JavaTM 2 Platform
Standard Ed. 5.0

org.omg.PortableInterceptor
インタフェース ClientRequestInfoOperations

すべてのスーパーインタフェース:
RequestInfoOperations
既知のサブインタフェースの一覧:
ClientRequestInfo

public interface ClientRequestInfoOperations
extends RequestInfoOperations

クライアント側の要求インタセプタがアクセスできる要求情報です。

ClientRequestInfo に対する一部の属性やオペレーションは、すべての遮断点で有効であるとは限りません。次の表に、各属性またはオペレーションの有効性を示します。有効でない属性やオペレーションにアクセスしようとすると、標準マイナーコード 14 が設定された BAD_INV_ORDER がスローされます。

  send_request send_poll receive_reply receive_exception receive_other
RequestInfo から継承される:
request_id はい はい はい はい はい
operation はい はい はい はい はい
arguments はい1 いいえ はい いいえ いいえ
exceptions はい いいえ はい はい はい
contexts はい いいえ はい はい はい
operation_context はい いいえ はい はい はい
result いいえ いいえ はい いいえ いいえ
response_expected はい はい はい はい はい
sync_scope はい いいえ はい はい はい
reply_status いいえ いいえ はい はい はい
forward_reference いいえ いいえ いいえ いいえ はい2
get_slot はい はい はい はい はい
get_request_service_context はい いいえ はい はい はい
get_reply_service_context いいえ いいえ はい はい はい
ClientRequestInfo 固有:
target はい はい はい はい はい
effective_target はい はい はい はい はい
effective_profile はい はい はい はい はい
received_exception いいえ いいえ いいえ はい いいえ
received_exception_id いいえ いいえ いいえ はい いいえ
get_effective_component はい いいえ はい はい はい
get_effective_components はい いいえ はい はい はい
get_request_policy はい いいえ はい はい はい
add_request_service_context はい いいえ いいえ いいえ いいえ
  1. ClientRequestInfosend_request に渡されるときは、各引数のリストに in、inout、out のどれかのエントリがありますが、使用できるのは、in と inout の引数だけ
  2. reply_status 属性が LOCATION_FORWARD でない場合は、この属性にアクセスすると、標準マイナーコード 14 が設定された BAD_INV_ORDER がスローされる

関連項目:
ClientRequestInterceptor

メソッドの概要
 void add_request_service_context(ServiceContext service_context, boolean replace)
          インタセプタがサービスコンテキストを要求に追加できるようにします。
 TaggedProfile effective_profile()
          要求の送信に使用されるプロファイルを返します。
 Object effective_target()
          オペレーションの呼び出しの対象となる実際オブジェクトを返します。
 TaggedComponent get_effective_component(int id)
          この要求に対して選択されたプロファイルから、指定の ID を持つ IOP.TaggedComponent を返します。
 TaggedComponent[] get_effective_components(int id)
          この要求に対して選択されたプロファイルから、指定の ID を持つすべてのタグ付きコンポーネントの配列を返します。
 Policy get_request_policy(int type)
          このオペレーションに対して有効になっている指定のポリシーを返します。
 String received_exception_id()
          クライアントに返される例外のリポジトリ ID を返します。
 Any received_exception()
          クライアントに返される例外を格納する any を返します。
 Object target()
          オペレーションを実行するためにクライアントが呼び出したオブジェクトを返します。
 
インタフェース org.omg.PortableInterceptor.RequestInfoOperations から継承されたメソッド
arguments, contexts, exceptions, forward_reference, get_reply_service_context, get_request_service_context, get_slot, operation_context, operation, reply_status, request_id, response_expected, result, sync_scope
 

メソッドの詳細

target

Object target()
オペレーションを実行するためにクライアントが呼び出したオブジェクトを返します。

関連項目:
effective_target()

effective_target

Object effective_target()
オペレーションの呼び出しの対象となる実際オブジェクトを返します。reply_statusLOCATION_FORWARD の場合は、後続の要求で、effective_target には転送された IOR が格納されますが、ターゲットは変わりません。

関連項目:
target()

effective_profile

TaggedProfile effective_profile()
要求の送信に使用されるプロファイルを返します。このオペレーションのオブジェクトに対して位置転送 (location forward) が発生し、それに従ってオブジェクトのプロファイルが変更された場合、このプロファイルはその位置指定されたプロファイルとなります。


received_exception

Any received_exception()
クライアントに返される例外を格納する any を返します。

例外が、any に挿入できないユーザ例外 (例外が不明であったり、バインディングによって TypeCode が提供されないなど) である場合、この属性は標準マイナーコード 1 が設定されたシステム例外 UNKNOWN を含む any となります。ただし、received_exception_id 属性では例外のリポジトリ ID が使用できます。

関連項目:
received_exception_id()

received_exception_id

String received_exception_id()
クライアントに返される例外のリポジトリ ID を返します。

関連項目:
received_exception(), PortableInterceptor パッケージの既知の制限/実装されていないメソッドについてのコメント

get_effective_component

TaggedComponent get_effective_component(int id)
この要求に対して選択されたプロファイルから、指定の ID を持つ IOP.TaggedComponent を返します。

指定されたコンポーネント ID を持つコンポーネントが複数ある場合、このオペレーションによってどのコンポーネントが返されるかは不定です。その場合は、代わりに get_effective_components を呼び出してください。

パラメータ:
id - 返されるコンポーネントのコンポーネント ID
戻り値:
指定の ID を使って取得された IOP.TaggedComponent
例外:
BAD_PARAM - 指定のコンポーネント ID を持つコンポーネントがない場合、標準マイナーコード 28 でスローされる
関連項目:
get_effective_components(int)

get_effective_components

TaggedComponent[] get_effective_components(int id)
この要求に対して選択されたプロファイルから、指定の ID を持つすべてのタグ付きコンポーネントの配列を返します。

パラメータ:
id - 返されるコンポーネントのコンポーネント ID
戻り値:
それぞれが指定の ID を持つ TaggedComponent オブジェクトの配列
例外:
BAD_PARAM - 指定のコンポーネント ID を持つコンポーネントがない場合、標準マイナーコード 28 でスローされる
関連項目:
get_effective_component(int)

get_request_policy

Policy get_request_policy(int type)
このオペレーションに対して有効になっている指定のポリシーを返します。

パラメータ:
type - 返されるポリシーを示すポリシー型
戻り値:
指定の型を使って取得された CORBA.Policy
例外:
INV_POLICY - この ORB が指定された型をサポートしていないか、その型のポリシーオブジェクトがこの Object に関連付けられていないために、ポリシー型の値が有効でない場合、標準マイナーコード 1 でスローされる
関連項目:
PortableInterceptor パッケージの既知の制限/実装されていないメソッドについてのコメント

add_request_service_context

void add_request_service_context(ServiceContext service_context,
                                 boolean replace)
インタセプタがサービスコンテキストを要求に追加できるようにします。

サービスコンテキストの順序の宣言はありません。このため、追加された順に表示される場合も表示されない場合もあります。

パラメータ:
service_context - 要求に追加される IOP.ServiceContext
replace - 指定された ID を持つサービスコンテキストがすでに存在しているときのこのオペレーションの動作を示す。false の場合は、標準マイナーコード 15 が設定された BAD_INV_ORDER がスローされる。true の場合は、既存のサービスコンテキストが新しいものに置換される

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バグの報告と機能のリクエスト
さらに詳しい API リファレンスおよび開発者ドキュメントについては、Java 2 SDK SE 開発者用ドキュメントを参照してください。開発者向けの詳細な解説、概念の概要、用語の定義、バグの回避策、およびコード実例が含まれています。

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