Visual Studio Community 2015をインストールしてみたので、適当なプロジェクトを作成して、デバッグしようとすると「アクセスが拒否されました」と怒られました。なんだ、いつのまにこんなことに…?
どうもプロジェクトをsambaの共有ドライブ上に作成していたのが良くないようで、生成されたexeファイルを直接実行しようとしても「アクセスできません」と怒られてしまいます。
Sambaのデフォルトの設定だとWindows側からファイルを作成すると全てのファイルがパーミッション0755で作成されてしまい、実行ファイルでもないファイルに実行権限が付いてしまいます。
これはLinuxからファイルを見る時に非常にウザいので、私の環境ではSambaの設定にcreate mask = 0644を追加しています。しかし、この設定だとexeファイルもパーミッションが0644で作成されてしまいます。
Sambaはパーミッション0644をWindowsのACLに変換するとき「実行権限が無い」と解釈するため、Windows側が「実行してはいけないファイルを実行するな」と怒っているようです。
Linux側から手動でexeファイルのパーミッションを644から755に変更すると、実行できるようになりますが、ビルドの度にパーミッションが644に戻るので、毎回変更しなければならずダルくてやっていられません。
逆にWindows側から実行権を付けようと [プロパティ] - [セキュリティ] - [編集] ボタンから、実行権限を付加しても、ファイルのパーミッションに全く反映されません。
この問題に半日悩んでいたのですが、実は非常に簡単な設定がありました。
Sambaの設定にacl allow execute always = yesを加えれば解決しました。このオプションは名前の通り、ファイルは常に実行可能、と解釈するオプションのようです。
なぜか日本語のヘルプが見あたらないのですが、最近追加されたオプションなのでしょうか?まあ、今となってはどうでも良いですが…。
ちなみにSambaの設定ファイルは /etc/samba/smb.confです。もし現在のSambaの設定の一覧を調べたければtestparmコマンドを使ってください。便利です。
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