JavaTM 2 Platform
Standard Ed. 5.0

パッケージ java.sql

JavaTM プログラミング言語を使用してデータソース (通常はリレーショナルデータベース) のデータにアクセスして処理する API を提供します。

参照先:
          説明

インタフェースの概要
Array SQL 型 ARRAY の Java プログラミング言語でのマッピングです。
Blob SQL BLOB 値の JavaTM プログラミング言語での表現 (マッピング) です。
CallableStatement SQL ストアドプロシージャを実行するのに使用されるインタフェースです。
Clob SQL CLOB の型の JavaTM プログラミング言語でのマッピングです。
Connection 特定のデータベースとの接続 (セッション) を表現します。
DatabaseMetaData データベースに関する包括的な情報です。
Driver すべてのドライバクラスが実装しなければならないインタフェースです。
ParameterMetaData PreparedStatement オブジェクト内のパラメータの型とプロパティについての情報の取得に使用するオブジェクトです。
PreparedStatement プリコンパイルされた SQL 文を表すオブジェクトです。
Ref Java プログラミング言語での SQL REF 値のマッピングで、データベースの SQL 構造化型の値への参照となります。
ResultSet データベースの結果セットを表すデータのテーブルで、通常、データベースに照会する文を実行することによって生成されます。
ResultSetMetaData ResultSet オブジェクトの列の型とプロパティに関する情報を取得するのに使用できるオブジェクトです。
Savepoint Connection.rollback メソッドから参照される現在のトランザクション内のポイントであるセーブポイントの表現です。
SQLData SQL ユーザ定義型 (UDT) を Java プログラミング言語のクラスにカスタムマッピングするのに使用されるインタフェースです。
SQLInput SQL 構造化型または SQL の個別の型のインスタンスを表す値のストリームを格納する入力ストリームです。
SQLOutput ユーザ定義型の属性をデータベースに書き戻すための出力ストリームです。
Statement 静的 SQL 文を実行し、作成された結果を返すために使用されるオブジェクトです。
Struct SQL 構造化型の Java プログラミング言語の標準のマッピングです。
 

クラスの概要
Date ミリ秒の値をラップする thin ラッパーであり、これによって JDBC がミリ秒の値を SQL DATE 値として扱うことができるようになります。
DriverManager 一連の JDBC ドライバを管理するための基本的なサービスです。
DriverPropertyInfo 接続用のドライバプロパティです。
SQLPermission アプレットで実行されているコードが DriverManager.setLogWriter メソッドまたは DriverManager.setLogStream メソッド (推奨されない) を呼び出すときに、SecurityManager の確認対象となるアクセス権です。
Time java.util.Date クラスの thin ラッパーで、このラッパーによって JDBC API はこれを SQL TIME 値として識別できます。
Timestamp このクラスは、java.util.Date の thin ラッパーで、このラッパーによって JDBC API はこれを SQL TIMESTAMP 値として識別できます。
Types JDBC 型と呼ばれる、汎用の SQL 型を識別するために使用する定数を定義するクラスです。
 

例外の概要
BatchUpdateException バッチ更新操作中にエラーが発生したときにスローされる例外です。
DataTruncation JDBC で予想外にデータ値の切り捨てが発生した際に、読み取りの場合は DataTruncation 警告を報告し、書き込みの場合は DataTruncation 例外をスローする例外です。
SQLException データベースアクセスエラーまたはその他のエラーに関する情報を提供する例外です。
SQLWarning データベースアクセスの警告に関する情報を提供する例外です。
 

パッケージ java.sql の説明

JavaTM プログラミング言語を使用してデータソース (通常はリレーショナルデータベース) のデータにアクセスして処理する API を提供します。この API に含まれているフレームワークで、複数のドライバをインストールして複数のデータソースに動的にアクセスできます。JDBCTM API は主に SQL 文をデータベースに渡すために作られていますが、表形式の任意のデータソースのデータの読み込みおよび書き込みを提供します。javax.sql.RowSet インタフェースグループを介して使用可能な読み込み/書き込み機能は、スプレッドシート、フラットファイル、または他の表形式のデータソースのデータを使用または更新するためにカスタマイズできます。

JDBCTM 3.0 API に含まれるもの

JDBCTM 3.0 API には、JDBC コア API と呼ばれる java.sql パッケージと、JDBC オプションパッケージ API と呼ばれる javax.sql パッケージの両方が含まれます。この完全な JDBC API は J2SE 1.4 に含まれています。javax.sql パッケージは JDBC API の機能をクライアント側 API からサーバ側 API へ拡張するもので、JavaTM 2 SDK, Enterprise Edition(J2EETM) 技術の必須部分です (J2EE プラットフォームにも完全な JDBC API が含まれる。JDBC 3.0 API の新機能は J2EE バージョン 1.3 に含まれる)。

バージョン

JDBC 3.0 API には以前のバージョンの JDBC API がすべて組み込まれています。

クラス、インタフェース、メソッド、フィールド、コンストラクタ、および例外には、これらがいつ Java プラットフォームに導入されたのかを示す次の since タグがあります。since タグが JDBC API の JavadocTM のコメントで使用されている場合、その意味は次のとおりです。

注: 新機能の多くはオプションです。したがって、ドライバおよびドライバがサポートする機能にはいくつかのバリエーションがあります。機能を使用する前に、その機能がサポートされているかどうかをドライバのドキュメントで必ず確認してください。

注: クラス SQLPermission が JDK 1.3 リリースで追加されました。このクラスを使用すると、テーブル名、列データなどの情報を格納する DriverManager に関連したログストリームへの無権限でのアクセスを防止できます。

java.sql パッケージに含まれるもの

java.sql パッケージは、次の用途の API を含んでいます。

JDBC 3.0 API で導入された java.sqljavax.sql の機能

JDBC 2.1 コア API で導入された java.sql 機能

JDBC 2.0 オプションパッケージ API で導入された javax.sql 機能

UDT のカスタムマッピング

SQL で定義したユーザ定義型 (UDT) を Java プログラミング言語のクラスにマッピングできます。SQL 構造化型または SQL DISTINCT 型が、カスタムマッピングできる UDT です。次の 3 つのステップで、カスタムマッピングを設定します。
  1. SQL 構造化型または SQL DISTINCT 型を SQL で定義します。
  2. SQL UDT をマッピングする Java プログラミング言語のクラスを定義します。このクラスは SQLData インタフェースを実装している必要があります。
  3. 次の 2 項目を含む Connection オブジェクトの型マップにエントリを作成します。

これらが UDT の該当位置にあると、メソッド ResultSet.getObject またはメソッド CallableStatement.getObject を呼び出した場合に、UDT は自動的に UDT へのカスタムマッピングを取得します。また、PreparedStatement.setObject は、オブジェクトをその SQL 型へ自動的にマッピングしてデータソースにオブジェクトを格納します。

パッケージの仕様

関連ドキュメント

導入されたバージョン:
1.1

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バグの報告と機能のリクエスト
さらに詳しい API リファレンスおよび開発者ドキュメントについては、Java 2 SDK SE 開発者用ドキュメントを参照してください。開発者向けの詳細な解説、概念の概要、用語の定義、バグの回避策、およびコード実例が含まれています。

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