makeの変数名
日付と何の脈絡もありませんが、Google検索で探しづらいmakeの変数名をメモしておきます。
- $@
- ターゲットファイル名。
- $%
- ターゲットがアーカイブメンバだったときのターゲットメンバ名。
- $<
- 最初の依存するファイルの名前。
- $?
- ターゲットより新しいすべての依存するファイル名。
- $^
- すべての依存するファイルの名前。
- $+
- Makefileと同じ順番の依存するファイルの名前。
- $*
- サフィックスを除いたターゲットの名前。
- `$(@D)'
- ターゲットファイル名のディレクトリ部分の末尾のスラッシュを除去したもの。
`$@' の値が `dir/foo.o' なら `$(@D)' は `dir' になります。
`$@' にスラッシュが含まれないとこの変数の値は `.' になってしまいます。
- `$(@F)'
- ターゲットファイル名のディレクトリ内ファイル部分。
`$@' の値が `dir/foo.o' なら `$(@F)' は `foo.o' になります。
`$(@F)' は `$(notdir $@)' と同等です。
- `$(*D)'
- `$(*F)'
- 語幹のディレクトリ部分とディレクトリ内ファイル部分で、先の例では `dir' と `foo' になります。
- `$(%D)'
- `$(%F)'
- ターゲットアーカイブメンバ名のディレクトリ部分とディレクトリ内ファイル部分。
`archive (member)' という形式のアーカイブメンバがターゲットの時のみ用を成し、
memberにディレクトリ名が含まれる場合のみ有用です。
(ターゲットとしてのアーカイブメンバーの項を見て下さい。)
- `$(<D)'
- `$(<F)'
- 最初の依存関係のディレクトリ部分とディレクトリ内ファイル部分。
- `$(^D)'
- `$(^F)'
- 全依存関係のディレクトリ部分とディレクトリ内ファイル部分の各リスト。
- `$(?D)'
- `$(?F)'
- 依存関係のうちターゲットより新しいもの全てのディレクトリ部分とディレクトリ内ファイル部分の各リスト。
日記検索システムで引っ掛けられればラッキーですが、引っかからなかったらこのメモも探せなくなってしまうジレンマ……。