Java

サポートされているフォント

サポートされるフォントは、Java 2 プラットフォームの実装によって異なります。 ここでは、Sun の Java 2 Software Development Kit, Standard Edition, v. 1.4 と Java 2 Runtime Environment, Standard Edition, v. 1.4 (J2RE) でサポートされるフォントについて説明します。 ここで使用されている用語については、Font クラスの説明を参照してください。


物理フォントのサポート

Sun の Java 2 Runtime Environment は、TrueType フォントと PostScript Type 1 フォントをサポートしています。

物理フォントは、Java 実行環境で認識されている場所にインストールされている必要があります。 Sun の Java 2 Runtime Environment では、J2RE 内の lib/fonts ディレクトリと、ホストオペレーティングシステムで定義されている通常のフォント格納先が検索されます。 両方の場所に同じ名前のフォントが存在する場合は、lib/fonts のフォントが使用されます。

サポートされているフォント技術を使用している物理フォントであれば、J2RE 内の lib/fonts ディレクトリにインストールするか、ホストオペレーティングシステムでサポートされている方法でインストールすることができます (Windows では [Fonts] フォルダにコピーし、Solaris では pkgadd コマンドをします)。


論理フォントのサポート

論理フォント名は、実装に依存した方法で物理フォントにマップされます。 一般に、1 つの論理フォント名は、広範囲の文字をカバーするために複数の物理フォント名に割り当てられます。 Sun の Java 2 Runtime Environment では、font.properties ファイルを使用してマッピングを定義します。

font.properties ファイルを変更したり、新たに作成したりすることもできます。 たとえば、ある特定のマッピングに物理フォントを追加して、論理フォントでサポートする文字セットを拡張できます。


Lucida フォント

Sun の Java 2 Software Development Kit と Java 2 Runtime Environment には、Lucida デザインファミリの物理フォントがいくつかバンドルされています。 これらのフォントは、Java 2 プラットフォームの他の実装でも使用できるようライセンス付与されています。 これらのフォントは物理フォントですが、Java 2 実行環境に付属しているため、ホストオペレーティングシステムには依存しません。 これらのフォントを使用すると、さまざまなプラットフォームや実装、広範囲な言語に渡って、一貫した Look&Feelと操作性が得られるという利点があります。

タイプファミリとしては、「Lucida Sans」「Lucida Sans Typewriter」、および 「Lucida Bright」 の 3 つがあります。 各ファミリに、プレーン、ボールド、イタリック、およびボールドイタリックのスタイルがあります。 これらのフォントすべてが Java 2 のすべての実装に存在するわけではありません。 たとえば、Sun の Windows 版 Java 2 Runtime Environment のデフォルトのダウンロードバンドルには、Lucida Sans プレーンフォントだけが含まれています (ただし、アプリケーション開発者は、アプリケーションとともに再配布する J2RE にすべての Lucida フォントを含めることもできます)。

次の表に、各フォントファミリが対応している Unicode 3.0 文字ブロックを示します。

Unicode ブロック

Lucida Sans

Lucida Sans Typewriter

Lucida Bright

基本ラテン

ある

ある

ある

ラテン 1 補助

ある

ある

ある

ラテン拡張 A

ある

ある

ある

ラテン拡張 B

一部

一部

一部

IPA 拡張

一部

ない

ない

スペ0ス調整文字

一部

一部

一部

結合分音記号

一部

ない

一部

ギリシャ語

ある

ある

ある

キリル

一部

一部

一部

ヘブライ語

ある

ある

ない

アラビア語

一部

一部

一部

デーバナーガリー

ある

ない

ない

タイ語

ある

ある

ない

一般句読点

一部

一部

一部

上付き文字と下付き文字

一部

一部

一部

通貨記号

一部

一部

一部

文字様記号

一部

一部

一部

数字の形

一部

一部

ない

矢印

一部

一部

一部

数学記号

ある

一部

ある

囲み英数字

一部

ない

ない

罫線素片

一部

一部

ない

ブロック要素

一部

一部

ない

幾何学模様

一部

一部

一部

その他の記号

一部

一部

ない

装飾記号

ある

ない

ない

アルファベット表示形

一部

一部

ない

アラビア表示形 A

一部

一部

一部

アラビア表示形 B

ある

ある

ある

Sun の Java 2 Runtime Environment で一般に完全サポートされている書記体系のうち、中国語 (簡体字)、中国語 (繁体字)、日本語、および韓国語は Lucida フォントでサポートされません。

フォントは、Java 2 Runtime Environment の lib/fonts ディレクトリに、次のようなファイルとしてインストールされています (すべてインストールされているとは限りません)。

LucidaSansDemiBold.ttf
LucidaSansDemiOblique.ttf
LucidaSansOblique.ttf
LucidaSansRegular.ttf
LucidaTypewriterBold.ttf
LucidaTypewriterBoldOblique.ttf
LucidaTypewriterOblique.ttf
LucidaTypewriterRegular.ttf
LucidaBrightDemiBold.ttf
LucidaBrightDemiItalic.ttf
LucidaBrightItalic.ttf
LucidaBrightRegular.ttf


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