JavaTM 2 Platform
Std. Ed. v1.3

java.awt.event
クラス FocusEvent

java.lang.Object
  |
  +--java.util.EventObject
        |
        +--java.awt.AWTEvent
              |
              +--java.awt.event.ComponentEvent
                    |
                    +--java.awt.event.FocusEvent
すべての実装インタフェース:
Serializable

public class FocusEvent
extends ComponentEvent

コンポーネントがキーボードフォーカスを取得または喪失したことを示す、低レベルのイベントです。この低レベルイベントは、テキストフィールドなどのコンポーネントによって生成されます。発生したイベントは、コンポーネントの addFocusListener メソッドを使って、そうしたイベントを受け取るように登録されているすべての FocusListener オブジェクトまたは FocusAdapter オブジェクトに渡されます (FocusAdapter オブジェクトは、FocusListener インタフェースを実装している)。それぞれのリスナーオブジェクトは、イベントが発生したときに FocusEvent を取得します。

フォーカス変更イベントには、パーマネントとテンポラリの 2 つのレベルがあります。パーマネントフォーカス変更イベントは、requestFocus() を呼び出したり、ユーザが Tab キーを使用してコンポーネントを移動したりすることなどによって、フォーカスがあるコンポーネントから別のコンポーネントへ直接移動するときに発生します。テンポラリフォーカス変更イベントは、ウィンドウがアクティブでなくなったり、スクロールバーをドラッグしたりすることなど、別の操作の間接的な結果としてコンポーネントに対するフォーカスを一時的に得たり失ったりするときに発生します。この場合、その操作が終了すると元のフォーカスの状態が自動的に復元されます。また、ウィンドウがアクティブでなくなった場合には、再びアクティブになったときに元のフォーカスの状態が自動的に復元されます。パーマネントフォーカス変更イベントとテンポラリフォーカス変更イベントは両方とも、FOCUS_GAINED と FOCUS_LOST イベント識別子を使用して発行されます。イベントのレベルの違いは、isTemporary() メソッドを使用して区別できます。

導入されたバージョン:
1.1
関連項目:
FocusAdapter, FocusListener, 「Tutorial: Writing a Focus Listener」, 「参照: Java クラスライブラリ (更新ファイル)」, 直列化された形式

フィールドの概要
static int FOCUS_FIRST
          フォーカスイベント識別子に使う整数の範囲にある、最初の番号です。
static int FOCUS_GAINED
          このイベントは、コンポーネントがキーボードフォーカスを取得したことを示します。
static int FOCUS_LAST
          フォーカスイベント識別子に使う整数の範囲にある、最後の番号です。
static int FOCUS_LOST
          このイベントは、コンポーネントがキーボードフォーカスを喪失したことを示します。
 
クラス java.awt.event.ComponentEvent から継承したフィールド
COMPONENT_FIRST, COMPONENT_HIDDEN, COMPONENT_LAST, COMPONENT_MOVED, COMPONENT_RESIZED, COMPONENT_SHOWN
 
クラス java.awt.AWTEvent から継承したフィールド
ACTION_EVENT_MASK, ADJUSTMENT_EVENT_MASK, COMPONENT_EVENT_MASK, consumed, CONTAINER_EVENT_MASK, FOCUS_EVENT_MASK, HIERARCHY_BOUNDS_EVENT_MASK, HIERARCHY_EVENT_MASK, id, INPUT_METHOD_EVENT_MASK, INVOCATION_EVENT_MASK, ITEM_EVENT_MASK, KEY_EVENT_MASK, MOUSE_EVENT_MASK, MOUSE_MOTION_EVENT_MASK, PAINT_EVENT_MASK, RESERVED_ID_MAX, TEXT_EVENT_MASK, WINDOW_EVENT_MASK
 
クラス java.util.EventObject から継承したフィールド
source
 
コンストラクタの概要
FocusEvent(Component source, int id)
          FocusEvent オブジェクトを構築し、フォーカスの変更がパーマネントかどうかを判定します。
FocusEvent(Component source, int id, boolean temporary)
          FocusEvent オブジェクトを構築し、変更がテンポラリかどうかを判定します。
 
メソッドの概要
 boolean isTemporary()
          フォーカス変更イベントがテンポラリであるか、パーマネントであるかを示します。
 String paramString()
          このイベントを特定するパラメータの文字列を返します。
 
クラス java.awt.event.ComponentEvent から継承したメソッド
getComponent
 
クラス java.awt.AWTEvent から継承したメソッド
consume, finalize, getID, isConsumed, toString
 
クラス java.util.EventObject から継承したメソッド
getSource
 
クラス java.lang.Object から継承したメソッド
clone, equals, getClass, hashCode, notify, notifyAll, wait, wait, wait
 

フィールドの詳細

FOCUS_FIRST

public static final int FOCUS_FIRST
フォーカスイベント識別子に使う整数の範囲にある、最初の番号です。

FOCUS_LAST

public static final int FOCUS_LAST
フォーカスイベント識別子に使う整数の範囲にある、最後の番号です。

FOCUS_GAINED

public static final int FOCUS_GAINED
このイベントは、コンポーネントがキーボードフォーカスを取得したことを示します。

FOCUS_LOST

public static final int FOCUS_LOST
このイベントは、コンポーネントがキーボードフォーカスを喪失したことを示します。
コンストラクタの詳細

FocusEvent

public FocusEvent(Component source,
                  int id,
                  boolean temporary)
FocusEvent オブジェクトを構築し、変更がテンポラリかどうかを判定します。
パラメータ:
source - イベントの発生元のコンポーネント
id - イベントのタイプを示す整数
temporary - フォーカスの変更がテンポラリであれば true となる boolean 値

FocusEvent

public FocusEvent(Component source,
                  int id)
FocusEvent オブジェクトを構築し、フォーカスの変更がパーマネントかどうかを判定します。
パラメータ:
source - イベントの発生元のコンポーネント
id - イベントのタイプを示す整数
メソッドの詳細

isTemporary

public boolean isTemporary()
フォーカス変更イベントがテンポラリであるか、パーマネントであるかを示します。
戻り値:
フォーカスの変更がテンポラリであれば true となる boolean 値

paramString

public String paramString()
このイベントを特定するパラメータの文字列を返します。このメソッドは、イベントログの作成およびデバッグに使用します。
オーバーライド:
クラス ComponentEvent 内の paramString
戻り値:
イベントを特定する文字列とその属性

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バグや機能要求の報告
さらに詳しい API リファレンスおよび開発者ドキュメントについては、 Java 2 SDK SE Developer Documentation を参照してください。このドキュメントには、概念、用語の定義、回避策、 実用的なコード例など、開発者を対象にした詳細な解説が掲載されています。

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