今まで、いわゆる日本語配列のキー配列のことを漠然と JIS 配列と呼んでいましたが、どうもこれは正確ではないようです。
技術者たるもの、規格を粗末に扱ってはいけませんよね??
JIS 配列を定めているのは JIS X 6002-1980「情報処理系けん盤配列」です。この配列を見ると一目瞭然ですが、アルファベット、スペースなどは一致するものの、他のキーは全く違う位置にあったり、そもそもなかったりします。規格書は有料(1,100円)ですが、PFU のサイトで JIS 配列の図をタダで拝めます。
JIS X 6002 のキーボード配列(PFU のサイトより)
PFU のサイトへのリンク:
https://www.pfu.fujitsu.com/hhkeyboard/pfutechreview/section3.html
現状、主流の日本語キー配列は OADG(The PC Open Architecture Developers Group)が規格化した配列です。OADG は 2004年に解散していますが、規格書は Internet Archive で見ることができます。
Internet Archive: OADG テクニカル・リファレンス ハードウェア編 1991年へのリンク:
https://archive.org/details/OADG1991/
規格の付録 A を見ると、
の 3つが書かれています。市販のキーボードは、各社ともに適当に魔改造しているため、OADG 規格と全く同じキー配列のキーボードは存在しないと思います。たぶん。
実例を出すと、Logicool K295 はかなり 109A に近いです。しかし、右 Windows キーが欠けています(このタイプ、俗に 108 キーなどと呼ばれていますね)。
FILCO Majestouch も素直な 109A に近いですが、右 App キーがなく、右 Windows キーが Fn キーに置換されています。
FILCO Majestouch Convertible 2 のキー配列
私の場合は、最下段は 左 Ctrl, 左 Win, 左 Alt, スペース, 右 Alt, 右 Ctrl しか使わないので、K295 や Majestouch のように使わないキーが欠けていても気になりませんが、使う人からすると、何てことするの!?という気分になるでしょう。
さらに言うと、無変換、変換、ひらがなキーも使わないので、使っているキーの種類だけ考えたら、いわゆる英語配列(OADG 104 型)で十分に思えます。しかし日本語配列で練習したため、英語配列は記号類を間違えまくります。私物で購入したことはありません。打てて損はないので、もうちょい修行しても良いかもしれませんね……?
メモ: 技術系の話は Facebook から転記しておくことにした。写真追加、加筆。
先日の在宅勤務環境改善(2021年 2月 12日の日記参照)にて、デュアルディスプレイにしたところ、ノート PC 本体が邪魔になってしまったので、机の上からどけました。
当然、ThinkPad 本体のキーボードには手が届きませんから、ワイヤレスキーボード Logicool K295 を買いました。Amazon で 1,900円くらいでした。K295 は変なキーも少ないし、静かで良いですが、キーの認識が渋いです。私の場合、打鍵力が足りず人差し指担当のキー(T, U など)の誤打が多発してイライラします。
買ってすぐ買い替えるのもどうかと悩みましたけど、あまりに誤打が多く慣れるまで辛そうだったので、さっさと諦め FILCO の Majestouch 赤軸を買いました。ヨドバシで 15,000円くらいでした。Majestouch はキーが戻るとき&底打ちしたとき「カーン!」と響く鐘のような音がやかましい以外は、非常に良いキーボードです。
今まで、キーボードは 標準的なキーボード(※)であれば、高くても安くても使い心地が気になることはないと思っていました。しかし今回 K295 がどうも合わなかったことから、実は自分とキーボードの相性って結構あるのか?と疑問に感じるようになりました。
(※)OADG 109A 型の配列で、カーソルキー、ファンクションキー等の位置を移動していないキーボードのこと。
まずはキーボードの使用履歴を書き出してみます。
相性とか全く気にならなかった。
誤打しやすかった。
まともに打てなかった。
以前 K340 や HHK で懲りて、特殊なキー配列のキーボードに触らなくなったので、コンパクト系のキーボードの利用歴はほぼゼロです。そもそもまともに打てないし、レビューできません。
ほとんど PC 付属キーボード、ノート PC のキーボードばかりです。これはもしや、勝手に安物だと思いこんでいた PC 付属の標準キーボード、実は質が高かったのではなかろうか?
大事な製品に標準で付属するものですし、高級ではないにせよ、あまりに変なものはつけませんよね。これが答えなのでは、という気がしてきました。
Slideshare を初めて使いました。LinkedIn のアカウントが必要なのは知りませんでした。偶然 LinkedIn のアカウントを持っていたので、すんなり登録できました。
試しに USB Type-C, USB PDケーブルとお友達になろうをアップロードしました。ダウンロードもできるし、スライド置き場として優秀ですね。みんな使うわけだ……。
スライドの話もしておくと、USB Type-C ケーブルがどうして何種類もあって、値段が全然違うのか、気になったので調べたことをまとめたものです。USB 初心者なので間違ってたらすみません。
最後まで分からなかったのは USB Power Delivery の 3A/5A ケーブルを見分ける方法です。何か無いんでしょうか。当然 USB PD のアナライザで見ればわかりますよ?でもアナライザなんか普通の人は持ってませんよ。パッケージから出した途端に見分けが付かなくなるなんて、一般消費者からしてみたら辛すぎません?
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