java.awt
クラス Font

java.lang.Object
  |
  +--java.awt.Font

すべての実装インタフェース:

Serializable

直系の既知のサブクラス:

FontUIResource

public class Font

extends Object

implements Serializable

Font クラスはフォントを表します。このクラスの機能は JDK^TM 1.1 以前のリリースの java.awt.Font クラスを拡張したものであり、開発者はより性能の高い印字機能を利用することができます。

文字およびグリフという言葉を使い分けることの背景にある概念を表現することは重要です。「文字」とは、特定の書記法でアルファベットや数字などのアイテムを表す記号です。たとえば、「小文字の g」は文字です。特定の文字が描画された場合、ある形状がこの文字を表します。この形状が「グリフ」と呼ばれます。

文字エンコーディングとは、文字コードとフォントのグリフコードをマッピングする変換テーブルのことです。Java 2D (tm) API で使用される文字エンコーディングは Unicode です。Unicode の詳細は、http://www.unicode.org を参照してください。

文字とグリフは、1 対 1 で対応しません。たとえば、「小文字の a acute」は 2 つのグリフ「小文字の a」および「acute」で表すことができます。もう 1 つの例には、2 つの文字「f」と「i」を表す単一のグリフである「合字の fi」などの合字があります。

Font は、グリフのコレクションです。Font には、多くのフェース (heavy、medium、oblique、gothic、および regular など) がある場合があります。それらすべてのフェースは、同じような文字体裁デザインを持っています。

Font オブジェクトから取得できる名前には 3 種類あります。「論理フォント名」は、JDK 1.1 以前のリリースの java.awt.Font で使用されたものと同じです。「フォントフェース名」または「フォント名」は、Helvetica Bold など、特定のフォントフェースの名前です。「ファミリ名」は、Helvetica など、複数のフェースに渡って文字体裁デザインを指定するフォントファミリの名前です。フォントを指定する場合には、フォントフェース名を使用しなければなりません。この名前は、ホストシステムにある実際のフォントを表し、論理フォント名のようにフォント文字の形状でフォント名を判別することはしません。

Font クラスは、ホストシステムのシステムリソースにあるフォントフェースのコレクションの中から、あるフォントフェースのインスタンスを表します。たとえば、Arial Bold および Courier Bold Italic はフォントフェースです。サイズ、スタイル、変換、およびフォントの特徴の違いにより、1 つのフォントフェースに関連した Font オブジェクトは複数あります。GraphicsEnvironment クラスの getAllFonts メソッドは、システムで使用できるすべてのフォントフェースの配列を返します。それらのフォントフェースは、サイズ 1、恒等変換、およびデフォルトフォントの特徴を持つ Font オブジェクトとして返されます。それらベースとなるフォントは、このクラスの deriveFont メソッドを介して、サイズ、スタイル、変換、およびフォントの特徴が異なる新しい Font オブジェクトを派生させるために使用できます。

関連項目:

GraphicsEnvironment.getAllFonts(), 直列化された形式

フィールドの概要

static int	BOLD ボールドスタイル定数です。
static int	CENTER_BASELINE テキストを配置するときに、中国語、日本語、韓国語などの表意文字の書体で使用されるベースラインです。
static int	HANGING_BASELINE テキストを配置するときに、デーバナーガリなどの書体に使用されるベースラインです。
static int	ITALIC イタリックスタイル定数です。
protected String	name コンストラクタに渡される、この Font の論理名です。
static int	PLAIN プレーンスタイル定数です。
protected float	pointSize この Font のポイントサイズ (float) です。
static int	ROMAN_BASELINE テキストを配置するときに、ローマ字の書体で通常使用されるベースラインです。
protected int	size 整数に丸められた、この Font のポイントサイズです。
protected int	style コンストラクタに渡される、この Font のスタイルです。
static int	TRUETYPE_FONT TRUETYPE タイプの Font を作成します。

コンストラクタの概要

Font(Map attributes)
指定された属性で新しい Font を作成します。

Font(String name, int style, int size)
指定された名前、スタイル、およびポイントサイズから新しい Font を作成します。

メソッドの概要

boolean	canDisplay(char c) この Font が指定された文字のグリフを持つかどうかを判定します。
int	canDisplayUpTo(char[] text, int start, int limit) 指定された text 内の start から始まり limit で終わる文字を、この Font で表示できるかどうかを示します。
int	canDisplayUpTo(CharacterIterator iter, int start, int limit) 指定された String を、この Font で表示できるかどうかを示します。
int	canDisplayUpTo(String str) 指定された String を、この Font で表示できるかどうかを示します。
static Font	createFont(int fontFormat, InputStream fontStream) 指定されたフォントタイプの新しい Font と入力データを返します。
GlyphVector	createGlyphVector(FontRenderContext frc, char[] chars) 指定された文字配列および指定された FontRenderContext で作成された新しい GlyphVector オブジェクトを返します。
GlyphVector	createGlyphVector(FontRenderContext frc, CharacterIterator ci) 指定された CharacterIterator および FontRenderContext で作成された新しい GlyphVector オブジェクトを返します。
GlyphVector	createGlyphVector(FontRenderContext frc, int[] glyphCodes) 指定された整数配列および FontRenderContext で作成された新しい GlyphVector オブジェクトを返します。
GlyphVector	createGlyphVector(FontRenderContext frc, String str) 指定された String および FontRenderContext で作成された新しい GlyphVector オブジェクトを返します。
static Font	decode(String str) str 引数が示す Font を返します。
Font	deriveFont(AffineTransform trans) 現在の Font オブジェクトを複製し新しい変換を適用することにより、新しい Font オブジェクトを作成します。
Font	deriveFont(float size) 現在の Font オブジェクトを複製し新しいサイズを適用することにより、新しい Font オブジェクトを作成します。
Font	deriveFont(int style) 現在の Font オブジェクトを複製し新しいスタイルを適用することにより、新しい Font オブジェクトを作成します。
Font	deriveFont(int style, AffineTransform trans) この Font オブジェクトを複製し新しいスタイルおよび変換を適用することにより、新しい Font オブジェクトを作成します。
Font	deriveFont(int style, float size) この Font オブジェクトを複製し新しいスタイルおよびサイズを適用することにより、新しい Font オブジェクトを作成します。
Font	deriveFont(Map attributes) 現在の Font オブジェクトを複製し新しいフォント属性を適用することにより、新しい Font オブジェクトを作成します。
boolean	equals(Object obj) この Font オブジェクトを、指定された Object と比較します。
protected void	finalize() ネイティブ Font オブジェクトを破棄します。
Map	getAttributes() この Font で有効なフォント属性のマップを返します。
AttributedCharacterIterator.Attribute[]	getAvailableAttributes() この Font がサポートするすべての属性のキーを返します。
byte	getBaselineFor(char c) この文字を表示するのに適切なベースラインを返します。
String	getFamily() この Font のファミリ名を返します。
String	getFamily(Locale l) この Font のファミリ名を、指定されたロケールに地域対応して返します。
static Font	getFont(Map attributes) この属性セットに適切な Font を返します。
static Font	getFont(String nm) システムのプロパティリストから Font オブジェクトを返します。
static Font	getFont(String nm, Font font) システムのプロパティリストから指定された Font を返します。
String	getFontName() この Font のフォントフェース名を返します。
String	getFontName(Locale l) Font のフォントフェース名を、指定されたロケールに地域対応して返します。
float	getItalicAngle() この Font のイタリックの角度を返します。
LineMetrics	getLineMetrics(char[] chars, int beginIndex, int limit, FontRenderContext frc) 指定された引数で作成された LineMetrics オブジェクトを返します。
LineMetrics	getLineMetrics(CharacterIterator ci, int beginIndex, int limit, FontRenderContext frc) 指定された引数で作成された LineMetrics オブジェクトを返します。
LineMetrics	getLineMetrics(String str, FontRenderContext frc) 指定された String および FontRenderContext で作成された LineMetrics オブジェクトを返します。
LineMetrics	getLineMetrics(String str, int beginIndex, int limit, FontRenderContext frc) 指定された引数で作成された LineMetrics オブジェクトを返します。
Rectangle2D	getMaxCharBounds(FontRenderContext frc) 指定された FontRenderContext で、最大の境界を持つ文字の境界を返します。
int	getMissingGlyphCode() この Font が指定された Unicode に対してグリフを持たない場合に使用される glyphCode を返します。
String	getName() この Font の論理名を返します。
int	getNumGlyphs() この Font のグリフ数を返します。
java.awt.peer.FontPeer	getPeer() 推奨されていません。 フォントの描画は現在はどのプラットフォームでも同じです。
String	getPSName() この Font のポストスクリプト名を返します。
int	getSize() 整数に丸められた、この Font のポイントサイズを返します。
float	getSize2D() この Font のポイントサイズを float 値で返します。
Rectangle2D	getStringBounds(char[] chars, int beginIndex, int limit, FontRenderContext frc) 指定された FontRenderContext で、指定された文字配列の境界を返します。
Rectangle2D	getStringBounds(CharacterIterator ci, int beginIndex, int limit, FontRenderContext frc) 指定された FontRenderContext で、指定された CharacterIterator 内のインデックス付き文字列の境界を返します。
Rectangle2D	getStringBounds(String str, FontRenderContext frc) 指定された FontRenderContext で、指定された String の境界を返します。
Rectangle2D	getStringBounds(String str, int beginIndex, int limit, FontRenderContext frc) 指定された FontRenderContext で、指定された String の境界を返します。
int	getStyle() この Font のスタイルを返します。
AffineTransform	getTransform() この Font に関連した変換のコピーを返します。
int	hashCode() この Font のハッシュコードを返します。
boolean	hasUniformLineMetrics() この Font が均一のラインメトリックスを持つかどうかを判定します。
boolean	isBold() この Font オブジェクトのスタイルが BOLD かどうかを示します。
boolean	isItalic() この Font オブジェクトのスタイルが ITALIC かどうかを示します。
boolean	isPlain() この Font オブジェクトのスタイルが PLAIN どうかを示します。
String	toString() この Font オブジェクトを String 表現に変換します。

クラス java.lang.Object から継承したメソッド

clone, getClass, notify, notifyAll, wait, wait, wait

フィールドの詳細

PLAIN

public static final int PLAIN

プレーンスタイル定数です。

BOLD

public static final int BOLD

ボールドスタイル定数です。ほかのスタイル定数 (PLAIN を除く) と組み合わせて、混合されたスタイルを作成することができます。

ITALIC

public static final int ITALIC

イタリックスタイル定数です。ほかのスタイル定数 (PLAIN を除く) と組み合わせて、混合されたスタイルを作成することができます。

ROMAN_BASELINE

public static final int ROMAN_BASELINE

テキストを配置するときに、ローマ字の書体で通常使用されるベースラインです。

CENTER_BASELINE

public static final int CENTER_BASELINE

テキストを配置するときに、中国語、日本語、韓国語などの表意文字の書体で使用されるベースラインです。

HANGING_BASELINE

public static final int HANGING_BASELINE

テキストを配置するときに、デーバナーガリなどの書体に使用されるベースラインです。

TRUETYPE_FONT

public static final int TRUETYPE_FONT

TRUETYPE タイプの Font を作成します。将来は他のフォントタイプをサポートするために他のタイプが追加される可能性があります。

name

protected String name

コンストラクタに渡される、この Font の論理名です。

関連項目:

getName()

導入されたバージョン:

JDK1.0

style

protected int style

コンストラクタに渡される、この Font のスタイルです。PLAIN、BOLD、ITALIC、または BOLD+ITALIC のどれかです。

関連項目:

getStyle()

導入されたバージョン:

JDK1.0

size

protected int size

整数に丸められた、この Font のポイントサイズです。

関連項目:

getSize()

導入されたバージョン:

JDK1.0

pointSize

protected float pointSize

この Font のポイントサイズ (float) です。

関連項目:

getSize(), getSize2D()

コンストラクタの詳細

Font

public Font(String name,
            int style,
            int size)

指定された名前、スタイル、およびポイントサイズから新しい Font を作成します。

パラメータ:

name - フォント名。論理フォント名またはフォントフェース名を指定できる。論理名は、Dialog、DialogInput、Monospaced、Serif、SansSerif、または Symbol のうちの 1 つ。名前 が null の場合、新しい Font の 名前 が Default として設定される

style - Font のスタイル定数。スタイル引数は、PLAIN、あるいは BOLD または ITALIC をビット単位に結合 (ITALIC または BOLD|ITALIC など) した整数型ビットマスク。style パラメータで設定されたほかのビットは無視される。style 引数が有効な整数型ビットマスクでない場合、スタイルは PLAIN に設定される

size - Font のポイントサイズ

導入されたバージョン:

JDK1.0

関連項目:

GraphicsEnvironment.getAllFonts(), GraphicsEnvironment.getAvailableFontFamilyNames()

Font

public Font(Map attributes)

指定された属性で新しい Font を作成します。この Font は、TextAttribute で定義されているキーだけを属性として認識します。attributes が null の場合、新しい Font がデフォルト属性とともに初期化されます。

パラメータ:

attributes - 新しい Font または null に割り当てる属性

メソッドの詳細

getPeer

public java.awt.peer.FontPeer getPeer()

推奨されていません。 フォントの描画は現在はどのプラットフォームでも同じです。

この Font のピアを取得します。

戻り値:

Font のピア

導入されたバージョン:

JDK1.1

getFont

public static Font getFont(Map attributes)

この属性セットに適切な Font を返します。

パラメータ:

attributes - 新しい Font に割り当てる属性

戻り値:

指定された属性で作成された新しい Font

導入されたバージョン:

1.2

createFont

public static Font createFont(int fontFormat,
                              InputStream fontStream)
                       throws FontFormatException,
                              IOException

指定されたフォントタイプの新しい Font と入力データを返します。新しい Font はポイントサイズは 1、スタイルは PLAIN で作成されます。ベースとなるフォントはこのクラスの deriveFont メソッドで使用して、サイズ、スタイル、変換およびフォントの特徴が異なる新しい Font オブジェクトを派生させます。

パラメータ:

fontType - TrueType が必要な場合、Font タイプは TRUETYPE_FONT。将来他のタイプが提供される可能性がある

fontStream - フォントの入力データを表す InputStream オブジェクト

戻り値:

指定されたフォントタイプで作成された Font

例外:

IllegalArgumentException - fontType は TRUETYPE_FONT ではない

FontFormatException - fontStream データが必要な Truetype フォントテーブルを持っていない場合

IOException - fontStream が完全に読み込みできない場合

導入されたバージョン:

1.3

getTransform

public AffineTransform getTransform()

この Font に関連した変換のコピーを返します。

パラメータ:

an - この Font オブジェクトの変換属性を表す AffineTransform オブジェクト

getFamily

public String getFamily()

この Font のファミリ名を返します。たとえば、フォントフェース名 Helvetica Bold のファミリ名としては Helvetica が返されます。フォントの論理名を取得するには、getName を使用します。getFontName を使用すると、フォントのフォントフェース名を取得できます。

戻り値:

この Font のファミリ名を表す String

導入されたバージョン:

JDK1.1

関連項目:

getName(), getFontName()

getFamily

public String getFamily(Locale l)

この Font のファミリ名を、指定されたロケールに地域対応して返します。たとえば、フォントフェース名 Helvetica Bold のファミリ名としては Helvetica が返されます。getFontName を使用すると、フォントのフォントフェース名を取得できます。

パラメータ:

l - ファミリ名を取得するロケール

戻り値:

指定されたロケールにローカライズされた、フォントのファミリ名を表す String

導入されたバージョン:

1.2

関連項目:

getFontName(), Locale

getPSName

public String getPSName()

この Font のポストスクリプト名を返します。getFamily を使用すると、フォントのファミリ名を取得できます。getFontName を使用すると、フォントのフォントフェース名を取得できます。

戻り値:

この Font のポストスクリプト名を表す String

導入されたバージョン:

1.2

getName

public String getName()

この Font の論理名を返します。getFamily を使用すると、フォントのファミリ名を取得できます。getFontName を使用すると、フォントのフォントフェース名を取得できます。

戻り値:

この Font の論理名を表す String

導入されたバージョン:

JDK1.0

関連項目:

getFamily(), getFontName()

getFontName

public String getFontName()

この Font のフォントフェース名を返します。たとえば、フォントフェース名として Helvetica Bold が返されます。getFamily を使用すると、フォントのファミリ名を取得できます。getName を使用すると、フォントの論理名を取得できます。

戻り値:

この Font のフォントフェース名を表す String

導入されたバージョン:

1.2

関連項目:

getFamily(), getName()

getFontName

public String getFontName(Locale l)

Font のフォントフェース名を、指定されたロケールに地域対応して返します。たとえば、フォントフェース名として Helvetica Fett が返されます。getFamily を使用すると、フォントのファミリ名を取得できます。

パラメータ:

l - フォントフェース名を取得するロケール

戻り値:

指定されたロケールに地域対応した、フォントフェース名を表す String

関連項目:

getFamily(), Locale

getStyle

public int getStyle()

この Font のスタイルを返します。PLAIN、BOLD、ITALIC、または BOLD+ITALIC のどれかです。

戻り値:

この Font のスタイル

導入されたバージョン:

JDK1.0

関連項目:

isPlain(), isBold(), isItalic()

getSize

public int getSize()

整数に丸められた、この Font のポイントサイズを返します。ほとんどのユーザは、「ポイントサイズ」でフォントのグリフのサイズを指定することに慣れています。このポイントサイズは、シングルスペースのテキストドキュメントにある行のベースラインから次の行のベースラインまでの距離を定義します。ポイントサイズは、「文字体裁のポイント」に基づき、およそ 1/72 インチです。

Java^TM 2D API は、1 ポイントがユーザ座標の 1 単位に相当する規約を採用します。ユーザ空間座標からデバイス空間座標への変換に標準化された変換を使用する場合、72 ユーザ空間単位はデバイス空間の 1 インチと等しくなります。この場合、1 ポイントは 1/72 インチです。

戻り値:

1/72 インチ単位で表した、この Font のポイントサイズ

導入されたバージョン:

JDK1.0

関連項目:

getSize2D(), GraphicsConfiguration.getDefaultTransform(), GraphicsConfiguration.getNormalizingTransform()

getSize2D

public float getSize2D()

この Font のポイントサイズを float 値で返します。

戻り値:

float 値で表された、この Font のポイントサイズ

導入されたバージョン:

1.2

関連項目:

getSize()

isPlain

public boolean isPlain()

この Font オブジェクトのスタイルが PLAIN どうかを示します。

戻り値:

この Font のスタイルが PLAIN の場合は true、そうでない場合は false

導入されたバージョン:

JDK1.0

関連項目:

getStyle()

isBold

public boolean isBold()

この Font オブジェクトのスタイルが BOLD かどうかを示します。

戻り値:

この Font オブジェクトのスタイルが BOLD の場合は true、そうでない場合は false

導入されたバージョン:

JDK1.0

関連項目:

getStyle()

isItalic

public boolean isItalic()

この Font オブジェクトのスタイルが ITALIC かどうかを示します。

戻り値:

この Font オブジェクトのスタイルが ITALIC の場合は true、そうでない場合は false

導入されたバージョン:

JDK1.0

関連項目:

getStyle()

getFont

public static Font getFont(String nm)

システムのプロパティリストから Font オブジェクトを返します。

パラメータ:

nm - プロパティ名

戻り値:

プロパティ名が示す Font オブジェクト

導入されたバージョン:

1.2

decode

public static Font decode(String str)

str 引数が示す Font を返します。str が null の場合、新しい Font がサイズ 12、スタイルが PLAIN で「ダイアログ」という名前で返します。

パラメータ:

str - フォント名、または null

戻り値:

str が示す Font オブジェクト、または str が null の場合は新しいデフォルト Font

導入されたバージョン:

JDK1.1

getFont

public static Font getFont(String nm,
                           Font font)

システムのプロパティリストから指定された Font を返します。System の getProperty メソッドの場合と同じように、最初の引数は取得するシステムプロパティの名前として扱われます。このプロパティの String 値は、Font オブジェクトとして解釈されます。

プロパティ値は、次の形式のどれかです。

• fontname-style-pointsize
• fontname-pointsize
• fontname-style
• fontname

style は、"BOLD"、"BOLDITALIC"、または "ITALIC" の 3 つの文字列のどれかで、pointsize はポイントサイズの 10 進数表現です。

デフォルトのスタイルは PLAIN、デフォルトのポイントサイズは 12 です。

指定されたプロパティが見つからない場合は、代わりに font 引数が返されます。

パラメータ:

nm - プロパティ名

font - プロパティ nm が定義されていない場合に返されるデフォルトの Font

戻り値:

プロパティの Font 値

hashCode

public int hashCode()

この Font のハッシュコードを返します。

オーバーライド:

クラス Object 内の hashCode

戻り値:

この Font のハッシュコード値

導入されたバージョン:

JDK1.0

equals

public boolean equals(Object obj)

この Font オブジェクトを、指定された Object と比較します。

オーバーライド:

クラス Object 内の equals

パラメータ:

obj - 比較対象の Object

戻り値:

オブジェクトが同じである場合は true、そうでない場合は false

導入されたバージョン:

JDK1.0

toString

public String toString()

この Font オブジェクトを String 表現に変換します。

オーバーライド:

クラス Object 内の toString

戻り値:

この Font オブジェクトの String 表現

導入されたバージョン:

JDK1.0

getNumGlyphs

public int getNumGlyphs()

この Font のグリフ数を返します。この Font のグリフコードの範囲は、0 〜 getNumGlyphs() - 1 です。

戻り値:

この Font のグリフ数

導入されたバージョン:

1.2

getMissingGlyphCode

public int getMissingGlyphCode()

この Font が指定された Unicode に対してグリフを持たない場合に使用される glyphCode を返します。

戻り値:

この Font の glyphCode

導入されたバージョン:

1.2

getBaselineFor

public byte getBaselineFor(char c)

この文字を表示するのに適切なベースラインを返します。

大きなフォントはさまざまな書記体系をサポートでき、各書記体系は別々のベースラインを使用できます。文字引数は、使用する書記体系を決めます。クライアントは、すべての文字が同じベースラインを使用すると仮定することはできません。

パラメータ:

c - 書記体系を識別するための文字

戻り値:

指定された文字用として適切なベースライン

導入されたバージョン:

1.2

関連項目:

LineMetrics.getBaselineOffsets(), ROMAN_BASELINE, CENTER_BASELINE, HANGING_BASELINE

getAttributes

public Map getAttributes()

この Font で有効なフォント属性のマップを返します。属性には、合字やグリフの代用などが含まれます。

戻り値:

この Font の属性マップ

getAvailableAttributes

public AttributedCharacterIterator.Attribute[] getAvailableAttributes()

この Font がサポートするすべての属性のキーを返します。それらの属性は、ほかのフォントを派生させるために使用できます。

戻り値:

この Font がサポートするすべての属性のキーが格納されている配列

導入されたバージョン:

1.2

deriveFont

public Font deriveFont(int style,
                       float size)

この Font オブジェクトを複製し新しいスタイルおよびサイズを適用することにより、新しい Font オブジェクトを作成します。

パラメータ:

style - 新しい Font のスタイル

size - 新しい Font のサイズ

戻り値:

新しい Font オブジェクト

導入されたバージョン:

1.2

deriveFont

public Font deriveFont(int style,
                       AffineTransform trans)

この Font オブジェクトを複製し新しいスタイルおよび変換を適用することにより、新しい Font オブジェクトを作成します。

パラメータ:

style - 新しい Font のスタイル

trans - 新しい Font に関連した AffineTransform

戻り値:

新しい Font オブジェクト

例外:

IllegalArgumentException - trans が null の場合

導入されたバージョン:

1.2

deriveFont

public Font deriveFont(float size)

現在の Font オブジェクトを複製し新しいサイズを適用することにより、新しい Font オブジェクトを作成します。

パラメータ:

size - 新しい Font のサイズ

戻り値:

新しい Font オブジェクト

導入されたバージョン:

1.2

deriveFont

public Font deriveFont(AffineTransform trans)

現在の Font オブジェクトを複製し新しい変換を適用することにより、新しい Font オブジェクトを作成します。

パラメータ:

trans - 新しい Font に関連した AffineTransform

戻り値:

新しい Font オブジェクト

例外:

IllegalArgumentException - trans が null の場合

導入されたバージョン:

1.2

deriveFont

public Font deriveFont(int style)

現在の Font オブジェクトを複製し新しいスタイルを適用することにより、新しい Font オブジェクトを作成します。

パラメータ:

style - 新しい Font のスタイル

戻り値:

新しい Font オブジェクト

導入されたバージョン:

1.2

deriveFont

public Font deriveFont(Map attributes)

現在の Font オブジェクトを複製し新しいフォント属性を適用することにより、新しい Font オブジェクトを作成します。

パラメータ:

attributes - 新しい Font に使用可能な属性のマップ

戻り値:

新しい Font オブジェクト

導入されたバージョン:

1.2

canDisplay

public boolean canDisplay(char c)

この Font が指定された文字のグリフを持つかどうかを判定します。

パラメータ:

c - unicode 文字コード

戻り値:

この Font で文字を表示できる場合は true、そうでない場合は false

導入されたバージョン:

1.2

canDisplayUpTo

public int canDisplayUpTo(String str)

指定された String を、この Font で表示できるかどうかを示します。Unicode エンコーディングの文字列の場合、特定のフォントで文字列を表示できるかどうかを確認することは重要なことです。このメソッドは、String str へのオフセットを返します。このオフセットは、欠如しているグリフコードを使用しない限りこの Font では表示できない最初の文字を示します。この Font ですべての文字を表示できる場合は、-1 が返されます。

パラメータ:

str - String オブジェクト

戻り値:

この Font で表示できない str 内の最初の文字を示す str へのオフセット。str 内のすべての文字をこの Font で表示できる場合は -1

導入されたバージョン:

1.2

canDisplayUpTo

public int canDisplayUpTo(char[] text,
                          int start,
                          int limit)

指定された text 内の start から始まり limit で終わる文字を、この Font で表示できるかどうかを示します。このメソッドは簡易オーバーロードです。

パラメータ:

text - 指定された文字の配列

start - 指定された文字配列への指定された開始オフセット

limit - 指定された文字配列への指定された終了オフセット

導入されたバージョン:

1.2

canDisplayUpTo

public int canDisplayUpTo(CharacterIterator iter,
                          int start,
                          int limit)

指定された String を、この Font で表示できるかどうかを示します。Unicode エンコーディングの文字列の場合、特定のフォントで文字列を表示できるかどうかを確認することは重要なことです。このメソッドは、String str へのオフセットを返します。このオフセットは、欠如しているグリフコードを使用しない限りこの Font では表示できない最初の文字を示します。この Font ですべての文字を表示できる場合は、-1 が返されます。

パラメータ:

text - CharacterIterator オブジェクト

start - 指定された文字配列への指定された開始オフセット

limit - 指定された文字配列への指定された終了オフセット

戻り値:

この Font で表示できる String オブジェクトへのオフセット

導入されたバージョン:

1.2

getItalicAngle

public float getItalicAngle()

この Font のイタリックの角度を返します。イタリックの角度とはこの Font のポスチャ (傾き) に最も一致するキャレットの逆傾斜です。

戻り値:

この Font の ITALIC スタイルの角度

関連項目:

TextAttribute.POSTURE

hasUniformLineMetrics

public boolean hasUniformLineMetrics()

この Font が均一のラインメトリックスを持つかどうかを判定します。論理 Font は、複合フォントの場合があります。複合フォントは、複数のコード範囲を網羅するために複数の物理フォントで構成されています。それらの各フォントは、別々の LineMetrics を持つ場合があります。論理 Font が単一のフォントの場合、メトリックスは均一です。

戻り値:

この Font が均一のラインメトリックスを持つ場合は true、そうでない場合は false

getLineMetrics

public LineMetrics getLineMetrics(String str,
                                  FontRenderContext frc)

指定された String および FontRenderContext で作成された LineMetrics オブジェクトを返します。

パラメータ:

str - 指定した String

frc - 指定した FontRenderContext

戻り値:

指定された String および FontRenderContext で作成された LineMetrics オブジェクト

getLineMetrics

public LineMetrics getLineMetrics(String str,
                                  int beginIndex,
                                  int limit,
                                  FontRenderContext frc)

指定された引数で作成された LineMetrics オブジェクトを返します。

パラメータ:

str - 指定した String

beginIndex - str の初期オフセット

limit - str の終了オフセット

frc - 指定された FontRenderContext

戻り値:

指定された引数で作成された LineMetrics オブジェクト

getLineMetrics

public LineMetrics getLineMetrics(char[] chars,
                                  int beginIndex,
                                  int limit,
                                  FontRenderContext frc)

指定された引数で作成された LineMetrics オブジェクトを返します。

パラメータ:

chars - 文字配列

beginIndex - chars の初期オフセット

limit - chars の終了オフセット

frc - 指定された FontRenderContext

戻り値:

指定された引数で作成された LineMetrics オブジェクト

getLineMetrics

public LineMetrics getLineMetrics(CharacterIterator ci,
                                  int beginIndex,
                                  int limit,
                                  FontRenderContext frc)

指定された引数で作成された LineMetrics オブジェクトを返します。

パラメータ:

ci - 指定した CharacterIterator

beginIndex - ci の初期オフセット

limit - ci の終了オフセット

frc - 指定された FontRenderContext

戻り値:

指定された引数で作成された LineMetrics オブジェクト

getStringBounds

public Rectangle2D getStringBounds(String str,
                                   FontRenderContext frc)

指定された FontRenderContext で、指定された String の境界を返します。この境界は、String を配置するために使用されます。

パラメータ:

str - 指定した String

frc - 指定された FontRenderContext

戻り値:

指定された FontRenderContext を持つ、指定された String のバウンディングボックスを表す Rectangle2D

導入されたバージョン:

1.2

関連項目:

FontRenderContext, createGlyphVector(java.awt.font.FontRenderContext, java.lang.String)

getStringBounds

public Rectangle2D getStringBounds(String str,
                                   int beginIndex,
                                   int limit,
                                   FontRenderContext frc)

指定された FontRenderContext で、指定された String の境界を返します。この境界は、String を配置するために使用されます。

パラメータ:

str - 指定した String

beginIndex - str の初期オフセット

limit - str の終了オフセット

frc - 指定した FontRenderContext

戻り値:

指定された FontRenderContext を持つ、指定された String のバウンディングボックスを表す Rectangle2D

例外:

IndexOutOfBoundsException - beginIndex が 0 より小さい場合、limit が str より大きい場合、または beginIndex が limit より大きい場合

導入されたバージョン:

1.2

関連項目:

FontRenderContext, createGlyphVector(java.awt.font.FontRenderContext, java.lang.String)

getStringBounds

public Rectangle2D getStringBounds(char[] chars,
                                   int beginIndex,
                                   int limit,
                                   FontRenderContext frc)

指定された FontRenderContext で、指定された文字配列の境界を返します。この境界は、指定された文字配列 (beginIndex および limit) で作成された String を配置するために使用されます。

パラメータ:

chars - 文字配列

beginIndex - 文字配列の初期オフセット

limit - 文字配列の終了オフセット

frc - 指定された FontRenderContext

戻り値:

指定された FontRenderContext を持つ、指定された文字配列のバウンディングボックスを表す Rectangle2D

例外:

IndexOutOfBoundsException - beginIndex が 0 より小さい場合、limit が chars より大きい場合、または beginIndex が limit より大きい場合

導入されたバージョン:

1.2

関連項目:

FontRenderContext, createGlyphVector(java.awt.font.FontRenderContext, java.lang.String)

getStringBounds

public Rectangle2D getStringBounds(CharacterIterator ci,
                                   int beginIndex,
                                   int limit,
                                   FontRenderContext frc)

指定された FontRenderContext で、指定された CharacterIterator 内のインデックス付き文字列の境界を返します。この境界は、String を配置するために使用されます。

パラメータ:

ci - 指定した CharacterIterator

beginIndex - ci の初期オフセット

limit - ci の終了オフセット

frc - 指定された FontRenderContext

戻り値:

指定された FontRenderContext を持ち、指定された CharacterIterator 内のインデックス付き文字のバウンディングボックスを表す Rectangle2D

例外:

IndexOutOfBoundsException - beginIndex が開始インデックス ci より小さい場合、limit が終了インデックス ci より大きい場合、または beginIndex が limit より大きい場合

導入されたバージョン:

1.2

関連項目:

FontRenderContext, createGlyphVector(java.awt.font.FontRenderContext, java.lang.String)

getMaxCharBounds

public Rectangle2D getMaxCharBounds(FontRenderContext frc)

指定された FontRenderContext で、最大の境界を持つ文字の境界を返します。

パラメータ:

frc - 指定した FontRenderContext

戻り値:

最大の境界を持つ文字のバウンディングボックスを表す Rectangle2D

createGlyphVector

public GlyphVector createGlyphVector(FontRenderContext frc,
                                     String str)

指定された String および FontRenderContext で作成された新しい GlyphVector オブジェクトを返します。

パラメータ:

frc - 指定した FontRenderContext

str - 指定した String

戻り値:

指定された String および FontRenderContext で作成された新しい GlyphVector

createGlyphVector

public GlyphVector createGlyphVector(FontRenderContext frc,
                                     char[] chars)

指定された文字配列および指定された FontRenderContext で作成された新しい GlyphVector オブジェクトを返します。

パラメータ:

frc - 指定した FontRenderContext

chars - 指定された文字の配列

戻り値:

指定された文字配列および FontRenderContext で作成された新しい GlyphVector

createGlyphVector

public GlyphVector createGlyphVector(FontRenderContext frc,
                                     CharacterIterator ci)

指定された CharacterIterator および FontRenderContext で作成された新しい GlyphVector オブジェクトを返します。

パラメータ:

frc - 指定した FontRenderContext

ci - 指定した CharacterIterator

戻り値:

指定された CharacterIterator および FontRenderContext で作成された新しい GlyphVector

createGlyphVector

public GlyphVector createGlyphVector(FontRenderContext frc,
                                     int[] glyphCodes)

指定された整数配列および FontRenderContext で作成された新しい GlyphVector オブジェクトを返します。

パラメータ:

frc - 指定した FontRenderContext

glyphcodes - 指定された整数配列

戻り値:

指定された整数配列および FontRenderContext で作成された新しい GlyphVector

finalize

protected void finalize()
                 throws Throwable

ネイティブ Font オブジェクトを破棄します。

オーバーライド:

クラス Object 内の finalize

クラス java.lang.Object からコピーされたタグ:

例外:

Throwable - このメソッドで生じた Exception