久しぶりに作業に参加しました。久しぶりに日の光に当たったから疲れました…。
帰りに研究室によってUSBから電源供給するケーブルを持ってきましたので、先日(2006年5月3日)動かなかったポータブルHDDの動作を確認できました。これでUSBに二つのディスクが接続された環境が得られました。早速実験です。
さてRAIDを組むに当たって、二つ同時にアクセスが発生することが考えられます。そこで USB接続のディスクに対する同時アクセスは速度面で得なのか?を確かめました。まず単独で各デバイスの速度を計測します。UATA100接続のディスクhda1を比較対象として載せました。
# hdparm -t /dev/hda1 /dev/hda1: Timing buffered disk reads: 186 MB in 3.02 seconds = 61.51 MB/sec # hdparm -t /dev/sda1 /dev/sda1: Timing buffered disk reads: 92 MB in 3.01 seconds = 30.59 MB/sec # hdparm -t /dev/sdb1 /dev/sdb1: Timing buffered disk reads: 70 MB in 3.00 seconds = 23.32 MB/sec
二つのディスクのアクセス速度を加算しても、バスの帯域上限(480Mbps = 60MB/s)に達しないので、遅くならないだろうと思ったら意外にも10MB/s以上遅い結果が得られました。
# hdparm -t /dev/sda1 /dev/sda1: Timing buffered disk reads: 66 MB in 3.07 seconds = 21.47 MB/sec # hdparm -t /dev/sdb1 /dev/sdb1: Timing buffered disk reads: 52 MB in 3.04 seconds = 17.08 MB/sec
原因としてUSBというのはそもそも、同時に複数デバイスを読みに行くパターンを苦手とするのか、それとも単にhdparmの結果が不正確なだけなのか、のどちらかが考えられます。hdparmの影響を確かめるにはDirect I/Oでファイルを書き出す程度の簡単なベンチマークプログラムを書いてみればわかるのかな?
ソフトウェアRAIDが速度にどの程度影響するのかも気になるため、ストライピング構成を使ってより実環境に近い値を測ろうと思います。まあこの程度の構成ならば影響ないと信じたい…。
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