JavaTM 2
Platform
Std. Ed. v1.4.0

javax.accessibility
クラス AccessibleState

java.lang.Object
  |
  +--javax.accessibility.AccessibleBundle
        |
        +--javax.accessibility.AccessibleState

public class AccessibleState
extends AccessibleBundle

クラス AccessibleState は、コンポーネントの個々の状態を記述します。コンポーネントの実際の状態は、AccessibleState の組み合わせである AccessibleStateSet として定義されます。

toDisplayString メソッドを使うと、このクラスで定義されたキーに対して事前に定義された ResourceBundle から、ロケールに依存しないキーの地域に対応した文字列を取得できます。

このクラスの定数は、オブジェクトに共通のユーザ補助機能のデータ型の変更不可能な列挙を示します。このクラスの public コンストラクタは意図的に省略されており、アプリケーションはこのクラスから定数の 1 つを使用する必要があります。このクラスの定数が、オブジェクトの機能を記述するのに十分でない場合は、このクラスからサブクラスを生成して、同じようにして定数を提供する必要があります。


フィールドの概要
static AccessibleState ACTIVE
          ウィンドウが現在アクティブであることを示します。
static AccessibleState ARMED
          オブジェクトの作動準備が整っていることを示します。
static AccessibleState BUSY
          現在のオブジェクトがビジーであることを示します。
static AccessibleState CHECKED
          オブジェクトが現在チェックされていることを示します。
static AccessibleState COLLAPSED
          オブジェクトが収納された状態であることを示します。
static AccessibleState EDITABLE
          オブジェクトの内容をユーザが変更できることを示します。
static AccessibleState ENABLED
          オブジェクトが有効であることを示します。
static AccessibleState EXPANDABLE
          オブジェクトで段階的に子を表示できることを示します。
static AccessibleState EXPANDED
          このオブジェクトが展開された状態であることを示します。
static AccessibleState FOCUSABLE
          オブジェクトがキーボードフォーカスを受け取ることができることを示します。
static AccessibleState FOCUSED
          現在このオブジェクトにキーボードフォーカスがあることを示します。
static AccessibleState HORIZONTAL
          オブジェクトの方向が水平方向であることを示します。
static AccessibleState ICONIFIED
          オブジェクトが最小化され、アイコン表示されていることを示します。
static AccessibleState MODAL
          オブジェクトで何か処理を行わないと、ユーザは別のウィンドウのオブジェクトを操作できないことを示します。
static AccessibleState MULTI_LINE
          (テキスト) オブジェクトが、テキストを複数行格納できることを示します。
static AccessibleState MULTISELECTABLE
          オブジェクトで、複数の子を同時に選択できることを示します。
static AccessibleState OPAQUE
          オブジェクトが矩形領域のすべてのピクセルをペイントすることを示します。
static AccessibleState PRESSED
          オブジェクトが現在押されていることを示します。
static AccessibleState RESIZABLE
          オブジェクトのサイズが変更できることを示します。
static AccessibleState SELECTABLE
          オブジェクトの親の子は選択可能であり、このオブジェクトが実際に選択されている子の 1 つであることを示します。
static AccessibleState SELECTED
          オブジェクトの親の子は選択可能であり、このオブジェクトが実際に選択されている子の 1 つであることを示します。
static AccessibleState SHOWING
          オブジェクト、オブジェクトの親、オブジェクトの親の親などがすべて可視であることを示します。
static AccessibleState SINGLE_LINE
          (テキスト) オブジェクトが、テキストを 1 行だけ格納できることを示します。
static AccessibleState TRANSIENT
          オブジェクトが一時オブジェクトであることを示します。
static AccessibleState VERTICAL
          オブジェクトの方向が垂直方向であることを示します。
static AccessibleState VISIBLE
          オブジェクトが可視であることを示します。
 
クラス javax.accessibility.AccessibleBundle から継承したフィールド
key
 
コンストラクタの概要
protected AccessibleState(String key)
          指定されたロケールに依存しないキーを使って新規 AccessibleState を作成します。
 
クラス javax.accessibility.AccessibleBundle から継承したメソッド
toDisplayString, toDisplayString, toDisplayString, toString
 
クラス java.lang.Object から継承したメソッド
clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, wait, wait, wait
 

フィールドの詳細

ACTIVE

public static final AccessibleState ACTIVE
ウィンドウが現在アクティブであることを示します。これにはウィンドウ、ダイアログ、フレームなどが含まれます。この状態は、リスト、テーブル、ツリーなどのコンポーネントの現在アクティブな子を示すためにも使われます。たとえば、周囲に矩形が描画されている子が、リスト内のアクティブな子です。

関連項目:
AccessibleRole.WINDOW, AccessibleRole.FRAME, AccessibleRole.DIALOG

PRESSED

public static final AccessibleState PRESSED
オブジェクトが現在押されていることを示します。通常は、ボタンに関連し、マウスポインタがボタンの上にあったときに、ユーザがマウスボタンを押し、まだマウスボタンを離していないことを示します。

関連項目:
AccessibleRole.PUSH_BUTTON

ARMED

public static final AccessibleState ARMED
オブジェクトの作動準備が整っていることを示します。通常は、押されてまだ離されていないボタンで使用されます。マウスポインタはまだそのボタンの上にあります。

関連項目:
AccessibleRole.PUSH_BUTTON

BUSY

public static final AccessibleState BUSY
現在のオブジェクトがビジーであることを示します。通常は、進捗バー、スライダ、またはスクロールバーなどのオブジェクトで使用され、これらのオブジェクトが進行状態であることを示します。

関連項目:
AccessibleRole.PROGRESS_BAR, AccessibleRole.SCROLL_BAR, AccessibleRole.SLIDER

CHECKED

public static final AccessibleState CHECKED
オブジェクトが現在チェックされていることを示します。通常は、トグルボタン、ラジオボタン、およびチェックボックスなどのオブジェクトで使用されます。

関連項目:
AccessibleRole.TOGGLE_BUTTON, AccessibleRole.RADIO_BUTTON, AccessibleRole.CHECK_BOX

EDITABLE

public static final AccessibleState EDITABLE
オブジェクトの内容をユーザが変更できることを示します。通常は、おもにユーザがテキストを入力できるオブジェクトで使用されます。また、スクロールバーやスライダなどのオブジェクトは、有効になると自動的に編集可能になります。

関連項目:
ENABLED

EXPANDABLE

public static final AccessibleState EXPANDABLE
オブジェクトで段階的に子を表示できることを示します。通常は、ツリーなどの階層オブジェクトで、EXPANDED または COLLAPSED 状態と組み合わせて使用されます。

関連項目:
EXPANDED, COLLAPSED, AccessibleRole.TREE

COLLAPSED

public static final AccessibleState COLLAPSED
オブジェクトが収納された状態であることを示します。通常は、EXPANDABLE 状態と組み合わせて、ツリーのような、段階的に表示されるオブジェクトで使用されます。

関連項目:
EXPANDABLE, EXPANDED, AccessibleRole.TREE

EXPANDED

public static final AccessibleState EXPANDED
このオブジェクトが展開された状態であることを示します。通常は、EXPANDABLE 状態と組み合わせて、ツリーのような、段階的に表示されるオブジェクトで使用されます。

関連項目:
EXPANDABLE, COLLAPSED, AccessibleRole.TREE

ENABLED

public static final AccessibleState ENABLED
オブジェクトが有効であることを示します。オブジェクトの状態セットにこの状態がない場合は、このオブジェクトは有効ではありません。有効でないオブジェクトは、ユーザは操作できません。グラフィカルな表示では、通常、グレーで表示されます。


FOCUSABLE

public static final AccessibleState FOCUSABLE
オブジェクトがキーボードフォーカスを受け取ることができることを示します。オブジェクトにフォーカスがあるときは、キーボード入力によって起こるすべてのイベントがそのオブジェクトに渡されます。

関連項目:
FOCUSED

FOCUSED

public static final AccessibleState FOCUSED
現在このオブジェクトにキーボードフォーカスがあることを示します。

関連項目:
FOCUSABLE

ICONIFIED

public static final AccessibleState ICONIFIED
オブジェクトが最小化され、アイコン表示されていることを示します。通常は、フレームおよび内部フレームだけに関連付けられます。

関連項目:
AccessibleRole.FRAME, AccessibleRole.INTERNAL_FRAME

MODAL

public static final AccessibleState MODAL
オブジェクトで何か処理を行わないと、ユーザは別のウィンドウのオブジェクトを操作できないことを示します。通常は、ダイアログだけに関連付けられます。

関連項目:
AccessibleRole.DIALOG

OPAQUE

public static final AccessibleState OPAQUE
オブジェクトが矩形領域のすべてのピクセルをペイントすることを示します。不透明でないコンポーネントは、一部のピクセルだけをペイントし、下にあるピクセルが透けて見えるようにします。したがって、ピクセルを完全にペイントしないコンポーネントにはある程度の透過性があります。

関連項目:
Accessible.getAccessibleContext(), AccessibleContext.getAccessibleComponent(), AccessibleComponent.getBounds()

RESIZABLE

public static final AccessibleState RESIZABLE
オブジェクトのサイズが変更できることを示します。

関連項目:
Accessible.getAccessibleContext(), AccessibleContext.getAccessibleComponent(), AccessibleComponent.getSize(), AccessibleComponent.setSize(java.awt.Dimension)

MULTISELECTABLE

public static final AccessibleState MULTISELECTABLE
オブジェクトで、複数の子を同時に選択できることを示します。

関連項目:
Accessible.getAccessibleContext(), AccessibleContext.getAccessibleSelection(), AccessibleSelection

SELECTABLE

public static final AccessibleState SELECTABLE
オブジェクトの親の子は選択可能であり、このオブジェクトが実際に選択されている子の 1 つであることを示します。

関連項目:
SELECTED, Accessible.getAccessibleContext(), AccessibleContext.getAccessibleSelection(), AccessibleSelection

SELECTED

public static final AccessibleState SELECTED
オブジェクトの親の子は選択可能であり、このオブジェクトが実際に選択されている子の 1 つであることを示します。

関連項目:
SELECTABLE, Accessible.getAccessibleContext(), AccessibleContext.getAccessibleSelection(), AccessibleSelection

SHOWING

public static final AccessibleState SHOWING
オブジェクト、オブジェクトの親、オブジェクトの親の親などがすべて可視であることを示します。ただし、オブジェクトは必ずしも画面にペイントされるわけではありません。表示されているほかのオブジェクトに隠れて見えない場合もあります。

関連項目:
VISIBLE

VISIBLE

public static final AccessibleState VISIBLE
オブジェクトが可視であることを示します。ただし、このオブジェクトが不可視のオブジェクトに含まれている場合は、画面上では見えない点に注意してください。

関連項目:
SHOWING

VERTICAL

public static final AccessibleState VERTICAL
オブジェクトの方向が垂直方向であることを示します。通常は、スクロールバー、スライダ、および進捗バーなどのオブジェクトに関連付けられます。

関連項目:
VERTICAL, AccessibleRole.SCROLL_BAR, AccessibleRole.SLIDER, AccessibleRole.PROGRESS_BAR

HORIZONTAL

public static final AccessibleState HORIZONTAL
オブジェクトの方向が水平方向であることを示します。通常は、スクロールバー、スライダ、および進捗バーなどのオブジェクトに関連付けられます。

関連項目:
HORIZONTAL, AccessibleRole.SCROLL_BAR, AccessibleRole.SLIDER, AccessibleRole.PROGRESS_BAR

SINGLE_LINE

public static final AccessibleState SINGLE_LINE
(テキスト) オブジェクトが、テキストを 1 行だけ格納できることを示します。


MULTI_LINE

public static final AccessibleState MULTI_LINE
(テキスト) オブジェクトが、テキストを複数行格納できることを示します。


TRANSIENT

public static final AccessibleState TRANSIENT
オブジェクトが一時オブジェクトであることを示します。ユーザ補助機能では、PropertyChange リスナーを一時状態のオブジェクトに追加しないでください。そのオブジェクトはイベントを生成できなくなります。通常は、一時オブジェクトは Java Accessibility メソッドの問い合わせに応答するために作成されますが、そうでない場合、基になるオブジェクトへのリンクは保たれません (たとえば、Swing のリスト、テーブル、およびツリーの下のオブジェクトの場合。この場合は、1 つの UI コンポーネントだけが実際のリスト/テーブル/ツリー要素の下のすべてのデータオブジェクトで共有される描画処理を行う)。

コンストラクタの詳細

AccessibleState

protected AccessibleState(String key)
指定されたロケールに依存しないキーを使って新規 AccessibleState を作成します。このメソッドは、public メソッドとしては使えません。代わりに、このファイルの定数を作成して、これをデータ型の変更不可能な列挙として構成するために使用されます。このクラスのサブクラスは同様のポリシーを適用する必要があります。

パラメータ:
key - ロケールに依存しない状態の名前
関連項目:
AccessibleBundle.toDisplayString(java.lang.String, java.util.Locale)

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バグの報告と機能のリクエスト
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