されます。

2 つの新しい具象 Queue 実装が提供されます。1 つの既存の List 実装が Queue を実装するために改良され、1 つの抽象 Queue 実装が提供されます。

5 つの新しい BlockingQueue 実装が提供され、そのすべては java.util.concurrent の一部です。

1 つの ConcurrentMap 実装が提供されます。

特殊目的の List および Set 実装は、読み込み操作が書き込み操作よりもはるかに多く、反復が同期できない、またはするべきではない場合に使用します。

特殊目的の Set および Map 実装は、列挙型と一緒に使用します。

新しいラッパー実装のファミリが提供され、主にジェネリックコレクションとともに使用されます。

3 つの新しいジェネリックアルゴリズムと 1 つのコンパレータコンバータが Collections ユーティリティークラスに追加されました。

Arrays ユーティリティークラスは、すべての型の配列に対する、コンテンツベースの hashCode および toString メソッドに装備されました。これらのメソッドは既存の equals メソッドを補完します。入れ子の (多次元な) 配列の操作を行うために、3 つのメソッドのバージョンが提供されます。それらは deepEqualsdeepHashCode、および deepToString です。任意の配列の内容を容易に出力できます。「平坦な」配列を出力するコードを次に示します。

    System.out.println(Arrays.toString(a));

入れ子の (多次元な) 配列を出力するコードを次に示します。

    System.out.println(Arrays.deepToString(a));

Boolean は、Comparable を実装するために改良されました。


Copyright © 1993, 2013, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.