JavaTM 2
Platform
Std. Ed. v1.4.0

パッケージ java.awt.im.spi

あらゆる Java 実行時環境で使用できるインプットメソッドの開発を可能にするインタフェースを提供します。

参照:
          説明

インタフェースの概要
InputMethod 複合テキスト入力をサポートするインプットメソッドのためのインタフェースを定義します。
InputMethodContext インプットメソッドが、そのクライアントコンポーネントとの通信またはほかのサービスの要求のために使用できるメソッドを提供します。
InputMethodDescriptor インプットメソッドの選択およびロードを可能にするために、そのインプットメソッドに関する十分な情報を提供するメソッドを定義します。
 

パッケージ java.awt.im.spi の説明

あらゆる Java 実行時環境で使用できるインプットメソッドの開発を可能にするインタフェースを提供します。インプットメソッドは、ユーザがテキストを単にキーボード上でタイプする以外の方法でテキストを入力できるソフトウエアコンポーネントです。数千種類もの文字を使う日本語、中国語、韓国語をキーボードのそれよりはるかに少ないキーで入力するのに、共通してこのインプットメソッドを使用します。このパッケージを使用すると、他の言語用のインプットメソッドや、手書き認識などのまったく異なる入力機構の使用も可能になります。

パッケージの仕様

インプットメソッドパッケージ

インプットメソッドは「拡張機構」の指定に従って、インストールされた拡張機能としてパッケージされます。インプットメソッドのメインの JAR ファイルには次のファイルが必要です。

    META-INF/services/java.awt.im.spi.InputMethodDescriptor

ファイルには、java.awt.im.spi.InputMethodDescriptor インタフェースを実装するクラスの完全指定クラス名が、1 行に 1 つ含まれている必要があります。それぞれの名前を囲むタブ文字および空白行は無視されます。コメント文字は '#' (¥u0023) で、各行にある最初のコメント文字の次にくる文字はすべて無視されます。ファイルは UTF-8 でコード化する必要があります。

たとえば、Foo インプットメソッドの java.awt.im.spi.InputMethodDesciptor を実装するクラスの完全修飾名が com.sun.ime.FooInputMethodDescriptor の場合、ファイル META-INF/services/java.awt.im.spi.InputMethodDescriptor には次の行が含まれます。

    com.sun.ime.FooInputMethodDescriptor

インプットメソッドは少なくとも次の 2 つのクラスを提供する必要があります。java.awt.im.spi.InputMethodDescriptor インタフェースを実装するクラスと、java.awt.im.spi.InputMethod インタフェースを実装するクラスです。インプットメソッドは、InputMethod を実装するクラスのロードを実際に必要になるまで延期できるように、これらの 2 つの実装を区別する必要があります。

インプットメソッドのロード

インプットメソッドのフレームワークは、通常、インプットメソッドクラスのロードが絶対的に必要になるまで保留します。AWT の初期化中には InputMethodDescriptor 実装のみをロードします。InputMethod 実装はインプットメソッドが選択されたときにロードします。

Java インプットメソッドおよびピアテキストコンポーネント

Java インプットメソッドフレームワークは、インプットメソッド (ホストインプットメソッドおよび Java インプットメソッド) とコンポーネント (ピアと軽量) のすべての組み合わせをサポートすることを意図しています。しかし、基礎になるプラットフォームに制限があるため、Java インプットメソッドとピア AWT コンポーネントの間の交信が必ずできるわけではありません。したがって、この特定の組み合わせのサポートはプラットフォームに依存します。Sun の Java 2 実行時環境では、この組み合わせは Windows ではサポートされていますが、Solaris ではサポートされていません。

関連項目

概要、チュートリアル、例、ガイド、およびツールのマニュアルについては、次の項目を参照してください。

導入されたバージョン:
JDK1.3

JavaTM 2
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Std. Ed. v1.4.0

バグの報告と機能のリクエスト
これ以外の API リファレンスおよび開発者用ドキュメントについては、 Java 2 SDK SE 開発者用ドキュメントを参照してください。 開発者向けの詳細な解説、概念の概要、用語の定義、バグの回避策、 およびコード実例が含まれています。

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