JavaTM 2 Platform
Standard Ed. 5.0

javax.print.attribute.standard
クラス Finishings

java.lang.Object
  上位を拡張 javax.print.attribute.EnumSyntax
      上位を拡張 javax.print.attribute.standard.Finishings
すべての実装されたインタフェース:
Serializable, Cloneable, Attribute, DocAttribute, PrintJobAttribute, PrintRequestAttribute

public class Finishings
extends EnumSyntax
implements DocAttribute, PrintRequestAttribute, PrintJobAttribute

Finishings クラスは、プリンタが装丁などの仕上処理を、ジョブの印刷ドキュメントのコピーごとに適用するかどうかを示す列挙型の印刷属性クラスです。multidoc 印刷ジョブ (複数のドキュメントを持つジョブ) の場合、MultipleDocumentHandling 属性は、終了作業として「コピー」を構成するものが何かを決定します。

標準の Finishings の値は次のとおりです。

  NONE STAPLE EDGE_STITCH
  BIND SADDLE_STITCH COVER  

次の Finishings の値はより具体的です。これらは、ドキュメントが縦長ドキュメントの場合と見なして隅や縁を表示します。

  STAPLE_TOP_LEFT EDGE_STITCH STAPLE_DUAL_LEFT  
  STAPLE_BOTTOM_LEFT EDGE_STITCH_TOP STAPLE_DUAL_TOP  
  STAPLE_TOP_RIGHT EDGE_STITCH_RIGHT STAPLE_DUAL_RIGHT  
  STAPLE_BOTTOM_RIGHT EDGE_STITCH_BOTTOM STAPLE_DUAL_BOTTOM  

STAPLE_XXX 値は、ドキュメントが縦長ドキュメントの場合と見なしてドキュメントに対して指定されます。実際にはドキュメントが横長の場合、または反転横長ドキュメントの場合、クライアントは適切な変換値を指定します。たとえば、読み込みが有効なときに、横長ドキュメントの左上隅側にステープルを配置するには、横長は、縦長から +90 度、つまり 90 度反時計方向に回転させて得られるものと定義されているので、クライアントは STAPLE_BOTTOM_LEFT 値を指定します。一方、読み込みが有効なときに、反転横長ドキュメントの左上隅側にステープルを配置するには、反転横長は、縦長から -90 度、つまり 90 度時計方向に回転させて得られるものと定義されているので、クライアントは STAPLE_TOP_RIGHT 値を指定します。

ドキュメントについての各ステープルの垂直方向、水平方向の角度付きの角度は、同様に属性の値に依存する実装に依存します。

multidoc 印刷ジョブ (複数のドキュメントを持つジョブ) に対する Finishings 属性の効果は、すべてのドキュメントが同じ特定の装丁であるかどうか、または異なるドキュメントが異なる特定の装丁であるかどうか、および MultipleDocumentHandling 属性の値 (通常はデフォルト) に依存します。

IPP 互換性: Finishings クラスは、列挙型のセットである IPP の finishings 属性に含まれる一部の IPP 列挙型値をカプセル化します。getName() によって返されるカテゴリ名は IPP 属性の名前です。列挙の整数値は IPP 列挙型値です。toString() メソッドは、属性値の IPP 文字列表現を返します。IPP では、Finishings は複数の値を持つ属性です。現在この API では、装丁を 1 つだけ指定できます。

関連項目:
直列化された形式

フィールドの概要
static Finishings BIND
          この値は、装丁がドキュメントに適用されることを示します。
static Finishings COVER
          この値は、ドキュメントのカバーを印刷しないか、または事前印刷を選択するときに指定されます。
static Finishings EDGE_STITCH
          片方の縁に沿って、1 つ以上のステープル (針金とじ) を使用してドキュメントを製本します。
static Finishings EDGE_STITCH_BOTTOM
          下部の縁に沿って、1 つ以上のステープル (針金とじ) を使用してドキュメントを製本します。
static Finishings EDGE_STITCH_LEFT
          左縁に沿って、1 つ以上のステープル (針金とじ) を使用してドキュメントを製本します。
static Finishings EDGE_STITCH_RIGHT
          右縁に沿って、1 つ以上のステープル (針金とじ) を使用してドキュメントを製本します。
static Finishings EDGE_STITCH_TOP
          上部の縁に沿って、1 つ以上のステープル (針金とじ) を使用してドキュメントを製本します。
static Finishings NONE
          装丁を実行しません。
static Finishings SADDLE_STITCH
          中央の折り目に沿って、1 つ以上のステープル (針金とじ) を使用してドキュメントを製本します。
static Finishings STAPLE
          1 つ以上のステープルでドキュメントを製本します。
static Finishings STAPLE_BOTTOM_LEFT
          1 つ以上のステープルを使用して、ドキュメントを左下隅で綴じます。
static Finishings STAPLE_BOTTOM_RIGHT
          1 つ以上のステープルを使用して、ドキュメントを右下隅で綴じます。
static Finishings STAPLE_DUAL_BOTTOM
          縦長ドキュメントを前提として、下部の縁に沿って 2 つのステープル (針金とじ) を使用してドキュメントを製本します (上記を参照)。
static Finishings STAPLE_DUAL_LEFT
          縦長ドキュメントを前提として、左縁に沿って 2 つのステープル (針金とじ) を使用してドキュメントを製本します (上記を参照)。
static Finishings STAPLE_DUAL_RIGHT
          縦長ドキュメントを前提として、右縁に沿って 2 つのステープル (針金とじ) を使用してドキュメントを製本します (上記を参照)。
static Finishings STAPLE_DUAL_TOP
          縦長ドキュメントを前提として、上部の縁に沿って 2 つのステープル (針金とじ) を使用してドキュメントを製本します (上記を参照)。
static Finishings STAPLE_TOP_LEFT
          1 つ以上のステープルを使用して、ドキュメントを左上隅で綴じます。
static Finishings STAPLE_TOP_RIGHT
          1 つ以上のステープルを使用して、ドキュメントを右上隅で綴じます。
 
コンストラクタの概要
protected Finishings(int value)
          指定された整数値を使用して、新しい仕上げ装丁の列挙値を構築します。
 
メソッドの概要
 Class<? extends Attribute> getCategory()
          この印刷属性値の「カテゴリ」として使用される印刷属性クラスを返します。
protected  EnumSyntax[] getEnumValueTable()
          Finishings クラスの列挙値テーブルを返します。
 String getName()
          属性値がインスタンスとなるカテゴリの名前を返します。
protected  int getOffset()
          Finishings クラスが使用する最小の整数値を返します。
protected  String[] getStringTable()
          Finishings クラスの文字列テーブルを返します。
 
クラス javax.print.attribute.EnumSyntax から継承されたメソッド
clone, getValue, hashCode, readResolve, toString
 
クラス java.lang.Object から継承されたメソッド
equals, finalize, getClass, notify, notifyAll, wait, wait, wait
 

フィールドの詳細

NONE

public static final Finishings NONE
装丁を実行しません。


STAPLE

public static final Finishings STAPLE
1 つ以上のステープルでドキュメントを製本します。ステープルの正確な数と位置はサイト定義です。


COVER

public static final Finishings COVER
この値は、ドキュメントのカバーを印刷しないか、または事前印刷を選択するときに指定されます。これは、ドキュメント自体によるカバーストックメディアのカバー印刷の仕様に代わるものではありません。


BIND

public static final Finishings BIND
この値は、装丁がドキュメントに適用されることを示します。装丁の種類と位置はサイト定義です。


SADDLE_STITCH

public static final Finishings SADDLE_STITCH
中央の折り目に沿って、1 つ以上のステープル (針金とじ) を使用してドキュメントを製本します。ステープルの正確な数と位置および中央の折り目は、実装とサイトのどちらか、または両方によって定義されます。


EDGE_STITCH

public static final Finishings EDGE_STITCH
片方の縁に沿って、1 つ以上のステープル (針金とじ) を使用してドキュメントを製本します。ステープルの正確な数と位置は、実装とサイトのどちらか、または両方によって定義されます。


STAPLE_TOP_LEFT

public static final Finishings STAPLE_TOP_LEFT
1 つ以上のステープルを使用して、ドキュメントを左上隅で綴じます。


STAPLE_BOTTOM_LEFT

public static final Finishings STAPLE_BOTTOM_LEFT
1 つ以上のステープルを使用して、ドキュメントを左下隅で綴じます。


STAPLE_TOP_RIGHT

public static final Finishings STAPLE_TOP_RIGHT
1 つ以上のステープルを使用して、ドキュメントを右上隅で綴じます。


STAPLE_BOTTOM_RIGHT

public static final Finishings STAPLE_BOTTOM_RIGHT
1 つ以上のステープルを使用して、ドキュメントを右下隅で綴じます。


EDGE_STITCH_LEFT

public static final Finishings EDGE_STITCH_LEFT
左縁に沿って、1 つ以上のステープル (針金とじ) を使用してドキュメントを製本します。ステープルの正確な数と位置は、実装とサイトのどちらか、または両方によって定義されます。


EDGE_STITCH_TOP

public static final Finishings EDGE_STITCH_TOP
上部の縁に沿って、1 つ以上のステープル (針金とじ) を使用してドキュメントを製本します。ステープルの正確な数と位置は、実装とサイトのどちらか、または両方によって定義されます。


EDGE_STITCH_RIGHT

public static final Finishings EDGE_STITCH_RIGHT
右縁に沿って、1 つ以上のステープル (針金とじ) を使用してドキュメントを製本します。ステープルの正確な数と位置は、実装とサイトのどちらか、または両方によって定義されます。


EDGE_STITCH_BOTTOM

public static final Finishings EDGE_STITCH_BOTTOM
下部の縁に沿って、1 つ以上のステープル (針金とじ) を使用してドキュメントを製本します。ステープルの正確な数と位置は、実装とサイトのどちらか、または両方によって定義されます。


STAPLE_DUAL_LEFT

public static final Finishings STAPLE_DUAL_LEFT
縦長ドキュメントを前提として、左縁に沿って 2 つのステープル (針金とじ) を使用してドキュメントを製本します (上記を参照)。


STAPLE_DUAL_TOP

public static final Finishings STAPLE_DUAL_TOP
縦長ドキュメントを前提として、上部の縁に沿って 2 つのステープル (針金とじ) を使用してドキュメントを製本します (上記を参照)。


STAPLE_DUAL_RIGHT

public static final Finishings STAPLE_DUAL_RIGHT
縦長ドキュメントを前提として、右縁に沿って 2 つのステープル (針金とじ) を使用してドキュメントを製本します (上記を参照)。


STAPLE_DUAL_BOTTOM

public static final Finishings STAPLE_DUAL_BOTTOM
縦長ドキュメントを前提として、下部の縁に沿って 2 つのステープル (針金とじ) を使用してドキュメントを製本します (上記を参照)。

コンストラクタの詳細

Finishings

protected Finishings(int value)
指定された整数値を使用して、新しい仕上げ装丁の列挙値を構築します。

パラメータ:
value - 整数値
メソッドの詳細

getStringTable

protected String[] getStringTable()
Finishings クラスの文字列テーブルを返します。

オーバーライド:
クラス EnumSyntax 内の getStringTable
戻り値:
文字列テーブル

getEnumValueTable

protected EnumSyntax[] getEnumValueTable()
Finishings クラスの列挙値テーブルを返します。

オーバーライド:
クラス EnumSyntax 内の getEnumValueTable
戻り値:
値テーブル

getOffset

protected int getOffset()
Finishings クラスが使用する最小の整数値を返します。

オーバーライド:
クラス EnumSyntax 内の getOffset
戻り値:
最小の列挙値のオフセット

getCategory

public final Class<? extends Attribute> getCategory()
この印刷属性値の「カテゴリ」として使用される印刷属性クラスを返します。

Finishings クラスおよびベンダー定義のサブクラスの場合、カテゴリは Finishings クラス自体です。

定義:
インタフェース Attribute 内の getCategory
戻り値:
印刷属性クラス (カテゴリ)、java.lang.Class クラスのインスタンス

getName

public final String getName()
属性値がインスタンスとなるカテゴリの名前を返します。

Finishings クラスおよびベンダー定義のサブクラスの場合、カテゴリ名は finishings です。

定義:
インタフェース Attribute 内の getName
戻り値:
属性カテゴリの名前

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さらに詳しい API リファレンスおよび開発者ドキュメントについては、Java 2 SDK SE 開発者用ドキュメントを参照してください。開発者向けの詳細な解説、概念の概要、用語の定義、バグの回避策、およびコード実例が含まれています。

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