JavaTM 2
Platform
Std. Ed. v1.4.0

javax.imageio
インタフェース IIOParamController


public interface IIOParamController

オブジェクトが実装するインタフェースで、GUI を用意してユーザから値を取得するか、その他の方法で、IIOParam オブジェクトの設定を確定します。このインタフェースは、コントローラが値を取得する方法に関係なく (つまり、コントローラが GUI を提供するか、あるいは単に値のセットを計算するかは関係なく)、コントローラを呼び出す汎用 activate メソッドを指定するだけです。

activate メソッド内で、コントローラは IIOParam オブジェクトの get メソッドに照会して初期値を取得し、どんな方法にしろ値を変更して IIOParam オブジェクトの set メソッドを呼び出し、適切な設定に変更します。通常、これらの set メソッドは、取り消し操作が既存の値に影響しないように最終確定時に一度に呼び出されます。一般的には、アプリケーションは activate メソッドが true を返すときに、IIOParam オブジェクトが読み込みまたは書き込み操作で使用可能になっているものと見なされます。

ベンダーは、特定のプラグインを定義する IIOParam サブクラスのための GUI を提供できます。これらは、対応する IIOParam サブクラスにデフォルトコントローラとして設定できます。

アプリケーションは、デフォルトの GUI をオーバーライドして、アプリケーション自体のフレームワークに組み込まれたコントローラを提供できます。ここで必要なのは、 activate メソッドが取り消しあるいは確定操作が行われるまでは返さずに、モーダルに動作することだけです。ただし、モーダルダイアログを明示的に表示する必要はありません。このようなモーダルではない GUI コンポーネントは、おおよそ次のようにコーディングされます。

 class MyGUI extends SomeComponent implements IIOParamController {

    public MyGUI() {
        // ...
        setEnabled(false);
    }

    public boolean activate(IIOParam param) {
        // disable other components if desired
        setEnabled(true);
        // go to sleep until either cancelled or committed
        boolean ret = false;
        if (!cancelled) {
            // set values on param
            ret = true;
        }
        setEnabled(false);
        // enable any components disabled above
        return ret;
    }
 

また、データベースルックアップまたはコマンド行の解析などのアルゴリズムプロセスを、コントローラとして使用することもできます。この場合、activate メソッドは、設定を検索するか計算を行うだけで、IIOParam.setXXX メソッドを呼び出して true を返します。

関連項目:
IIOParam.setController(javax.imageio.IIOParamController), IIOParam.getController(), IIOParam.getDefaultController(), IIOParam.hasController(), IIOParam.activateController()

メソッドの概要
 boolean activate(IIOParam param)
          コントローラを呼び出します。
 

メソッドの詳細

activate

public boolean activate(IIOParam param)
コントローラを呼び出します。true が返される場合、IIOParam オブジェクトのすべての設定が、読み込みまたは書き込み操作で使用できる状態にあります。false が返される場合、IIOParam オブジェクトの設定は何も影響を受けません。つまり、ユーザが操作を取り消したということになります。

パラメータ:
param - 変更される IIOParam オブジェクト
戻り値:
IIOParam が変更されている場合は true、そうでない場合は false
例外:
IllegalArgumentException - paramnull または正しいクラスのインスタンスではない場合

JavaTM 2
Platform
Std. Ed. v1.4.0

バグの報告と機能のリクエスト
これ以外の API リファレンスおよび開発者用ドキュメントについては、 Java 2 SDK SE 開発者用ドキュメントを参照してください。 開発者向けの詳細な解説、概念の概要、用語の定義、バグの回避策、 およびコード実例が含まれています。

Java、Java 2D、および JDBC は米国ならびにその他の国における米国 Sun Microsystems, Inc. の商標もしくは登録商標です。
Copyright 1993-2002 Sun Microsystems, Inc. 901 San Antonio Road
Palo Alto, California, 94303, U.S.A. All Rights Reserved.