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linux-next で ROCK64 のオーディオが動かない、その 5

  • 2018年 10月 14日 - I2S と クロックレジスタ
  • 2018年 11月 10日 - I2S の DMA 問題と、残りの 3つの問題
  • 2018年 11月 11日 - I2S2 を認識しない問題解決(DMA チャネル数の問題だった)
  • 2018年 11月 28日 - I2S1 が動かない問題解決(クロックゲート定義のバグを直した)
  • 2018年 11月 29日 - アナログオーディオが動かない問題解決(ACODEC ドライバがなかったから移植)
  • 2018年 12月 23日 - 44.1kHz の PCM を再生できない問題解決(GPLL クロック定義のバグを直した)
  • 2019年 1月 5日 - 32kHz → 44.1kHz の順で PCM を再生できない問題解決(fractional divider の実装を変えた)

ROCK64 のアナログオーディオが動いた

先日(2018年 11月 28日の日記参照)の続きです。linux-next で ROCK64 のアナログオーディオ出力から音が出ました。残る問題は 1つでした。

  • I2S1 はなぜか動かない → 2018年 11月 28日に解決
  • I2S2 は SPDIF と資源が衝突して認識しない → 2018年 11月 11日に解決
  • ACODEC は TRM に何も情報が載っていない

3番目の「ACODEC は TRM に何も情報が載っていない」を回避しました。

ACODEC は I2S 信号をアナログオーディオ信号に変換するハードウェアです。仕様を秘密にするようなハードウェアではないと思いますが、TRM(Technical Reference Manual)に記載がありません。無いものは仕方ないので、rockchip-linux からドライバを移植しました。

残念ながら rockchip-linux はカーネルバージョンが 4.4 と古く、ACODEC ドライバを linux-next に持ってきてもビルドできませんので、適当に直しました。ALSA SoC のドライバを作った経験があって良かった。うん。

とりあえずアナログオーディオは動いたのですが、昨日の日記にも書いた通り、44.1kHz 系を再生すると ACODEC がおかしくなる仕組みは謎のままなので、まだ完成とは言えないです。

ROCK64 はまだまだおもちゃとして遊べそうです。

[編集者: すずき]
[更新: 2019年 2月 13日 00:26]
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linux-next で ROCK64 のオーディオが動かない、その 4

  • 2018年 10月 14日 - I2S と クロックレジスタ
  • 2018年 11月 10日 - I2S の DMA 問題と、残りの 3つの問題
  • 2018年 11月 11日 - I2S2 を認識しない問題解決(DMA チャネル数の問題だった)
  • 2018年 11月 28日 - I2S1 が動かない問題解決(クロックゲート定義のバグを直した)
  • 2018年 11月 29日 - アナログオーディオが動かない問題解決(ACODEC ドライバがなかったから移植)
  • 2018年 12月 23日 - 44.1kHz の PCM を再生できない問題解決(GPLL クロック定義のバグを直した)
  • 2019年 1月 5日 - 32kHz → 44.1kHz の順で PCM を再生できない問題解決(fractional divider の実装を変えた)

ROCK64 の I2S1 が動いた

先日(2018年 11月 11日の日記参照)の続きです。linux-next で ROCK64 の I2S1 が動きました。残る問題は 2つでした。

  • I2S1 はなぜか動かない
  • I2S2 は SPDIF と資源が衝突して認識しない → 2018年 11月 11日に解決
  • ACODEC は TRM に何も情報が載っていない

1番目の「I2S1 はなぜか動かない」の原因が判明しました。

I2S1 だけ死んでいた原因は、日記のコメントで T4 さんに指摘いただいていた通り、RK3328 のクロックゲートの定義がバグっていたことでした。linux の開発 ML に修正パッチをブン投げておきました。先週のどこかで取り込まれたっぽいです。良かった。

RK3328 のクロック分周器はかなり対応範囲が広いので、単純にシステムクロック=fs * 256 とすれば、44.1kHz 系を再生するときシステムクロックが 11.2896MHz になり、48kHz 系を再生するときシステムクロックが 12.288MHz になって、うまく再生されるだろうと考えました。

やってみると 48kHz 系は正常に動作しますが、44.1kHz 系を流すと EINVAL を返してきて、なぜか ACODEC までおかしくなり、リセットするまで一切音が出なくなります。イケてないです。

クロックのレジスタは GPLL * 147 / 6400 = 11.2896MHz に正しく設定されているのに、なぜかクロックドライバは 11.289599MHz だと報告してくるので、サウンドドライバが 44.1kHz の整数倍じゃないと判定して EINVAL を返しています。

良く見ると GPLL の周波数も 491.519999MHz という変な値になっています。なぜ 491.52MHz じゃないのか?491.52MHz なら先ほどの割り算は割り切れるはずなんですけどね。

あと 44.1kHz 系を再生すると ACODEC がおかしくなる仕組みも謎です。ACODEC とクロックに何か関係があるのだろうか?また今度追ってみますか。

メモ: 技術系の話は Facebook から転記しておくことにした。少し加筆。

[編集者: すずき]
[更新: 2019年 2月 13日 00:25]
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  • T4 
    まずは、おめでとうございます。

    いきなりですが、本題にはいります
    https://kernel.googlesource.com/pub/scm/linux/kernel/git/next/linux-next/+log/master/include/dt-bindings/clock/rk3328-cru.h
    https://github.com/rockchip-linux/kernel/commits/release-4.4/include/dt-bindings/clock/rk3328-cru.h

    上の二つを見比べてみて下さいな
    (上のには、如何にも日本人ぽい人がいるが 貴方かな?)

    ---

    オイオイ、一年も前に解ってた話じゃないか
    私は、これみてムッときたね。
    *) 前回の11日時点では既に解かってたけど、敢えて書かなかった
     あまりネタばらしが過ぎると、貴方の楽しみを奪うことになるからね

    以前、Torvalds が、"メンテも碌にしないくせにツリーにだけは入れたがる" って中指立てて怒ってた
    その気持ちが、私にもよくわかるよ。

    ---

    > 11.289599MHz だと報告してくるので…
    律儀に端数まで返してくるので、こんなの↓使って誤魔化してるみたいよ
    sound/soc/rockchip/rockchip_i2s.c
     div_bclk = DIV_ROUND_CLOSEST(mclk_rate, bclk_rate);
    うろ覚えなので、もしかしたらハズレかもしれない…
     
    (2018年12月04日 10:00:27)
  • すずき 
    ありがとうございます。Linux のコミットログに出ている名前は私ですね。

    クロック周りではありませんが RK3228 がデグレしたというメールも貰っているので、私のような素人がいじるより Rockchip の人たちが linux-next に入れてくれれば良いんですけども…。

    DIV_ROUND_CLOSEST は rockchip-linux を見ているときに発見しましたが、まだ試していないです。こんなんで動くならもうそれでいいかとも思っています。。。 
    (2018年12月05日 02:04:10)
  • すずき 
    RK3228 じゃなくて RK3288 だった。 
    (2018年12月05日 02:19:07)
  • T4 
    やっぱり貴方でしたか、ご苦労さまでした。

    > クロック周りではありませんが RK3228 がデグレしたというメールも貰っているので…
    > Rockchip の人たちが linux-next に入れてくれれば良いんですけども…。
    望み薄だと思うな
    ビジネス上必要だから仕方なくやってるだけで、貢献しようとか言う気持など 更々無いようにしかみえない。

    ----

    > 整数倍じゃないと判定して EINVAL を返しています。

    DIV_ROUND_CLOSEST で効果あるのは↑部分だけだね、次に進めるようになるだけで↓には効果なしです

    > なぜか ACODEC までおかしくなり、リセットするまで一切音が出なくなります

    そもそも詳細仕様が不明だから、対処方法は人夫々になるだろうね
    コレが正解というのは無いと思う。

    私も、該当の症状が消えた時点で その対処方法で良し として、
    もうそれ以上は追ってない。
     
    (2018年12月05日 09:20:25)
  • すずき 
    Linux に contribute するかどうかは、
    企業の判断によるので、仕方ないですね…。

    rockchip-linux があるだけマシなのかもしれません。

    ACODEC はまだ追っていませんが、TRM に仕様も何もないので、
    ご指摘の通り、正解は不明ですね。Rockchip の方々が登場するまでは、
    とりあえず動けば良いんじゃないかと思っています。 
    (2018年12月10日 12:33:16)
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電車広告

山手線の新型車両の車内広告は、横並びの 3つの液晶ディスプレイを使いますが、各社で広告の見せ方が違って面白いです。

左から並べたとき、

  • 動画A、B、C(日テレ、日産)
  • 動画A、A、A(シスコ、モビット)

動画、静止画の混在パターンもありました。

  • 静止画a、動画A、静止画a(Google、JR)
  • 動画A、静止画a、動画A

静止画のみのパターンもあります。

  • 静止画a、b、c(シースリー)
  • 静止画a、a、a(官公庁)

不思議なもので、3画面全て動画じゃなくても見栄えはします。しかし同じ静止画にされると、映っているものに関わらず、手抜き感を強く感じます。

メモ: 技術系の話は Facebook から転記しておくことにした。

[編集者: すずき]
[更新: 2018年 11月 27日 23:42]
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