生物が活動する目的の一つとして「圧倒的多数派を維持し続けること」があると思います。
例えば圧倒的多数に至るために人類は、目に入った他者を滅ぼす、という手法を取りました。策は功を奏し、人類は急激に増えましたがあまりに攻撃的すぎて自身の首も絞めています。人類は圧倒的多数を維持できる程の力を持たない種なのかも知れません。
まあ、人類が生物の覇者か否かは時間が証明してくれるのでさておいて。
周りを攻撃して滅ぼす方法で未来が望めないなら、周りと共生することで覇道を歩む生物はいないのでしょうか?自分は、共生する生物はいずれ攻撃的な生物にやられて消えるものだと思っていたのですが…、実は意外と近く成功者が居たのでした。
その名はミトコンドリアです。ミトコンドリアは酸素からエネルギーを生む器官です。一説によれば古代に存在したバクテリアが細胞内に取り込まれ、共生を始めたことが起源だと考えられているそうです。その説を信じるならミトコンドリアは真核生物(細菌類を除いたほぼ全ての生物)と共存し続ける生物と言えます(※)。
細菌の一派として生きる道もあったでしょうけれど、真核生物との共生を追いに追って「この世の全ての真核生物と一蓮托生の関係を築くこと」に辿り着いたのでしょう。ミトコンドリアはこの世の覇者たる生物に到達したと言えるかもしれません。
(※)ミトコンドリアは独自のDNAを持ち、分裂によって増えます。しかし細胞外では生存できず、独立した生物ではありません。この際どこから生物と呼ぶかは曖昧にしておきましょう…。
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