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2022年1月22日

バッテリーなんですぐ死んでしまうん?

正月、北海道から帰ってきて車の様子を見たら、完全にバッテリーが上がっていました。気づいたのはちょっと前(2022年1月10日の日記参照)くらいです。セルモーターは微塵も動かず、そもそもリモコンキーも効きません。ドアはカギで開けました。ドアを開けても室内灯すら点きませんね……。

今まで何度となくバッテリーをダメにしてきた悲しい経験から、これはバッテリー交換コースだと確信しました。またかよー。

JAFさーん

JAFに来てもらう間、暇だったのでバッテリーの電圧を測りました。電圧は2.16Vでした。これは乾電池でしたっけ??正常な車のバッテリーは12V前後(セル電圧2V程度x6セル)であり、放電終止電圧は10V前後(セル電圧1.8V程度x6セル)です。2.16Vがいかに論外な状態であるか、おわかりいただけるかと思います。


バッテリーの電圧2.16V

バッテリーから流れる電流も測りました。電流はほぼ流れていないか、クランプメーターの検出限界以下と思われます。余談ですが、このクランプメーターはゼロ点が狂ってきたようで、何も繋がず、ゼロ点補正なしだと -0.31Aになってしまいます。直し方がわからない。


バッテリーから流れる電流はほぼゼロ

JAFさんにエンジンかけてもらった後に電流を測りました。やはり電流はほぼ流れておらず、充電されているように見えません。バッテリーが死んでいるのか、エンジン始動直後のせいか?どっちでしょうね?


エンジンを掛けた後もほぼ電流はゼロ

バッテリーの液量インジケーターは元々どうなっていたのかわからなくて、正常か異常か判別できませんでした。


バッテリーの液量インジケーター

仮に液量が正常でも、過放電でサルフェーション現象が発生して電極が死んでいる(=充電ができない=次止めたらエンジンが掛からない)でしょうから、素直にバッテリー交換に行きますか。

バッテリー交換

近所のイエローハットまで20分くらい走って、エンジンを切ってみたところ、電圧は11.8Vとなっていました。ん?充電されている?もしかしてバッテリーは生きてたのかな?


20分くらい走行後のバッテリー電圧11.8V

このまま帰ってまたバッテリーが上がったり、旅先で立ち往生されるのは困るため、潔くバッテリーを交換しました。当たり前ですが交換後は12.6Vと元気な電圧になっていました。


交換後のバッテリー電圧12.6V

バッテリーは今載っているものと全く同じものを買いました。特に変更する理由もないし。はー、こんなことで35,000円の出費は痛いな……。

エラー表示

メーターを見ると、エラーEr IUが出てました。なんじゃろ?これ??


エラーIU

Facebookで会社の皆さまに教えていただいたところ、統合ユニットの通信エラーが発生したときに記録されるエラーとのこと。ずっと出続けていて気になりますけど、普通に走れて実害もなさそうなので、しばし放っておこうと思います。

編集者:すずき(2022/04/05 11:02)

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  • hdkさん(2022/01/27 23:48)
    2Vはさすがに何か照明を消し忘れたか漏電でもないとなかなかなさそうな気がします... 自分でハザード消し忘れをやらかした時は4Vで警告灯がぼんやり見える程度でした。以前帰省した時に親の車のバッテリーが上がっていましたが、1か月くらい乗っていない状態で、始動チャレンジ一発目にキュルっと音はしたので、測ってはいないけど開放電圧なら11Vぐらいはありそうでしたね。
  • すずきさん(2022/01/28 10:33)
    社外品のセキュリティをつけていて、そやつが割と待機電力を食っているみたいです。前回の交換のように 2V を切って 1V になってた(2020年 7月 28日)こともありますよ……。
    写真に写ってますが 85D23L というかなり大きめのバッテリーでして、普通は1か月放置した程度ではバッテリーは上がりません。でも私の車は 1か月放っておくとエンジンが掛からなくなります。バッテリーに優しくない車です。
    次の車を買うかどうかは知りませんが、もう社外の電装品は付けません……。
  • hdkさん(2022/01/28 22:23)
    おぉ、それはバッテリーに優しくない車、いや、社外品のセキュリティ... セキュリティ用に別のバッテリーを積んで、そっちはメインキーONの間だけ充電されるみたいな仕掛けにできたら良さそうですね。
    85D23Lだと、アイドリングストップ対応のiQの純正バッテリーQ-55Rと容量が近そうです。アイドリングストップはあんまり使わないので、次は55D23Rでもいいかななんて思っているところです。
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2022年1月17日

SPIディスプレイを動かしてみる

目次: RISC-V

昨年、秋月で買って放置していた、怪しい中華製のSPI接続ディスプレイ(MSP2807)がやっと動きました。制御用のホストとしてSiFive HiFive1を使いました。OSはZephyrというRTOSを使っています。

HiFive1ではLinuxが動かないのも理由の一つではありますが、SPIの制御だけならZephyrがちょうど良い規模感でしょう。大掛かりなアプリを動かしたければ、別のハード(HiFive1はRAMがたった16KBしかない!)とLinuxを持ってきた方が良いでしょう。


SiFive HiFive1(黒い方)とSPI接続ディスプレイMSP2807(赤い方)

写真のとおり、画面が点灯して書き換えもできた(青と緑の縞模様を描いている)ので、リセット、コマンドとデータは送れているようです。ホスト → ディスプレイの接続は合っていると思われます。

しかし、ディスプレイ側から何か読み出そうとするとALL 0になり何も読めません。ホスト ← ディスプレイの接続をどこかで間違えているのかな……??未だに理由がわからず直せないままです。

このディスプレイはILITEK ILI9341という液晶のドライバーICを使っています。ホストとの接続は何パターンか存在するのですが、

  • ドライバーICとボードの端子の接続
  • ドライバーICの設定ピン

が全く書いていないため、どのモードで動いているのか良くわかりません。イケてねえなあ。おそらく4-wireモード(SPI + コマンドかデータか示すGPIO 1つ)だと思われますが、確かめようがないです……。

メモ: 技術系の話はFacebookから転記しておくことにした。加筆。

編集者:すずき(2022/04/04 06:03)

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2022年1月16日

圧力鍋の圧力設定の意味

我が家の圧力鍋は圧力切り替え式でゲージ圧(大気圧 = 0kPaとする記法)で「低圧60kPa」「高圧100kPa」となっています。なぜこの数字なんでしょう?

正直に言って設定の意味を理解していなかったんですが、昨日の日記で飽和水蒸気圧曲線(添付の写真、Wagnerの式から導出)を見ていて、設定の意味に気付きました。


飽和水蒸気圧曲線(Wagnerの式を使用)

グラフの圧力軸はゲージ圧ではなく、絶対圧です。沸点は大気圧を100kPaとして、ゲージ圧+100kPaで概算しました。

  • 通常: 100kPa → 沸点約100℃
  • 低圧: 160kPa → 沸点約110℃(実際は113℃くらいか)
  • 高圧: 200kPa → 沸点約120℃

これはもう見たままですね。10℃刻みです。とてもわかりやすいですね。ゲージ圧150〜160kPa(絶対圧250〜260kPa)の鍋もありますが、さらに上の約130℃設定(実際は127℃くらいか)を意味します。

調理器具ですから、温度は切り良く、覚えやすく、メーカーが作りやすい設定値を選んでいるはずです。当然と言えましょう。

全く理解していませんでした

こんなにわかりやすく考慮してくれているにも関わらず、当のユーザーたる俺ときたら……。全く設定の意味を理解せずに「常に高圧の一択」ですからね。メーカーの設計者は泣いてしまいますね。

メモ: 技術系の話はFacebookから転記しておくことにした。一部加筆。

編集者:すずき(2022/02/28 00:27)

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  • hdkさん(2022/01/17 23:59)
    圧力鍋で米を炊く時は、100kPaで炊くと米が変色するのと、加圧に時間がかかるので、60kPaにしています。毎日のことなので常に低圧一択みたいなものです :)
    以前使っていた、カワチで2079円で買った圧力鍋は、単純なおもり式で80kPa固定で、気になるほどの米の変色はなかったように思います。
  • すずきさん(2022/01/18 14:29)
    なるほど、低圧はお米を炊くときに便利なんですね。
    圧力鍋、とりあえず使ってはいるけど、全力を出せていない気がします。

    カワチといえば、大学時代に買った皿、鍋が15年以上(つくば、大阪、東京)使えていて、値段に対する耐久力の高さに驚いています……。
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2022年1月15日

ハチミツ入りの飴とボツリヌス菌

ハチミツ入りの飴を食べていたら、パッケージに
「はちみつを使用していますので1歳未満の乳児には食べさせないでください。」
と警告があることに気づきました。ハチミツを乳児に与えてはいけないのは、比較的有名な話ハチミツによる乳児のボツリヌス症 - 消費者庁)だと思います。飴の形に加工されていてもやはりダメなのでしょうか?

乳児ボツリヌス症の原因はハチミツに含まれるボツリヌス菌の芽胞です。ボツリヌス菌「食品衛生の窓」 - 東京都福祉保健局によると、ボツリヌス菌の芽胞は熱に強く、殺菌には120℃4分間の加熱処理が必要です。

ハチミツ入りの飴の話に戻ると、

  • ボツリヌス菌の芽胞は土壌に広く分布している(ハチミツにも入る可能性はある)
  • 市販のハチミツは120℃4分間の加熱処理をしない
  • 飴も120℃4分間の加熱処理をしない

なるほど、殺菌するタイミングがなさそうです……。

一般のご家庭でボツリヌス菌を倒せるか?

通常の鍋では、水の沸点(100℃)を超える加熱処理は不可能ですが、圧力鍋を使った場合はどうでしょう?我が家の圧力鍋、パール金属H-3551(メーカーサイトへのリンク)をみると、高圧側100kPa、低圧側60kPaとあります。


飽和水蒸気圧曲線(Wagnerの式を使用)

120℃ の飽和水蒸気圧は198.7kPaのため、大気圧+100kPa = 約200kPaとすると、沸点は120℃まで達します。したがって圧力鍋のロックピンが上がり、圧力が規定値に達したときから、4分間以上加熱することで「一般のご家庭でもボツリヌス菌の芽胞は倒せる」と思われます。やるじゃないか、圧力鍋さん。

とはいえ圧力が必ず200kPaまで達する保証はありませんし、そもそも圧力鍋は殺菌装置ではないので、過信は禁物です。加熱後はちゃんと冷蔵して早めに食べましょう。

飴は……?

圧力鍋が凄いことはわかりましたけど、飴を圧力鍋で煮込むわけにはいきませんから、やっぱりハチミツ入りの飴を乳児にあげてはいけません。

編集者:すずき(2022/01/17 01:06)

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2022年1月14日

クリーンルームの火災

2020年10月の旭化成の半導体工場、火災事故調査報告書が出ていた報告書へのリンク)ので読んでみました。人に犠牲がなかったのは良かったなと思いますが、報告内容はなかなか衝撃的でした。

チタン除去装置部材の燃焼試験
各状況から火元の可能性が高い、とされた装置に対し、燃焼試験を行ったそうです。仕様上、筐体カバーは「難燃性ポリプロピレン」のはずが、難燃剤が検出されず、可燃性でした。仕様がウソなんて、そんなのありかよ……?という項目でした。全装置に燃焼試験なんてできませんし、もはや何を信じたら良いんだろう。
延焼の原因推定(クリーンルーム部材)
クリーンルームを構成する多くのプラ部材(パーテーション、HEPAフィルタなど)、半導体原料(アルコールなど)が可燃性で、延焼の原因と推定されています。
「装置一台の炎上から全棟延焼なんて、そんな設計ダメ!」
と言うのは簡単ですが、塩ビすら燃えていたようで、何の材質使えば良かったんだろ?って思いました。
延焼の原因推定(防火エリア)
通常火災に耐えうる家屋設計だっただろうし、防火エリアも設置されていたにも関わらず、防火エリアが耐えきれず全棟延焼ってのが衝撃的でした。

通常の部屋と違い、クリーンルームは強力なダウンフローがあるし、天井と床下で繋がってる点は特殊です。クリーンルーム火災なんてレアな事例、積み上げもなさそうです。火災まで視野に入れると、設計めっちゃ難しそうですね……。

メモ: 技術系?の話はFacebookから転記しておくことにした。

編集者:すずき(2022/04/04 17:16)

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