JavaTM 2
Platform
Std. Ed. v1.4.0

java.util
インタフェース Map.Entry

含まれているインタフェース:
Map

public static interface Map.Entry

マップのエントリ (キーと値のペア) です。Map.entrySet メソッドは、このクラスに属する要素を持つマップのコレクションビューを返します。マップエントリへの参照を取得する唯一の方法は、このコレクションビューの反復子から取得する方法です。これらの Map.Entry オブジェクトは、繰り返し処理中にだけ有効です。すなわち、反復子自身の remove オペレーションか、反復子によって返されるマップエントリの setValue オペレーション以外の方法でエントリが反復子によって返されたあとに、基になっているマップが変更された場合には、マップエントリの動作は保証されません。

導入されたバージョン:
1.2
関連項目:
Map.entrySet()

メソッドの概要
 boolean equals(Object o)
          指定されたオブジェクトがエントリと等しいかどうかを比較します。
 Object getKey()
          エントリに対応するキーを返します。
 Object getValue()
          エントリに対応する値を返します。
 int hashCode()
          マップエントリのハッシュコード値を返します。
 Object setValue(Object value)
          エントリに対応する値を、指定された値に置き換えます (任意のオペレーション)。
 

メソッドの詳細

getKey

public Object getKey()
エントリに対応するキーを返します。

戻り値:
エントリに対応するキー

getValue

public Object getValue()
エントリに対応する値を返します。マッピングが (反復子の remove オペレーションによって) 基になっているマップから削除されている場合は、この呼び出しの結果は保証されません。

戻り値:
エントリに対応する値

setValue

public Object setValue(Object value)
エントリに対応する値を、指定された値に置き換えます (任意のオペレーション)。マップに書き込みます。マッピングが (反復子の remove オペレーションによって) すでにマップから削除されている場合は、この呼び出しの結果は保証されません。

パラメータ:
value - エントリに格納されている新しい値
戻り値:
エントリに対応する以前の値
例外:
UnsupportedOperationException - 基になっているマップが put オペレーションをサポートしない場合
ClassCastException - 指定された値のクラスが原因で、基になっているマップに値を格納できない場合
IllegalArgumentException - この値の一部の特性が原因で、基になっているマップに値を格納できない場合
NullPointerException - 基になっているマップが null 値を許可しないときに、指定された値が null の場合

equals

public boolean equals(Object o)
指定されたオブジェクトがエントリと等しいかどうかを比較します。指定されたオブジェクトもマップエントリであり、2 つのエントリが同じマッピングを表す場合は true を返します。つまり、2 つのエントリ e1e2 は、以下のようになる場合に同じマッピングを表します。
     (e1.getKey()==null ?
      e2.getKey()==null : e1.getKey().equals(e2.getKey()))  &&
     (e1.getValue()==null ?
      e2.getValue()==null : e1.getValue().equals(e2.getValue()))
 
これにより、Map.Entry インタフェースの実装が異なる場合でも、equals メソッドが正常に動作することが保証されます。

オーバーライド:
クラス Object 内の equals
パラメータ:
o - マップエントリと等しいかどうかを比較するオブジェクト
戻り値:
指定されたオブジェクトがこのマップエントリと等しい場合は true

hashCode

public int hashCode()
マップエントリのハッシュコード値を返します。マップエントリ e のハッシュコードは、次のように定義されます。
     (e.getKey()==null   ? 0 : e.getKey().hashCode()) ^
     (e.getValue()==null ? 0 : e.getValue().hashCode())
 
これにより、Object.hashCode の一般規約によって要求される、任意の 2 つのエントリ e1e2 で、e1.equals(e2) であれば e1.hashCode()==e2.hashCode() となることが保証されます。

オーバーライド:
クラス Object 内の hashCode
戻り値:
マップエントリのハッシュコード値
関連項目:
Object.hashCode(), Object.equals(Object), equals(Object)

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