大下さんと「宮廷のみやび 近衛家1000年の名宝」という特別展(東京国立博物館 平成館)を見に行きました。その名の通り近衛家という公家に伝わる様々な美術品が展示されています。
近衛家は、かつての摂関政治を牛耳り「日本は俺の物ですが何か?」と言い切った藤原家の流れを汲んでいる、いわゆる超名家ってやつです。一般人には縁もゆかりもありません。
中には「いよぉ、元気でやってる?」くらいの手紙も大層に飾ってあります。それでも書いた人が貴族とか天皇とか上皇ともなると、美術品の一種となるのでしょうね。
美術品はいまいち分からないものが多いのですが。今回見た中では近衛家熙(※1、※2)の「隷書心経」に感動しました。字がうますぎて、最初、印刷か何かだと思ったさ。家熙は何でも屋さんだったみたいですが、書家としてかなり有名みたいです。
賀茂人形や銀細工雛道具といった細かく小さい細工品が飾ってあるのを見ると、今も昔もそしてこれからも相も変わらず、日本人は小さくてかわいい物が大好きなんだなと思います。その形は変われども。国民性ですねえ。
(※1)このえ いえひろ [1667-1736] 、江戸時代の公家。Wikipedia「近衛家熙」の項を参照のこと。
(※2)(2/18更新)「ひろ」の字が環境によっては豆腐に…と書いていましたが、日記をアップデートした段階(EUC-JP -> UTF-8の変換)で潰れて出ていませんでした。諦めて当て字を書いておきます。
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