JavaTM 2 Platform
Std. Ed. v1.3

java.awt
クラス MenuItem

java.lang.Object
  |
  +--java.awt.MenuComponent
        |
        +--java.awt.MenuItem
すべての実装インタフェース:
Accessible, Serializable
直系の既知のサブクラス:
CheckboxMenuItem, Menu

public class MenuItem
extends MenuComponent
implements Accessible

メニュー内のすべての項目は、MenuItem クラスかそのサブクラスの 1 つに属す必要があります。

デフォルトの MenuItem オブジェクトは、単純なラベルの付いたメニュー項目を具現化します。

メニューバーのこの画像は 5 つのメニュー項目を表示します。
最初の 2 つの項目は、"Basic""Simple" というラベルの付いた、単純なメニュー項目です。以下の 2 つの項目はセパレータで、それ自体が、ラベル "-" で作成されるメニュー項目です。次は、"Check" というラベルの付いた CheckboxMenuItem のインスタンスです。最後のメニュー項目は "More Examples" というラベルの付いたサブメニューで、このサブメニューは Menu のインスタンスです。

メニュー項目が選択されると、AWT はメニュー項目にアクションイベントを送ります。そのイベントは ActionEvent のインスタンスなので、processEvent メソッドはそのイベントを調べて、それを processActionEvent に渡します。processActionEvent メソッドはイベントを、このメニュー項目によって生成されたアクションイベントの通知を対象として登録しているすべての ActionListener オブジェクトに転送します。

ただし、Menu サブクラスはこの動作をオーバーライドして、そのサブ項目の 1 つが選択されるまでどのイベントもフレームに送りません。

関連項目:
直列化された形式

内部クラスの概要
protected  class MenuItem.AccessibleAWTMenuItem
          ユーザ補助機能のデフォルトサポートを提供するのに使用する MenuItem の内部クラスです。
 
クラス java.awt.MenuComponent から継承した内部クラス
MenuComponent.AccessibleAWTMenuComponent
 
コンストラクタの概要
MenuItem()
          空ラベルを持ち、キーボードショートカットのない新しい MenuItem を構築します。
MenuItem(String label)
          指定されたラベルを持ち、キーボードショートカットのない新しい MenuItem を構築します。
MenuItem(String label, MenuShortcut s)
          関連しているキーボードショートカットを持つメニュー項目を構築します。
 
メソッドの概要
 void addActionListener(ActionListener l)
          このメニュー項目からアクションイベントを受け取るアクションリスナーを追加します。
 void addNotify()
          メニュー項目のピアを作成します。
 void deleteShortcut()
          このメニュー項目に関連した MenuShortcut オブジェクトがあれば削除します。
 void disable()
          推奨されていません。 JDK バージョン 1.1 以降は、setEnabled(boolean) に置き換えられました。
protected  void disableEvents(long eventsToDisable)
          指定されたイベントマスクパラメータで定義するイベントについて、このメニュー項目への送信を不可にします。
 void enable()
          推奨されていません。 JDK バージョン 1.1 以降は、setEnabled(boolean) に置き換えられました。
 void enable(boolean b)
          推奨されていません。 JDK バージョン 1.1 以降は、setEnabled(boolean) に置き換えられました。
protected  void enableEvents(long eventsToEnable)
          指定されたイベントマスクパラメータで定義されるイベントについて、このメニュー項目への送信を可能にします。
 AccessibleContext getAccessibleContext()
          この MenuItem に関連した AccessibleContext を返します。
 String getActionCommand()
          このメニュー項目によってトリガーされるアクションイベントのコマンド名を返します。
 String getLabel()
          このメニュー項目のラベルを返します。
 EventListener[] getListeners(Class listenerType)
          addXXXListener() を持つ MenuItem に追加された全リスナーの配列を返します。
 MenuShortcut getShortcut()
          このメニュー項目に関連した MenuShortcut オブジェクトを返します。
 boolean isEnabled()
          このメニュー項目が使用可能になっているかどうかを判定します。
 String paramString()
          このメニュー項目の状態を表現しているパラメータ文字列を返します。
protected  void processActionEvent(ActionEvent e)
          このメニュー項目で発生したアクションイベントを、登録された ActionListener オブジェクトにディスパッチすることにより、このアクションイベントを処理します。
protected  void processEvent(AWTEvent e)
          このメニュー項目のイベントを処理します。
 void removeActionListener(ActionListener l)
          指定されたアクションリスナーを削除します。
 void setActionCommand(String command)
          このメニュー項目でトリガーされるアクションイベントのコマンド名を設定します。
 void setEnabled(boolean b)
          このメニュー項目を選択可能にするかどうかを設定します。
 void setLabel(String label)
          このメニュー項目のラベルを指定されたラベルに設定します。
 void setShortcut(MenuShortcut s)
          このメニュー項目に関連した MenuShortcut オブジェクトを設定します。
 
クラス java.awt.MenuComponent から継承したメソッド
dispatchEvent, getFont, getName, getParent, getPeer, getTreeLock, postEvent, removeNotify, setFont, setName, toString
 
クラス java.lang.Object から継承したメソッド
clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, wait, wait, wait
 

コンストラクタの詳細

MenuItem

public MenuItem()
空ラベルを持ち、キーボードショートカットのない新しい MenuItem を構築します。
導入されたバージョン:
JDK1.1

MenuItem

public MenuItem(String label)
指定されたラベルを持ち、キーボードショートカットのない新しい MenuItem を構築します。ただし、ラベルでの "-" の使用は、メニュー項目間のセパレータを示すために予約されます。デフォルトでは、セパレータを除くすべてのメニュー項目が使用可能です。
パラメータ:
label - このメニュー項目のラベル
導入されたバージョン:
JDK1.0

MenuItem

public MenuItem(String label,
                MenuShortcut s)
関連しているキーボードショートカットを持つメニュー項目を構築します。ただし、ラベルでの "-" の使用は、メニュー項目間のセパレータを示すために予約されます。デフォルトでは、セパレータを除くすべてのメニュー項目が使用可能です。
パラメータ:
label - このメニュー項目のラベル
s - このメニュー項目に関連した MenuShortcut のインスタンス
導入されたバージョン:
JDK1.1
メソッドの詳細

addNotify

public void addNotify()
メニュー項目のピアを作成します。ピアを使用すると、ピアの機能性を変えずに、メニュー項目の外観を変更することができます。

getLabel

public String getLabel()
このメニュー項目のラベルを返します。
戻り値:
このメニュー項目のラベル。このメニュー項目がラベルを持たない場合は null
導入されたバージョン:
JDK1.0
関連項目:
setLabel(java.lang.String)

setLabel

public void setLabel(String label)
このメニュー項目のラベルを指定されたラベルに設定します。
パラメータ:
label - 新しいラベル。ラベルがない場合は null
導入されたバージョン:
JDK1.0
関連項目:
getLabel()

isEnabled

public boolean isEnabled()
このメニュー項目が使用可能になっているかどうかを判定します。
導入されたバージョン:
JDK1.0
関連項目:
setEnabled(boolean)

setEnabled

public void setEnabled(boolean b)
このメニュー項目を選択可能にするかどうかを設定します。
パラメータ:
b - true の場合はこのメニュー項目を使用可能にし、false の場合は使用不可にする
導入されたバージョン:
JDK1.1
関連項目:
isEnabled()

enable

public void enable()
推奨されていません。 JDK バージョン 1.1 以降は、setEnabled(boolean) に置き換えられました。


enable

public void enable(boolean b)
推奨されていません。 JDK バージョン 1.1 以降は、setEnabled(boolean) に置き換えられました。


disable

public void disable()
推奨されていません。 JDK バージョン 1.1 以降は、setEnabled(boolean) に置き換えられました。


getShortcut

public MenuShortcut getShortcut()
このメニュー項目に関連した MenuShortcut オブジェクトを返します。
戻り値:
このメニュー項目に関連したメニューショートカット。何も指定されていない場合は null
導入されたバージョン:
JDK1.1
関連項目:
setShortcut(java.awt.MenuShortcut)

setShortcut

public void setShortcut(MenuShortcut s)
このメニュー項目に関連した MenuShortcut オブジェクトを設定します。メニューショートカットがすでにこのメニュー項目に関連している場合は、置き換えられます。
パラメータ:
s - このメニュー項目に関連したメニューショートカット
導入されたバージョン:
JDK1.1
関連項目:
getShortcut()

deleteShortcut

public void deleteShortcut()
このメニュー項目に関連した MenuShortcut オブジェクトがあれば削除します。
導入されたバージョン:
JDK1.1

enableEvents

protected final void enableEvents(long eventsToEnable)
指定されたイベントマスクパラメータで定義されるイベントについて、このメニュー項目への送信を可能にします。

イベントタイプは、そのタイプのリスナーがそのメニュー項目に追加されると、自動的に使用可能になります。このメソッドを呼び出す必要があるのは、MenuItem のサブクラスが、指定されたイベントタイプを processEvent に送る場合だけです。リスナーが登録されているかどうかはこの場合関係ありません。

パラメータ:
eventsToEnable - イベントタイプを定義するイベントマスク
導入されたバージョン:
JDK1.1
関連項目:
processEvent(java.awt.AWTEvent), disableEvents(long), Component.enableEvents(long)

disableEvents

protected final void disableEvents(long eventsToDisable)
指定されたイベントマスクパラメータで定義するイベントについて、このメニュー項目への送信を不可にします。
パラメータ:
eventsToDisable - イベントタイプを定義するイベントマスク
導入されたバージョン:
JDK1.1
関連項目:
processEvent(java.awt.AWTEvent), enableEvents(long), Component.disableEvents(long)

setActionCommand

public void setActionCommand(String command)
このメニュー項目でトリガーされるアクションイベントのコマンド名を設定します。

デフォルトでは、アクションコマンドはメニュー項目のラベルに設定されます。

パラメータ:
command - このメニュー項目用に設定されるアクションコマンド
導入されたバージョン:
JDK1.1
関連項目:
getActionCommand()

getActionCommand

public String getActionCommand()
このメニュー項目によってトリガーされるアクションイベントのコマンド名を返します。
導入されたバージョン:
JDK1.1
関連項目:
setActionCommand(java.lang.String)

addActionListener

public void addActionListener(ActionListener l)
このメニュー項目からアクションイベントを受け取るアクションリスナーを追加します。l が null の場合、例外はスローされず、処理も実行されません。
パラメータ:
l - アクションリスナー
導入されたバージョン:
JDK1.1
関連項目:
ActionEvent, ActionListener, removeActionListener(java.awt.event.ActionListener)

removeActionListener

public void removeActionListener(ActionListener l)
指定されたアクションリスナーを削除します。これによってそのリスナーは、以後、このメニュー項目からアクションイベントを受け取りません。l が null の場合、例外はスローされず、処理も実行されません。
パラメータ:
l - アクションリスナー
導入されたバージョン:
JDK1.1
関連項目:
ActionEvent, ActionListener, addActionListener(java.awt.event.ActionListener)

getListeners

public EventListener[] getListeners(Class listenerType)
addXXXListener() を持つ MenuItem に追加された全リスナーの配列を返します。XXX は listenerType の引数の名前です。たとえば、指定された MenuItem m の ActionListener(s) をすべて取得するには、次のように記述します。
 ActionListener[] als = (ActionListener[])(m.getListeners(ActionListener.class))
該当するリスナーリストが存在しない場合は、空の配列が返されます。
パラメータ:
listenerType - 要求されたリスナーのタイプ
戻り値:
このメニュー項目によってサポートされる、指定されたタイプのすべてのリスナー
導入されたバージョン:
1.3

processEvent

protected void processEvent(AWTEvent e)
このメニュー項目のイベントを処理します。イベントが ActionEvent のインスタンスの場合、MenuItem によって定義されたほかのメソッドである processActionEvent を呼び出します。

現在、メニュー項目はアクションイベントだけをサポートしています。

オーバーライド:
クラス MenuComponent 内の processEvent
パラメータ:
e - イベント
導入されたバージョン:
JDK1.1
関連項目:
processActionEvent(java.awt.event.ActionEvent)

processActionEvent

protected void processActionEvent(ActionEvent e)
このメニュー項目で発生したアクションイベントを、登録された ActionListener オブジェクトにディスパッチすることにより、このアクションイベントを処理します。このメソッドは、アクションイベントがこのコンポーネント用に使用可能にならないかぎり呼び出されません。アクションイベントは、次の項目の 1 つが発生したときに使用可能になります。

パラメータ:
e - アクションイベント
導入されたバージョン:
JDK1.1
関連項目:
ActionEvent, ActionListener, enableEvents(long)

paramString

public String paramString()
このメニュー項目の状態を表現しているパラメータ文字列を返します。この文字列はデバッグ処理に使用します。
オーバーライド:
クラス MenuComponent 内の paramString
戻り値:
このメニュー項目のパラメータ文字列
導入されたバージョン:
JDK1.0

getAccessibleContext

public AccessibleContext getAccessibleContext()
この MenuItem に関連した AccessibleContext を返します。メニュー項目の場合、AccessibleContext は AccessibleAWTMenuItem の形式を取ります。必要に応じて新しい AccessibleAWTMenuItem インスタンスを作成します。
定義:
インタフェース Accessible 内の getAccessibleContext
オーバーライド:
クラス MenuComponent 内の getAccessibleContext
戻り値:
この MenuItem の AccessibleContext として機能する AccessibleAWTMenuItem

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Std. Ed. v1.3

バグや機能要求の報告
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